はじめての一人暮らし。ワクワクする人も多いかもしれませんが「初期費用はいくらかかるの?」「家具や家電はどうやって選べばいいの?」など、さまざまな不安を抱えていることでしょう。
一人暮らしを成功させるためには、初期費用を準備して、自分に合った家具や家電を選ぶことが大切です。
この記事では、一人暮らしの初期費用や家具・家電選びのコツを紹介します。 念願の一人暮らしを気持ちよくスタートできるように、ぜひ最後まで読んでください。
目次
一人暮らしは大変?かかる費用を把握しよう
はじめに、一人暮らしにかかる費用を解説します。
初期費用はどのくらいかかる?
一人暮らしの初期費用は、”おおよそ50万円かかる”といわれています。
下記は、一人暮らしにかかる初期費用の項目と相場です。
項目 | 費用相場 |
住宅に関わる初期費用 ・敷金、礼金 ・仲介手数料 ・前家賃 ・火災保険料 ・鍵交換費用 ・保証会社利用料 など | 約32万円 |
引越し費用 | 約2〜6万円 |
家電 | 約7〜10万円 |
家具やインテリア | 約5万円 |
生活用品・雑貨 | 約3〜5万円 |
上記の費用相場では、合計約49〜58万円となっています。
大きくウェイトを占めるのは、住宅に関わる初期費用です。こちらは、家賃によって大きく変動しますので注意しましょう。
ちなみに、初期費用として支払う「敷金」については、退去するまでに部屋をキレイに保てれば丸々返ってきます。
食費や光熱費の平均はどれくらい?
次に、一人暮らしの食費や光熱費についてご紹介します。
国の調査データによると、2019年度において、34歳以下の一人暮らしでかかる食費と光熱費の平均金額は下記のとおりです。
一人暮らしの場合、毎日自炊するのは難しいかもしれません。外食やテイクアウトなどが増えてしまうこともあるでしょう。
そのため、実家暮らしの頃から自炊している人や料理好きな人は、毎日自炊をすることで食費をもっと抑えられる可能性があります。
一人暮らしの家具選びのコツ
次に、一人暮らしをするときの家具選びのコツを3つ紹介します。 一人暮らしをはじめるときは、自分好みの部屋にしたいと考える人が多いでしょう。
「リビングテーブルとローテーブルがあればおしゃれだな」や「くつろげるようなL字ソファが欲しいな」など、さまざまな希望がありますよね? しかし、希望を叶えるのは当分先の話であることを覚えておいてください。
自分が欲しい家具をすべて揃える場合、先ほど例に挙げた一人暮らしの初期費用の「家具・インテリア:7〜10万円」を優に超えてしまうでしょう。
まずは、自分自身と相談して最低限必要だと思う家具やインテリアのみを買い揃えましょう。
部屋のイメージにあった素材・色選び
家具選びのコツ1つ目は「部屋のイメージにあった素材や色選びをする」ことです。
特に色選びは重要で、どのような部屋のイメージにしたいかによって、選ぶべき色が異なります。
- 王道で清潔感のあるイメージにしたいなら「白」など
- モダンで落ち着きのある雰囲気にしたいなら「黒」「茶色」など
- 可愛らしくキュートな部屋にしたいなら「黄色」「黄緑」など
部屋と家具の色合いを統一して、全体的にまとまった部屋を目指すことをおすすめします。
また、家具同士の高さを合わせるのもポイントです。壁に家具を並べたときに凸凹な高さでは、統一感のない雰囲気になってしまいます。
家具の高さに悩んだときには、低い背丈の家具をチョイスしてみましょう。天井までの距離ができて、部屋全体を広く見せることができます。
部屋に収まるようにサイズを測る
2つ目のコツは「家具を配置する場所のサイズを測る」ことです。
家具を購入する前に、まずその家具を部屋のどこに置くのかを決めましょう。配置場所が決まったら、その場所に収まる家具を探すために縦・横・高さなどのサイズを測ります。
そして、そのサイズにマッチした家具を探しましょう。 これは心地よい空間を作り上げるために重要なポイントですが、サイズを測らないで家具を購入し、失敗してしまう人も珍しくありません。
特に失敗しやすいのはベッドやソファーなどの大きな家具です。小さな家具はサイズを間違えてしまっても別の場所に移動させることで問題解決できますが、大きな家具はそうもいきません。
いざ楽しみにしていた家具が届いたのに「配置場所に収まりきらない」なんてことがないように、事前にサイズを測ってその場所に収まる家具を見つけてくださいね。
落ち着く空間に!照明にはこだわろう
家具選び3つ目のコツは「照明にこだわる」ことです。
照明の種類によって、部屋の雰囲気はガラリと変わります。
- ポピュラーな照明が好きなら「シーリングライト」など
- リッチで大人な雰囲気を出したいなら「スタンドライト」「シャンデリア」など
- おしゃれな雰囲気を楽しみたいなら「スポットライト」「ペンダントライト」など
また、電球の色にも「昼白色」や「昼光色」「電球色」など種類があります。お部屋の雰囲気に合わせて選んでみてくださいね。
一人暮らしの家電選びのコツ
続いて、家電選びのコツを3つご紹介します。
家電選びも家具を選ぶときと同じように、まずは必要最低限の家電のみを購入することを心がけましょう。
現代では技術も進化しているため、自動食洗機や自動掃除機など便利な家電がたくさん発売されています。しかし、これらを購入してしまうと大幅に予算オーバーしてしまいますので気をつけてくださいね。
必要なものだけセット買い
一人暮らしをするときの家電は、セット買いをおすすめします。必要最低限の家具がセットになって販売されていて、お得に購入できるからです。
家電量販店では「新生活応援家電セット」などと銘打って、家電のセット販売を行っています。また、インターネットのECサイトなどでも売られているため探してみてください。
そして家電をセット買いしたら、ほかに足りない家電だけを単品で購入しましょう。実家で使っていない家具を譲ってもらうことでも、初期費用を大幅に浮かすことができます。
料理はする?冷蔵庫のサイズに注意
一人暮らしの場合、冷蔵庫のサイズは「100L以上」の大きさを選ぶのが一般的です。
ただし、自炊をしようと考えている人は、調味料や作り置きした料理などを冷蔵庫に入れることを考慮して「150〜250L」程度の大きさを選びましょう。
また、自炊はしなくても冷凍食品をよく食べるという人も「130〜150L」程度の大きさの冷蔵庫がおすすめです。
反対に、100L以下の小さい冷蔵庫は、飲み物を数本入れたらいっぱいになってしまいます。そのため、毎日買い物に行って野菜などを冷蔵庫に入れない人におすすめです。
このように、自分の生活習慣などに合わせて冷蔵庫のサイズを選びましょう。
掃除機は意外と使わない?
契約する賃貸物件によっては、あまり掃除機を使う機会がない可能性もあることを覚えておきましょう。
掃除機といえば、掃除用具として必需品だと考えている人も多いかもしれません。そのため、ほとんどの家庭で必ずある家電製品といえます。
しかし、一人暮らしをする賃貸物件の壁や床が薄く、掃除機をかけることで苦情が来てしまった経験をした人も少なくありません。
その結果、掃除機は使えなくなり、代わりにクイックルワイパーなどで簡単に掃除を済ませる人もいます。
そうなれば高いお金を出して掃除機を購入しても無駄になってしまうため、賃貸物件の様子を把握してから購入するようにしましょう。
快適な空間を作って一人暮らしを満喫しよう
この記事では、一人暮らしの初期費用や家具・家電選びについてご紹介しました。
実家を出てはじめての一人暮らし。緊張するかもしれませんが、自分だけの生活がはじまると思うとワクワクしますよね。
しかし、念願の一人暮らしに浮かれていて、初期費用の準備や家具・家電選びで失敗しないように注意しましょう。
本記事でお伝えした家具・家電選びのコツを念頭に置いて、自分に合ったものを選んでいけば、きっと快適な空間を作れるはずです。心地よいお部屋で、一人暮らしを満喫させましょう。
参考:e-stat|政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 単身世帯