ほとんどの人にとって、人生のなかで最も大きな買い物は「家」でしょう。
後悔のない家を建てるためには、自分たちのライフスタイルに合った住まいを手に入れることが大切です。新築の注文住宅であれば自由に設計できるため、より理想に近い住まいをとことん追求し、実現させることができます。
せっかくのマイホームを手に入れるのであれば、できるだけ快適に暮らしたいもの。当然、快適に暮らすための「設備」は充実させたいものですよね?
この記事では、新築住宅を建てるうえでおすすめの設備と、実はイマイチな設備を詳しく紹介していきます。
目次
第1位:食器洗い乾燥機
家族が多い家庭に、ぜひおすすめしたいのが食器洗い乾燥機です。
食洗機を導入すると、食器洗いの手間と時間が大幅に省けます。洗剤などで手荒れなどに気を使う人にもぴったりの設備です。
しかも手洗いでは扱えない高い温度と強力な水圧を使うので、汚れを早くきれいに落とせて、さらに水道代が節約できるのが大きな魅力です。
毎日の洗い物も、食器洗浄乾燥機によってその負担を大幅に解消できるため、食器の後片付けを寝ている間に済ませたい人は、ぜひとも取り入れてみたい設備です。
当社イチ押しの「Miele食器洗い機」は、注文住宅だからこそ実現する高機能なビルトイン食器洗い機です。施工事例も豊富なので、もっと家事をラクにしたい方はぜひチェックしてみてください。
第2位:土間収納
玄関から土間続きになっている収納スペースのことを、土間収納といいます。
収納場所としての広さは、1畳〜1畳半程度でも収納が可能です。オープン型かクローゼット型かによって、可動棚や照明などの設備や収納するものが変わってくるでしょう。
玄関は長い時間を過ごすわけではない場所ながら、来客や荷物の受け取りなど人の目が気になる場所でもあります。
そのため、大量の荷物を収納するというよりは、整頓しやすいスペースづくりを心がけるとよいでしょう。
玄関から地続きの土間収納は、ベビーカーやゴルフバック、スタッドレスタイヤ、自転車、重量のある宅配物の一時的な置き場としてうってつけです。
第3位:浴室乾燥機
浴室乾燥機は、冬場の寒い浴室を温めることや、乾燥機能によってカビや結露を抑えることができます。
ほかにも屋外に洗濯物を干せない梅雨の時期や、花粉の強い日でも数時間で洗濯物を乾かすことができるため、洗濯物がたまってしまう悩みもなくなるでしょう。
特に共働きで洗濯物を日中取り込むことができない人の悩みを解決できるため、非常に重宝されています。
浴室暖房乾燥機は、新築を建てた後に追加で設置すると高額の出費を伴うため、あらかじめ設計担当者に相談をしておきましょう。
第4位:シューズクローク
家族が多い家庭では、広めのシューズクローゼットが必要になってくるでしょう。
玄関脇にシューズクローゼットを設置することで大量の靴の整理がしやすくなり、玄関がすっきりして、掃除もしやすくなります。
スペースがあれば、傘やブーツ、子どもの外で使うおもちゃ、趣味の道具なども収納することができます。
間取りを検討する段階から、屋内に置けないものを収納するスペースを確保しておくと日常生活が便利になります。
玄関は限られた面積にもかかわらず、物の種類と数が多い場所。壁に据え付けられた下駄箱だけでは、ほとんどの家庭で不足を感じるでしょう。
だからこそ小物から大物まで、たっぷりと収納できるシューズクロークがおすすめです。
広さや棚の種類は使用目的をはっきりとさせてから選択すると、より有効利用ができるシューズクローゼットになります。
第5位:IHコンロ(IHクッキングヒーター)
IHクッキングヒーターは、電源を入れてすぐに鍋やフライパン全体が温まる優れものです。ボタン一つで設定した火力を持続し、意外と火力があるため調理しやすく便利です。
IHクッキングヒーターの最大のメリットは、火を使わないこと。小さい子どもや高齢者がいる家庭でも安心して利用できます。
紙や衣類が接触しても燃えないため、IHクッキングヒーターで火事が起こる心配もありません。
天板がフラットなため、濡れたタオルでさっと一拭きして掃除できるのも魅力。使用した後のお手入れがかなり楽になります。
さらにオール電化によってランニングコストも抑えられるでしょう。
IHクッキングヒーターと昔ながらのコンロの違いを知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
第6位:モニター付きインターホン
モニター付きのインターホンがあると、玄関を開けて直接確認しなくても誰が来たのかすぐわかるため、とても安全な暮らしにつながります。
モニター付きのインターホンには小さなテレビ画面のようなモニターがついており、そのモニターを見るだけで訪問者をすぐに確認できます。訪問者が誰かをわかった状態で会話できることは、防犯対策として大変役立ちます。
留守の多い家庭では録画機能付きを設置しておけば、不在時の訪問者をチェックできるため、留守番をする子どもがいる家庭ならより安心です。
2階以上の建物の場合、子機をつけておくと2階で家事をしているときでも、訪問者への対応がすぐにできて便利です。
第7位:玄関の電気錠(電子キー)
電子錠とは、リモコンやICカード、暗証番号などによって玄関のカギを開け閉めする機能がついたカギのことです。
カギを取り出す必要がないタイプもあり、子どもでも簡単に操作することができます。
電気錠の最大のメリットは、電気信号による開閉を行うことです。バッグやポケットに入れたままで使うことができ、事故防止にもつながります。
両手に荷物を持っていたり、子どもを抱っこしながらでもカギを取り出さずに玄関ドアを開け閉めできるため、子育て中のママや高齢者にも重宝する設備でしょう。
うっかり鍵を閉め忘れてしまうといった防犯対策にも、オートロック機能がついているタイプの電気錠があり、おすすめです。
付けて失敗した設備集
「導入して良かった!」と感じる設備がある一方で、実際に使ってみたらイマイチだったという声が多い設備・施工も存在します。
意外に使い所が難しい「親子扉」
玄関ドアの種類で、左右両側で大きく開閉できる「親子扉」。
片開きに比べて導入費用が数万円アップするにもかかわらず、大きな荷物はリビングの掃き出し窓から入れることもできるので、使っていない人が多いようです。
機能性とのバランスが難しい「リビング階段と吹き抜け」
吹き抜けの構造は、一見「開放感があって素敵だな」という印象があります。
その反面、暖房効率が悪く電気代がかかります。また「電球交換がしづらい」「掃除がしにくい」など、使い勝手の悪さが目立つ場合もあります。
階段も構造によっては転落の危険があり、転落防止のための柵や強化ガラスを設置することになったり、思い通りのデザインができない場合もあります。
一方で気密性とデザインのバランスが優れていれば、注文住宅ならではの優れた造形にもなります。デザインを活かせるかは工務店の腕次第と言えるでしょう。
TIMBER YARDでは、開放的な吹き抜けの施工事例が豊富にあります。
ロフト
ロフトは収納スペースとしては非常に高評価なのですが、熱気がこもりやすいデメリットがあります。特に夏は、趣味の部屋や寝室として使用するには難しいでしょう。
また天井が低かったり、掃除しにくいといった使い勝手の悪さもあり、せっかく設置しても使わないようになりがちです。
ロフトをつくる場合は、使用用途や状況をしっかり想定して、設置することをおすすめします。
新築を快適な家にするために適切な設備を選ぼう
この記事では、新築にぜひ導入したいおすすめ設備7選を紹介しました。
「どのようなマイホームにしていきたいか?」を家族でじっくり話し合って、必要な設備を決めましょう。その中で、本当に必要かどうかを迷う設備も出てくるかもしれません。
後で必要だと思って新たに設置しようとすると、建築段階でつけるよりも高額な費用がかかることがあります。
その場合は事前に設計担当者に相談し、はじめから設備をつくるべきものと後から追加できるものとを教えてもらい、予算に照らし合わせて検討することをおすすめします。
実際に生活するイメージを可能な限りふくらませて、あってよかったと思える設備を選択しましょう。
新築を予定されている人も、リフォームを検討されている人も、ぜひ参考にしてくださいね。