「オープン棚が乱雑なのでおしゃれに飾りたい」「棚にスペースが余っていて使い切れていない」「そもそもオープン棚って、どのように使うもの?」など、このような悩みや疑問がある方は多いのではないでしょうか。
今回は、オープン棚をおしゃれに見せるテクニックや飾り方をご紹介します。
棚をおしゃれに飾れば、個性の光った特別感のある空間に近づけます。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
オープン棚とは
オープン棚とは、扉のついていない棚のことです。
収納など実用的なスペースにしたり、お気に入りのものを飾ったりと、工夫次第で自由な楽しみ方ができるため、自分らしさを表現できる場所になるでしょう。
オープン棚には、壁に取り付けるタイプやボックスタイプ、シェルフタイプなどさまざまな種類があります。
配置する場所は人の目線に近いことが多いため、来客からも注目されやすくなります。
オープン棚が整っていれば部屋全体の雰囲気も洗練された印象になるため、飾り方次第で部屋の印象が左右されるでしょう。
オープン棚を飾る前に決めておくこと
オープン棚を飾る前に、下記で紹介する4点を決めておくことが大切です。
先に決めておけば、誰でも手軽に棚の装飾にチャレンジできます。
オープン棚の用途
まずはオープン棚の用途を決めましょう。
用途が決まれば、ほかの3点もスムーズに決められます。
オープン棚の用途は主に3つあります。
- 飾り棚として使用
- 収納として活用
- 部屋の間仕切りとして使用
オープン棚の配置場所
次に、オープン棚の配置場所を決めましょう。
例えば、収納として置き型タイプのオープン棚を使用するのであれば、棚を置くためのスペースが必要です。
ソファーとの高低差やダイニングテーブルとのバランスを考えながら設置場所を検討しましょう。
また、オープン棚を部屋の間仕切りに使用する場合、実用性とインテリア性を兼ね備えた場所にすれば、部屋全体の雰囲気が引き締まります。
さらに飾り棚として使用するならば、目線が集まるフォーカルポイントがおすすめです。
自分好みにアレンジしたり、季節に合わせてインテリアを変えたりして、部屋のコーディネートを楽しめますよ。
オープン棚に置くもの
オープン棚には「置くアイテム」「置く量」「部屋全体の物の量」のバランスが大切です。
部屋に物がなくて洗練された空間なのに棚に収納するものや装飾が多いと、部屋全体のバランスが悪くなります。
反対に、家具が多い部屋の中にシンプルすぎるオープン棚があれば、物足りない雰囲気になるのです。
棚全体が整った印象にするためには、オープン棚に飾るものと収納するものを明確に分けて、部屋全体の物の量を調整しましょう。
下記はオープン棚に置くアイテムの一例です。
- 写真、アート、ポスター
- 花器
- 観葉植物
- バスケット、ラック
- オブジェ
オープン棚のカラー
オープン棚を飾る前に、棚のカラーにも気を配りましょう。
棚のカラーに合わせて置くアイテムの色味が変わるからです。
例えば、木製や茶系の棚であれば、あたたかみのある穏やかな雰囲気に。
海外を連想させるおしゃれなオブジェやアートなどを飾ると、シックで落ち着いた雰囲気を演出できます。
また白など寒色系の棚であれば、ガラスの小物を置いてクリアな雰囲気を演出できますし、あえて濃いトーンのオブジェを置けばインパクトを与えられます。
棚のカラーでも部屋全体の雰囲気は変わるため、吟味して飾りましょう。
オープン棚をおしゃれに見せるテクニック
オープン棚をおしゃれに見せるコツは「飾る」と「収納する」をうまく融合させること。
つまり、見せる部分と見せない部分のバランスが大切です。
ここからはそのテクニックを紹介します。
ひとつでも取り入れていただければ、棚の印象がガラッと変えられますよ。
置き方を工夫する
オープン棚で大切なのは置き方を工夫することです。
置き方は最も重要ですが、下記の方法ですぐ取り入れられます。
シンメトリーや三角形を意識する
雑貨などを置く場合は、「左右対称」や「三角形」を意識して飾りましょう。
本や植物など置く素材が違っても、これらの配置方法を意識すればバランスがよく、整った印象を与えるからです。
例えば、中心に大きいものを1点置いてその左右に小さいものを1点ずつ配置すれば、統一感が生まれて計算されたおしゃれな棚になるでしょう。
高低差を意識する
ものを置くときは、棚が単調にならないように高低差を意識することが大切です。
横のラインであれば、本などは背が高いものばかり置くのではなく少し小さい本を挟んで置いたり、数冊重ねて寝かせたりなどするとよいでしょう。
奥行きを感じさせたい場合は、手前に背の低いもの、奥に背の高いものを置くなどを意識して、リズムよく飾るのがポイントです。
ボリュームのあるものは下に置く
オープン棚に棚が数段ある場合、ボリュームがあるものは下に置きましょう。
ボリュームのあるものを中段や上段に置くと棚全体のバランスが悪くなり、ちぐはぐな印象が生じます。
人が1番目にいく場所は中段です。
つまり、中段にインテリア性のあるものを置けば注目を集めやすく、センスのよい棚に仕上がります。
余白を作る
洗練された印象を与えるテクニックは、余白を意識することです。
物を置きすぎず抜け感を作ることが大切です。
例えば、お気に入りの雑貨をいくつも並べて置くのではなく、引き立てるためにあえて1点だけ置いてみましょう。
そうすることで、雑貨の魅力を目立たせられます。
空間があると、「何か置かなければ!」と感じるかもしれません。
しかし、何も置いていない部分が数カ所あることで置いているものの魅力をより引き出し、洗練された美しいインテリアになるのです。
カラーをそろえる
インテリアコーディネートではカラーも重要な要素のひとつ。
棚に飾るものの色味をそろえれば、素材が違うものであっても統一感が生まれて、おしゃれな雰囲気がつくり出せます。
例えば、収納をメインにするならば、カゴやバスケットの素材や色をそろえるのは鉄則です。
また、オープン棚に背板がついているものならば、リメイクシートやクロスを貼って好みの色に統一させるのもよいでしょう。
メインカラーを1~2色に整えれば、失敗せずにすてきなオープン棚が作れます。
好きなものは統一感を意識して配置する
オープン棚は好きなものを飾って、部屋の個性を出せる棚でもあります。
つまり、置くものは見るだけで気分が上がるものでなければ意味がありません。
お気に入りの雑貨であれば、フォーカルポイントに置くだけで注目されます。
収納として使うならば、好みのバスケットにそろえましょう。
出し入れするたびにテンションが上がりますよ。
統一感を意識しながら「自分基準」で置けば、あなたが思い描く理想のインテリアに近づきます。
オープン棚をおしゃれに飾れば理想のインテリア空間が実現!
オープン棚の用途はさまざまですが、おしゃれに飾るにはテクニックが必要です。
しかし難しいことではなく、簡単で手軽にできるテクニックがいくつもあります。
飾り方を意識するだけでオープン棚の見え方がまったく変わるため、ぜひチャレンジしてみてください。
コツさえつかめば、理想の空間づくりが実現できますよ。