テレビまわりのインテリアを制するものは、リビング全体のインテリアを制するといっても過言ではありません。
家族団らんする場所であり、来客からの視線も集中しやすい場所であるためです。
しかしいざインテリアを決める場合、どんな雰囲気にすればいいのか困ってしまうもの。
今回は、テレビまわりをおしゃれにみせる工夫や注意点、実例をご紹介します。
目次
なぜテレビまわりのインテリアを工夫したほうがいいのか?
テレビまわりのインテリアにこだわる理由には、主に以下の3点が挙げられます。
- 住み心地を左右する
- 来客時にセンスが問われる
- 風水の観点から、運気がアップする場合がある
テレビまわりが乱雑だと、仕事から疲れて帰ってきたときにゆっくりテレビを見たくてもリラックスできません。
また、来客時リビングに招く際は最初にテレビまわりが目に留まります。
スタイリッシュで統一感があれば、居住空間がスッキリ見えてセンスを感じられます。
どちらの場合も視覚の効果により居心地の良さに直結するのです。
また風水上、テレビは周囲のインテリアを工夫すると運気が上がるといわれています。
必ずインテリアにこだわらないといけないわけではありません。
しかし、視覚からの影響や風水などが気になるならば、インテリアを工夫したほうがよいでしょう。
テレビまわりのインテリアがおしゃれに見える4つの工夫
インテリアを決めるのは悩ましい方もいるでしょう。
しかしおしゃれに見せる工夫を取り入れれば、難しいことはありません。
スッキリとした空間を意識しながら以下のポイントをひとつでも取り入れてみてください。
収納を工夫する
テレビまわりの収納を工夫すれば、おしゃれさがアップします。
家族が多いほど、必要なものをテレビ周辺に置きたいと思うものです。
お子さまがいる家庭であれば、テレビまわりにあるおもちゃなどは木製や淡い色目の収納を活用しましょう。
テレビ周辺をスッキリ見せられ、誤飲等も防げるので一石二鳥です。
また、映画鑑賞が趣味であれば、お気に入りのDVDやグッズなど壁面に見せる収納を取り入れても良いでしょう。
雑貨に気を配る
テレビまわりは意外に殺風景になりやすいため、こまごまとした雑貨を置きたくなる方もいるでしょう。
その場合はなるべく「小さすぎる雑貨を置かないこと」「置くものは2~3個以内にすること」を心がけてください。
目に見える位置に雑貨があれば癒されるもの。
しかし離れた場所でテレビを視聴している場合は小さすぎて目に入らなくなり、少し煩わしい存在になってしまう場合も。
雑貨を置くのであれば、テレビ周辺にあっても気を取られないものにしましょう。
観葉植物を取り入れる
スタイリッシュかつ温かい雰囲気にするなら、観葉植物を取り入れましょう。
観葉植物は電磁波を吸収する作用があるといわれていることから、風水の観点からみても運気アップするアイテムです。
小さな可愛らしい植物をテレビ台に置いたり、大きめな植物ならテレビ横に置いてみたり、天井から吊したり、置き方はさまざまです。
照明を工夫する
テレビまわりの照明を工夫すれば、おしゃれ度がアップします。
テレビ裏や天井にライトを設置するとテレビが浮き出ているような感覚になり、部屋に奥行きがうまれ臨場感が増します。
天井から下にライトを照らすならば、テレビの後ろの壁を照らすようにセッティングしましょう。
壁から光が反射して、部屋全体が明るい印象になります。
またリラックス効果を演出するなら、電球色がオススメです。
オレンジの光がろうそくの灯りのような雰囲気で包み込み、安らぐ空間に早変わりします。
テレビまわりのインテリアの注意点
テレビまわりのインテリアにおける重要なポイントは、空間をスッキリみせることです。
その際に気をつけるのは、以下の3点です。
掃除しやすさを心がける
スッキリした見た目は掃除しやすさに繋がります。
テレビがある空間は、日常生活をおくる場所でもあるのです。
雑貨の置き過ぎや照明があまりにも高い位置にあると、掃除が十分に行き届かず手間がさらにかかることも。
インテリアを決めるなら、掃除しやすさという観点もふまえて考えましょう。
風水を考慮する
注文住宅で家を建てる場合、風水の観点から設計する人もいますが、インテリアも同様です。
風水上、電磁波を発生させる家電は「気を乱すもの」と考えられています。
したがって、テレビも強い影響を与える家電のひとつです。
風水の観点から住宅を考えたい場合は、テレビを置く場所や周辺の雑貨には考慮したほうがよいでしょう。
配線を考える
テレビまわりのインテリアを考える際は、配線に注意が必要です。
テレビ周辺機器は意外に多く、配線が混み合いがち。
そのため、スッキリとした空間を乱す要因にもなり、掃除が困難な場合もあります。
注文住宅の場合は、配線を隠す工夫や掃除しやすさを考えて設計してくれるので、不安があれば相談しましょう。
真似したくなるテレビまわりのインテリア実例
上記のポイントをおさえておくと、インテリアを考えるときにさまざまなテイストから好きなものを選べます。
下記でインテリアのポイントをおさえた、3つのスタイルをご紹介します。
壁掛けの場合
近年増えてきている壁掛けスタイル。
テレビ台の掃除の手間が省け、配線を一切見せないのでまるでテレビそのものがインテリアになじんでいる雰囲気があります。
設計の段階で壁掛けスタイルの希望を伝えれば、美しいテレビまわりが実現します。
- 写真やポスターなどでテレビが浮かないようにアレンジできる
- テレビ周辺の壁紙や材質を工夫できて、唯一無二のテイストを表現できる
- モジュールなど天井や壁に飾るタイプのインテリアが映える
北欧スタイルの場合
温かみのある北欧スタイル。
自然との調和を感じられる演出ができます。
北欧らしいファブリックや、木製のテレビ台や雑貨を取り入れればそれだけで北欧スタイルが完成され、アレンジの幅が多い点も魅力。
- テレビよりも高さのある観葉植物を置く
- 白を基調としたカラーなど、明るく柔らかい色調を意識する
- 木製と金属、布など、異素材の雑貨を組み合わせる
モダンテイストの場合
シックで大人っぽさのあるモダンテイストは、生活感がない雰囲気かつスタイリッシュさを演出できます。
インテリアに無垢材を使用したり壁紙にはくすみカラーを選んだりして、オリジナル感が出せるのもポイントです。
- オリジナル感を出すために、雑貨は自分らしさを表現できるもの1点か2点にする
- 照明やアートを工夫して、テレビまわりをギャラリーのような雰囲気に演出できる
- 無垢材×アイアン素材など、異素材をテレビ周囲に取り入れる
テレビまわりのインテリアにこだわって、オリジナル感を楽しもう!
テレビまわりのインテリアは居心地の良さに直結します。
まずは好きなものを考えてみて「スッキリした空間」を意識すれば、あとはアレンジの幅は自由自在。
ライフスタイルやテレビを観る頻度に合わせたインテリア選びを楽しんでください。