ボタニカルインテリアで家に緑の彩りを!植物の選び方や家具配置のポイントを伝授

    植物を主体とした緑溢れる雰囲気を作れるボタニカルインテリア。

    自然の息吹を部屋のいたるところで感じられるので、家にいながら森の中のようなリラックス感を得られるのが魅力です。

    この記事では、ボタニカルインテリアの特徴や活かし方、初心者でも簡単に実践できるインテリアテクニックについて紹介します。

    ボタニカルインテリアとは

    ボタニカル」には「植物・植物性」という意味があります。

    シャンプーやケア用品でも聞いたことのある言葉ではないでしょうか。

    インテリアにおけるボタニカルは、植物を主体として構成された空間を指します。

    壁紙・カーテンなどに葉や花柄の模様を入れたり、多彩な観葉植物やハーバリウムなどで棚の上を彩ったりと、空間の中で植物の主張を強めていくのがインテリアの特徴です。

    ボタニカルインテリアを作るときのポイント

    ボタニカルインテリアを実現するには、ただ闇雲に植物要素を取り入れれば良いというわけではありません。

    素敵なボタニカルインテリアを実現するためのテクニックを紹介します。

    自然派の素材主体でコーディネート

    ボタニカルインテリアの自然豊かな雰囲気を左右するのが家具です。

    例えば、たくさんの植物の中にプラスチック素材のテーブルや椅子という組み合わせ。

    たしかにおしゃれですが、自然が豊かというよりは、現代感・都会感を融合させたモダンな印象になります。

    ボタニカルらしさを引き出すのであれば、家具類も自然素材で合わせるのがおすすめ。

    無垢材のテーブルや椅子などは自然の魅力を演出しやすいため、ボタニカルインテリアによく馴染みます。

    アンティーク調を多めに取り入れる

    アンティーク調の家具が置かれたLDK

    ボタニカルインテリアはアンティーク家具との相性が良いのも特徴です。

    レトロな雰囲気は植物系のインテリアと調和しやすいため、積極的に取り入れましょう。

    歴史ある高価なアンティーク家具を買うのも良いですが、雰囲気だけを楽しみたい人は、アンティーク加工した家具やレトロ風な雑貨と組み合わせてレイアウトしてみるのもおすすめです。

    植物は細かく配置

    大きな植物を目立つ場所に置いたら、残りの植物は小〜中サイズをあちこちに点在させましょう。

    部屋がグリーンで囲まれてボタニカルな雰囲気たっぷりになります。

    本物の植物が多いと世話が大変なので、手軽に楽しみたい人は「フェイクグリーン」を選択するもの手。

    また、植物そのものでなくても、緑色の小物雑貨や植物の絵といったアイテムを混ぜても、ボタニカルインテリアは実現できます。

    植物は種類・鉢をバラバラにする

    鉢の種類が違う植物

    植物を飾る場合、種類や鉢はバラバラにするのがおすすめです。

    外にある自然な状態の植物も、それ単体で一つの空間を埋めることはありません。

    ボタニカルインテリアも同様にそれぞれバラバラに組み合わせて、本物の植物同様の変化を出してみましょう。

    窓際にはグリーンを豊富に

    窓際に置かれている植物

    窓際は日の光が入るため、植物の環境にぴったりです。

    日の光が植物を育てるだけでなく、日光と植物の組み合わせは見た目にも美しくなります。

    ボタニカルの「自然観」がぎゅっと濃縮された場所になるため、窓辺にはなるべく多めの植物を飾ってみましょう。

    ハンギングプラントも積極的に取り入れる

    照明と一緒に天井からするされた植物

    ハンギングプラント」とは、吊した植物のことを指します。

    植物といえば植木鉢に入れるのが一般的ですが、上からツタ系植物を吊すのもおしゃれです。

    植物を本来の生育環境に近い姿で飾ると、よりボタニカルな印象が強くなります。

    飾り鉢も豊富に用意されているので、ぜひ気に入った品種を取り入れてみましょう。

    バスルームをボタニカル風に

    植物の置かれたバスルーム

    ボタニカルを取り入れるのは、生活スペースだけとは限りません。

    おすすめはバスルーム+ボタニカルの組み合わせ!

    バスルームに植物の気配がたくさんあると水回り特有の生活感がなくなり、リゾート気分を楽しめます。

    防水プレイヤーで鳥の鳴き声や風の音などを流せば、より雰囲気が増すでしょう。

    和室もボタニカルと相性抜群

    観葉植物が置かれた和室

    畳の部屋でも植物でいっぱいのボタニカル調を実現できます。

    畳の部屋でボタニカルを取り入れるポイントは、「和」に何のテイストをプラスするのかを意識すること。

    例えば和+エスニックなら、インテリアは籐や麻といったアジアンテイストな自然素材でまとめ、植物も家具に合わせます。カラフルな色や葉の大きな南国系の植物を多めに置くと良いでしょう。

    和+大正ロマン風にするなら、家具はアンティークの重厚感がある物を選び、植物はミニ盆栽やコケ、アジサイ、生け花といった日本らしい植物を組み合わせるときれいにまとまります。

    ボタニカルインテリアにおすすめのアイテム

    ボタニカルインテリアは植物を多く取り入れることが大切ですが、取り入れ方に工夫を加えることで、オリジナリティ溢れる楽しい空間になります。

    ボタニカルインテリアに導入したいおすすめアイテムについてご紹介します。

    クリアプレート

    ボタニカルインテリアは植物の多さが魅力ですが、配置バランスが悪いと雑多な印象になりやすく、部屋が狭く見えてしまいがちです。

    ところどころにクリアプレートを使うことで、植物をおしゃれに飾りつつちょうど良い抜け感を得ることができます。

    クリア素材と植物の相性はとても良く、植物の持つ涼しげな印象を強調できるのもポイントです。

    植物を飾る照明

    飾られた植物に照明をあてることで、日の光に照らされるときとは違う植物の神秘的な雰囲気が引き立ちます。

    ✓スポットライトを植物にあてる
    ✓フェアリーライトを植物に絡ませる

    などの配置テクニックで、おしゃれな演出をしてみましょう。

    海外風のグリーン壁紙

    海外インテリアでよく見かける植物の壁紙は、ボタニカルインテリアの部屋にぴったりな組み合わせです。

    壁一面が植物一色になるため、よりボタニカルの雰囲気が増します。

    ただし派手な壁紙は壁全面に貼ると、少しうるさい印象になりかねません。

    貼るのであれば、アクセントクロスとして一面のみに貼るのがおすすめです。

    ボタニカルインテリアで自然の雰囲気を楽しもう

    南国間のある植物が置かれたリビング

    今回はボタニカルインテリアの特徴や配置テクニックについて紹介しました。

    自宅にいても外のような開放感を感じることができ、植物に囲まれることで癒やし効果が得られたり、シーズンプラントが季節感を与えてくれたりとメリットも豊富です。

    お部屋に何か植物をプラスしたいと考えている人は、ぜひ素敵なボタニカルインテリアを実現してみてくださいね。