お酒を飲むのが好きな人は、一度は「自宅にバーを作りたい!」という夢を描いたことがあるでしょう。
自宅バーがあれば、プライベートな空間で好きなだけ晩酌を楽しんだり、気の合う仲間を呼んでパーティーを開いたりと、贅沢な生活を楽しめるようになります。
この記事では、自宅バーの特徴や暮らしのメリット、バースペースを実装する方法などについて解説します。
目次
自宅バー(ホームバー)とは?
自宅バーとは、文字通り自宅の一角をバースペースにする間取りのこと。
キッチンの一角を改造してバーカウンターやバーテーブルを設置することが多く、必然的にリビングダイニングに作ることが前提になります。
自宅バーを作る費用は?
自宅バーを作る費用は、理想とする間取りや導入設備のグレードによって大きく変動するので、一概には言えません。
おしゃれなシステムキッチンを導入すると、通常80〜120万円程度の金額が必要になり、それに加えてオーダー家具や調理設備などを全て揃えると、合計で200〜300万円程度になることも。
ただし、注文住宅の場合は全体の見積りに含めて予算を調整できるので、途中から設備を追加していくよりもはるかに安い値段で作ることができます。
コストカットの相談も可能なので、予算と理想のバランスに合った家を作れるのが最大のメリットです。
自宅バーを作るメリットとは?
機能面ではダイニングキッチンと大差ない自宅バーですが、わざわざ作るメリットとは何なのでしょうか?
自宅バーを作ることで起こる生活の変化を3つのポイントで解説します。
気の合う仲間が集まる場所を作れる
自宅バーの一番の魅力は、人を招きたくなる魅力的な雰囲気にあります。
プライベートな空間に気の合う仲間を招いて晩酌をすれば、最高の時間を過ごせること間違いなし!
普段の生活でつい不足しがちな会話・交流の機会を作れますし、近況報告や悩み相談をすれば絆も深まります。
人が集まる楽しい空間を手に入れられるのが何よりの魅力でしょう。
こだわりの料理とお酒を作れる
自宅バーは100%自分のわがままを通せる調理スペースなので、お気に入りのお酒と料理に囲まれたこだわりの空間を作れます。
使う食材や調味料、調理の手順、飲むお酒など、全て自分好みのスタイルに染めることができます。
美味しい料理を探求する料理研究の場所にしても良いですし、年代物の貴重なお酒を保管するコレクション部屋にしてもOK。
大好きな料理・お酒と真剣に向き合える贅沢なスペースが手に入ります。
見せるインテリアでおしゃれ度アップ
自宅バーの大きな特徴は、「見せる収納」を採用していること。
単純に収納スペースが増えているだけでなく、何気なく陳列されたお酒や食材、グラスなど、飾っている全ての収納物がインテリアの役割も担っています。
全体の雰囲気もおしゃれにまとまりますし、印象的なバーがリビングにある設計はとても個性的。
おしゃれさと機能性のバランスを両立しつつ、過ごしていて楽しい空間に仕上げることができるのです。
自宅バーを作る前に考えておくべきこと
自宅バーは闇雲に作ってもイマイチな仕上がりになってしまうので、事前にゴールを明確化しておくことが大切です。
ここからは、理想の自宅バーを完成させるために前もってイメージしておきたいポイントを解説します。
どんな雰囲気を作りたいか?
一口に自宅バーと言っても、目指すべき雰囲気によって導入する家具・設備・雑貨の種類は大きく異なります。
…など、事前にどんな雰囲気のバーを作りたいのかを明確にしておくことが大切。
「対面カウンター型」か「ダイニング型」かなど、もてなし形式によってバーの間取りは変化します。
いつ・誰が・どのように使うか?
自宅の一角をバーにするのであれば、誰がどれくらいの使用頻度で使うのかも事前にイメージしておきましょう。
夫婦二人でたまに晩酌を楽しむ程度であれば、そこまで大掛かりな設備・スペースは必要ないかもしれません。
賃貸物件のDIYでも実例が多々あるように、1〜2畳程度でも十分立派なバースペースは作成可能です。
逆に使用頻度が多いヘビーユーザーである場合は、なんとなく作った机や空間の大きさが合わず、窮屈な使い心地になってしまう可能性も。
自身でどんなバーライフを送りたいかを思い描きながら、必要な設備・広さを逆算して考えてみてください。
ゲストの人数はどれくらいか?
ゲストを家に招く場合、毎回どれくらいの人数を招くのかも大切な要素の一つ。
一度に招くゲストの人数によって、
- 冷蔵庫の大きさ
- 調理スペースの広さ
- テーブルサイズ
- 収納棚の数
…などが決まります。
LDKの中でキッチンスペースをどれくらい割り当てるのかが決まれば、ほかの空間のインテリアや間取りもバッチリ決まるもの。
キッチンの大きさだけでなくリビング全体の雰囲気も重視して、自分とゲストが居心地の良い空間を作ってみましょう。
おしゃれな自宅バーを作るポイントとアイテムを紹介
ゲストの目を引くおしゃれな雰囲気の自宅バーを作るコツを紹介します。
いかにもバー風な雰囲気を作るために欠かせないアイテムも合わせて紹介するので、理想の自宅バー作りの参考にしてみてくださいね。
アイランドキッチンで対面型のバーを作る
自宅バーの大定番とも言える配置が、アイランドキッチンとカウンターテーブルを組み合わせた「ゲスト対面型」のスタイルです。
キッチンの反対側にオーダー設計のテーブルを付ければ、超本格派のバーが完成!
ゲストの人数によってカウンターテーブルの奥行き・高さ・椅子の配置などを細かく計算するのも楽しいです。
独立タイプのキッチンは施工コストが少し高いですが、見た目のインパクトが強いのでぜひ挑戦してみたい設計タイプ!
そこまで攻めた設計じゃなくても良い人は、通常のI型キッチンにキッチンカウンターを増設したり、カウンターではなく普通のダイニングテーブルにするのもおすすめです。
照明にこだわって居心地の良い空間を
リラックスムードを作りたい人は、自宅バー周辺に配置する照明にこだわり抜いてみましょう。
「照明コーディネートが自宅バーを制する」と言っても良いくらい、照明が与える印象は強いです。
普通の蛍光灯がポツンと一つ付いているだけではもったいないので、吊り下げ式のペンダントライトや、壁付けタイプのレトロなオレンジ電球などを使って、光をおしゃれにレイアウトしましょう。
淡い光にはリラックス効果があるので、わざと室内を暗くしてキャンドルを灯すのもおすすめ。
バーカウンターの裏側にLED電球を仕込み、間接照明によって本格的なナイトバーにするのも良いアイデアです。
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見せる収納でセンスの良さをさりげなく演出
おしゃれ度をさらにアップさせたいなら、見せる収納スペースのインテリアにも力を入れてみましょう。
- 多種多様なお酒をあえてゲストから見える位置にディスプレイ
- 上段収納にワイングラスを整列して並べる
- 調味料を無造作に配置
工夫を凝らしたインテリアを作ってみましょう。
ゲストが座る位置から見える景色をイメージすれば、自然とおしゃれな配置のパターンが見えてくるはず!
逆に見られたくないものはキッチン側に配置しておけば良いでしょう。
専用設備を導入してロマンを追求
やりたいことを全部実現したいなら、飲食店さながらの本格設備を入れてみるのもあり。
- ワイン好きなら大型のワインセラー
- 肉料理が好きならローストビーフ専用の回転オーブン
- 隠れ家風和食バーなら埋め込み型ビールサーバー
といった具合に、贅沢で豪華な設備の導入を検討してみましょう。
レトロなジュークボックスなど、調理に直接関係のない設備でもOK!
先にやりたいことをリストアップしておけば、オーダー設計するときにもスムーズに要望を伝えられます。
パーティー仕様でゲストをおもてなし
自宅バーと合わせてパーティー仕様の設備や装飾を検討してみるのもおすすめです。
大型プロジェクターを導入してスポーツバー風にしたり、音響と光の演出を工夫してDJブースのようにすれば、ゲストの過ごし方がさらに多様化します。
カウンターバーだけでなく、ソファ、立食エリアも実装すれば、自由に移動できる飲食スペースに早変わり!
飾りつけやインテリアを細かく変えられるようにしておけば、季節・イベントごとにパーティーを開きやすくなります。
TIMBER YARDで理想的な自宅バーを追求しよう
この記事では、自宅バーの特徴や魅力、作り方のアイデアを一挙に紹介しました。
多彩な設備とインテリアの組み合わせがあるので、設計の自由度は無限大。
「これが正解!」という設計パターンは存在しないので、自分のこだわりを追求した理想の自宅バーを作ってみてください。
千葉でこだわりの注文住宅を手掛けるTIMBER YARDでは、今回紹介した自宅バーをはじめ、サウナ・ホームシアター・トレーニングルーム・書斎など、豊富な施工実績があります。
熟練の建築士が住まいの理想やこだわりを細かく図面に落とし込み、世界に一つだけの夢の空間を提供します。
憧れの暮らしを叶えたい方は、ぜひ施工事例をチェックしてみてください。
賃貸物件でも壁や家具を傷付けないDIYで簡易的な自宅バーを作ることはできますが、本格的なバースペースが欲しいならフルオーダー設計にするのがおすすめです。