注文住宅で人気の間取りは?失敗しない間取りの決め方を解説

    注文住宅は一般的な購入住宅とは違い、間取りやデザインを全て自分達で決められます。

    自分たちのライフスタイルや暮らしやすさに合わせてデザインを考えられるため、理想の住宅を再現しやすい点が魅力です。

    その中でも、間取りは暮らし方を大きく左右するものなので、どのように決めたらいいか迷ってしまう方が多い部分でしょう。

    そこで本記事では、注文住宅の間取りを決める際のポイントや人気の間取りをご紹介します。

    注文住宅の間取りは何を決めるの?

    注文住宅では間取りを一から決めることができますが、具体的に何を決めればいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

    実際に家を建てる際に決めるのは以下の通りです。

    • 部屋の数と位置
    • 玄関や階段の位置
    • お風呂
    • 洗面所
    • トイレなど水回りの位置
    • 収納の数と位置
    • コンセントの数と位置

    これまでは家族の人数に合わせて部屋数を決めるのが一般的でしたが、最近では理想の暮らし方に合わせてリビングを広くしたりスキップフロアを作ったりと、敷地を上手く利用した間取りが増えてきています。

    家族との繋がりを意識できる空間や、プライバシーを確保できる空間など、理想に合わせて間取りを決められるのが魅力です。

    また、玄関・階段・水回りの位置も暮らしやすさを左右するポイント。

    収納・コンセントの数や位置も、注文住宅であれば使いやすいように設計できます。

    注文住宅の間取り決め3つのポイント

    注文住宅は自分で決められる間取りの選択肢が多い分、どのように決めたらいいのか迷ってしまう方も多くいます。

    暮らしやすい間取りを決めるためには、以下のポイントを意識することが大切です。

    • 家事がしやすい導線を意識する
    • 玄関・窓・扉の位置決めが大切
    • 家具や家電の配置をイメージする

    それぞれ、具体的にどのようなことを考えたらいいのか解説します。

    家事がしやすい動線を意識する

    まず、間取りを決める時は、家族が集まる機会の多いキッチンの位置から考えるのがおすすめです。

    キッチンの位置が決まったら「階段をどこにしたらいいか」「お風呂やトイレをどこにしたらいいか」など、具体的にイメージしやすくなるでしょう。

    その際に、家事がしやすい導線を考えることがポイント。

    具体的には、洗濯スペースとベランダを近くしたり、玄関から食料や日用品を保存するパントリーに繋げたりなどです。

    毎日行う家事をできるだけストレスフリーでできるように間取りを決めましょう。

    玄関・窓・扉の位置決めが大切

    日差しが差し込んでいる様子

    玄関や窓、扉の位置を決める際は、風通しや光の入り方を考えながら決めるのがポイント。

    一般的に「南向きの家は日当たりが良い」と言われていますが、周辺の建物などの状況によって日当たり・風通しは異なるので、それぞれの立地の特徴に合わせて決めるのが大切です。

    家具や家電の配置をイメージする

    部屋の広さやコンセントの数・位置を決めるためには、実際に住んだ時の家具・家電の配置をイメージすると決めやすくなります。

    逆に、家具や家電のことを考えずに決めてしまうと、「置きたかった家具が入らない」「コンセントが足りない」と失敗してしまうことも。

    それぞれの部屋をどのような目的で使うのか、どのような家具・家電を配置するのかイメージしながら間取りを決めるようにしましょう。

    事前にチェック!間取り決めの失敗例

    間取りを決める際のポイントが分かったところで、注文住宅の間取り決めで失敗してしまった例を確認してみましょう。

    家づくりの段階では意外と気づきにくく、実際に暮らしてみてから分かることもあるので、間取り決めで失敗しないためにも事前にチェックしてみてください。

    においが広がりやすい

    ひとつ目の失敗例は、キッチンから料理のにおいが他の部屋に伝わってしまうことです。

    これはオープンキッチンにした場合に起こりやすく、風の流れや扉の位置によって決まります。

    寝室やクローゼットに料理のにおいが伝わってしまうと、寝具や洋服についてしまうこともあります。

    間取りを決める際は、あらかじめ風の流れや扉の位置を確認しておくようにしましょう。

    他の部屋の音が気になる

    音に関しての問題も、間取りを決める時点で見落としがちなポイントです。

    2・3階建ての住宅であれば、上層階の物音が気になる場合があります。

    また、寝室近くにトイレを作ると、夜中に家族がトイレを利用する音で目覚めてしまうこともあるでしょう。

    音の問題は気にしなければ良いようにも感じますが、毎日生活していると大きなストレスになる可能性もあります。

    失敗しないためには、家族の生活スタイルなどを考えて決めることが大切です。

    コンセントが足りない

    コンセントの数が足りないという失敗も起こりがちです。

    収納などが足りない場合は家具を買って補うことができますが、コンセントはそれができません。

    追加工事をすると多額の費用がかかる可能性があるため、事前にどのように使用するか、何個必要なのかよくイメージするようにしましょう。

    注文住宅で人気の間取り4選!

    ここからは注文住宅で人気の間取り4選をご紹介します。

    家族構成やライフスタイルによっては使いにくい場合もあるので、あくまでも参考程度にチェックしてみてください。

    間切り部屋

    間仕切りのある部屋

    間切り部屋とは、可動式の扉をつけることで、ワンルームにも2部屋にもできる部屋のことです。

    ライフスタイルや家族構成の変化に合わせて暮らし方を変えられるのが特徴的で、特に子供部屋を増やしたい場合や、在宅ワークをするスペースを区切りたい場合などに便利です。

    ウォークインクローゼット・シューズクローゼット

    ウォークインクローゼット

    ウォークインクローゼットやシューズクローゼットは、特に人気のある間取りです。

    ウォークインクローゼットを広めに作っておくと、夏服・冬服など分けて収納する必要がなく、衣替えをしなくてもよくなります。

    また、普段使わない寝具やスーツケースなど、大型の家具も収納しておける点が人気の理由です。

    また、シューズクローゼットは土間のように広くしておくことで、自転車やベビーカーをそのまま入れられるなどのメリットがあります。

    対面キッチンとパントリー

    パントリーのある対面キッチンの家

    対面キッチンとは、壁側ではなくリビング・ダイニング側を向いたキッチンのこと。

    テレビを見ながらや、お子さんとおしゃべりをしながら家事ができるため、小さなお子さんがいる家庭におすすめです。

    開放感があり、配膳がしやすいことも対面キッチンの魅力と言えるでしょう。

    また、キッチン横に食品や備品を保管しておくパントリーを作るのも人気です。

    パントリーを玄関からアクセスできるようにしておくと、買い物したものをそのまま収納することもできるので、家事の手間を軽減できます。

    ランドリールーム

    ランドリールーム

    ランドリールームとは、洗濯に関する家事を全て行えるスペースのことです。

    洗う・干す・取り込む・アイロンがけ・畳むなどの一連の作業を、全て一部屋で行えるため家事の効率がアップします。

    ランドリールームは、ウォークインクローゼットと繋げておくと、そのまま収納ができるのでより家事の手間を省くことができます。

    暮らし方に合わせて間取り決めすることが大切

    今回は、注文住宅で間取りを決める際のポイントと人気の間取りをご紹介しました。

    注文住宅は、家族構成やライフスタイルに合わせて、自由に間取りを決めることができます。

    暮らしやすい家づくりをするために、間取り決めのポイントを確認しつつ、理想のマイホームを計画してみてくださいね。