新築の家を建てる際、新しい家電を導入する家庭は多いのではないでしょうか。
しかし、どの家電を新しくするか、このまま古い家電を使い続けるかという判断は難しく、悩む人も多いでしょう。
そこで、この記事では、新築で家電を買い替えるメリットや、導入したい家電などを紹介していきます。
家電の買い替えに迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
新築で家電を買い替えるメリット
新築での新しい生活に新しい家電があると、新たな生活が始まる実感を持ちやすく、心が弾む人も多いのではないでしょうか。
ここでは、新築で家電を買い替えるメリットを紹介します。
家電に合わせて空間づくりができる
新築を建てる際に新しい家電に合わせて空間づくりができると、ちょうど良いサイズの家具や設備を配置できます。
新しい家電を購入すれば、古いものを継続して使うよりも、次の買い替えまでの期間が長くなります。
そのため、新しい家電に配慮した空間で、長く快適な生活が送れるでしょう。
まとめ購入で値引き交渉しやすい
新築で使う予定の家電を、家電量販店などでまとめて買い替える場合、値引き交渉がしやすいメリットがあります。
多くの人にとって、新築を建てるときは、家電を買い替えやすいタイミングです。
1点のみの購入よりも、店側にもメリットがあるまとめ購入の方が、値引きを引き出せる可能性が高まります。
特に大型家電などは購入金額も高額になるため、まとめて買い替えることを検討してみましょう。
新しい家電を先に納入できる
新しい家電を引っ越し前に設置できると、引っ越し当日の作業がラクになります。
引っ越しする日は慌ただしく、多くの家具やモノを移動するので精一杯です。
そのため、先に冷蔵庫や洗濯機など、大型家電の納入を済ませておけると、初日から使えるため安心でしょう。
そこで注意したいのが、家電の購入時期です。
新生活に間に合うように家電を購入するには、逆算して2〜3カ月前から探しはじめましょう。
大型家電の在庫状況によっては、納品まで1カ月半ほどかかることも。
早めに検討を始めて、納得のいく家電を購入しましょう。
新築時に導入したい家電リスト8選
新しい家電を買いたいと考えていても、どれを買い替えようかと選び切れない人もいるでしょう。
ここでは、新築する際に買い替えをおすすめする家電を紹介します。
コードレス掃除機
新築の家は部屋が広くなるため、コードレス掃除機は重宝します。
ワンタッチでゴミを捨てられるモデルも多く、使いやすいため人気があります。
選ぶポイントは、吸引力の強さ・使用時間・重さ・運転音の大きさです。
広い家を一度に掃除したい人は、使用時間の長いものや、長く使っても負担のない重量の軽いものを選ぶと良いでしょう。
よく使う場所や、使う人に合わせて選ぶことをおすすめします。
ロボット掃除機
新築の広い空間で活躍するロボット掃除機は、家事をラクにしてくれる家電です。
床のホコリやゴミを隅々まで掃除してくれる優秀なアイテムで、人気があります。
見た目がスタイリッシュなロボット掃除機も多く、人目に付く場所であってもおしゃれに収納できるため、リビングなど広い空間の掃除の手間を省いてくれます。
ドラム式洗濯乾燥機
共働き世帯や子育て世帯に人気のドラム式洗濯乾燥機。
洗濯物を少ない水量で洗える上に、乾燥機を使っても洗濯物が痛みにくいのが特徴です。
ドラム式は横幅や奥行きが大きいため、設置場所に合うものを探しましょう。
購入するドラム式洗濯乾燥機のサイズに合わせて収納棚や造作洗面台、ランドリールームなどの設置も検討すると良いでしょう。
ビルトイン食器洗い乾燥機
食器洗いを効率的にできるビルトインの食器洗い乾燥機も、多くの新築キッチンで採用されています。
食器洗い乾燥機は国内メーカーのものもありますが、海外メーカーのものは大型で、一度にたくさんの食器を洗える上、水道代・電気代を安く抑えられるため経済的なのが特徴です。
フライパンや鍋なども食器洗い乾燥機を使いたい場合は、大容量の海外メーカー製がおすすめです。
高機能冷蔵庫
最新機能付きの冷蔵庫は、AI機能やアプリ連携など、より便利で省エネのものが多く販売されています。
生活パターンを自動学習したり、カメラで庫内のストックを確認できたりなど、驚きの機能が搭載されている冷蔵庫もあります。
新しい冷蔵庫は省エネ効果も高いため、ライフスタイルに合う冷蔵庫の買い替えも検討してみましょう。
加湿機能付き空気清浄機
空気清浄機で空気を常にキレイにすると、毎日を気持ちよく過ごせます。
花粉やカビだけでなく、ウイルス対策もできるため、多くの家庭や施設でも取り入れられています。
今後リモートワークやオンライン学習が増えることも考えられるため、部屋のニオイや湿度をコントロールしやすい空気清浄機は、おすすめの家電です。
最新エアコン
家族が集まる広いリビングに設置するエアコンは、空間全体に風が行き届くように、間取りにあったタイプを選びましょう。
最新エアコンは見た目もおしゃれで機能性も高く、メーカーごとに特徴があります。
部屋にいる人の体温を識別するAIセンサーが搭載されているタイプや、室内の温度ムラをなくすタイプなどがあり、ライフスタイルや家族構成によって適した機能を選ぶと良いでしょう。
大型テレビ
新築の広いリビングに合わせた、大型テレビの導入もおすすめです。
大型テレビを選ぶときのポイントは、画面サイズと画像の美しさです。
リビングの広さが10畳以上ならば、50〜60V型が最適です。
画像の美しさは画素数の多さに比例するため「4K」や「8K」を選ぶと良いでしょう。
また、テレビの薄さを重視するなら「有機EL」タイプもおすすめです。
また、テレビを壁掛けにする場合は、設計段階から、壁の補強や配線の処理などを考慮しておきましょう。
新築で家電を買い替える際の注意点
新築で家電を買い替える際には、事前にしっかりとした計画が必要です。
家電を購入しようとすると、すべてが良く見えてしまったり、迷ったりして、適切な判断ができなくなることもあります。
ここでは、家電を買い替える際の注意点を紹介します。
購入費用を事前に決める
家電の購入前に、必ず購入費用の上限を決めましょう。
家電をまとめて購入しようとたくさんの情報をみてしまうと、感覚がマヒして予算オーバーしてしまいがちです。
家電の購入金額は、基本的に住宅ローンには入れられないため、まとまった金額の自己資金が必要です。
住宅ローンの支払いや引っ越し費用なども考え、無理しすぎない購入費用を算出しましょう。
家事動線に合わせて設置場所を決める
新しい家電が家事動線と適切につながるよう、家電の設置場所を慎重に決めましょう。
新築では、家電や間取りに合わせて最適な大きさの造作家具をつくれるため、スムーズな家事動線が設計できます。
収納するものの量やサイズなどを把握し、ちょうど良い配置を検討しましょう。
コンセントを多めに用意する
新築でなら、使用予定の家電から、最適なコンセントの数と位置を判断できます。
配線処理なども事前に考えられるため、空間を無駄なく使えるでしょう。
しかし、住み始めてから「コンセントが足りない」となる可能性も考えられます。
そのため、予定しているコンセントの数よりも多めの配置をおすすめします。
デザイン家電を選ぶ
新築に導入する家電は、機能性だけでなく、デザイン性も重視しましょう。
家におしゃれな家電があると、空間のアクセントとなると同時に、家事へのモチベーションも上がります。
例えば、ドイツやデンマークなどの海外製の家電はスタイリッシュなデザインが多く、空間を特別なものにしてくれます。
ライフスタイルや機能性、間取りのサイズなどを考慮しながら、選択すると良いでしょう。
10年先のライフスタイルを考える
新しい家電を購入する際には、10年先のライフスタイルも視野に入れて検討しましょう。
家電の中には10年以上使い続けるものもあります。
しかし、家族構成やライフステージの変化によって、使いやすさが変化するかもしれません。
利便性やサイズ感、重量などに注意して、長く使える家電を選択しましょう。
新しい家電で新築の家を快適に設計しよう
ここまで、新築で家電を買い替えるメリットや、導入したい家電などを紹介してきました。
新築での生活は、それまでの生活パターンとは異なるため、使いやすいと感じる家電も変わってきます。
そのため、新築に合わせて家電を買い替えるメリットは大きいといえます。
また、大型家電やビルトイン家電は、新築時以外は購入しにくいため、快適な生活のためにしっかり検討しましょう。
そして、本当に必要なものを選び、納得のいく家づくりを実現してください。
また、海外製のビルトイン家電や、家電に合わせた造作家具を取り入れたい場合、適切な大きさで設計できるため、おしゃれな空間づくりが可能です。