シェルフとは棚を意味する収納家具ですが、オープンシェルフやブロックシェルフなど、様々なタイプのシェルフがあります。
この記事では、代表的なシェルフの種類と、選び方の4つのポイント、シェルフのおすすめメーカーなどを紹介していきます。
目次
シェルフとは?ラックとの違いは何?
シェルフ(shelf)とは日本語で棚という意味の言葉。
棚の中でも一枚板による棚という意味です。
一枚板の棚なので、引き出しはありません。
また、家具屋さんに行っても、日本語の棚ではなくシェルフという使い方をしているのを見かけますね。
6種類のシェルフをご紹介
続いて、シェルフの種類をご紹介しましょう。
シェルフには大きく分けて次の6つの種類があります。
部屋の飾りとして見せる「オープンシェルフ」
オープンシェルフは、人に見せることを目的としたシェルフ。
扉のないオープンなデザインが特徴的です。
扉がないので、来客があったときもシェルフに置かれた小物や雑貨、植物などに注目させることができます。
シェルフが何段もあるので、好きなモノをたくさん配置できます。
物の取り出しやすさにも定評があります。
オープンシェルフは、シェルフと配置されたモノに統一感が生まれ、部屋の飾りとして見せることができます。
自由に配置できる「ユニットシェルフ」
ユニットシェルフは、組み合わせて配置することができるシェルフのことです。
スチールやステンレスなどの素材を使っていることが多いです。
ユニットシェルフはカスタマイズ性が高いため、シェルフに置きたい小物や雑貨、植物などに応じて好きなように組み合わせられます。
賃貸マンションのように空間に限りがあってシェルフを置けないと思っても、ユニットシェルフなら大きさを変えて置くこともできますから便利です。
書斎や勉強部屋におすすめ「ブックシェルフ」
ブックシェルフは日本語でいえば書棚ですが、書棚よりもオシャレに作られているのがブックシェルフの魅力です。
ブックシェルフは落ち着いていて洗練されたデザインが多く、置いておくだけで書斎や勉強部屋の印象をガラリと変えることができるでしょう。
例えば、北欧系のデザインを選べば部屋が清潔感のあるイメージで統一されます。
オープンタイプのブックシェルフを選べば、開放感を演出できます。
部屋と部屋の間にオープンタイプのブックシェルフを設置すれば間仕切りにもなるでしょう。
DIYもできる「ウォールシェルフ」
ウォールシェルフは、壁に設置するタイプのシェルフです。
壁に設置するため、部屋の場所を取らないのが特徴的です。
ネジやホッチキスで取り付けるタイプがあり、DIY気分でシェルフを壁に取り付けることができますね。
間仕切りとしても使える「スタッキングシェルフ」
スタッキングシェルフは、箱のような大きさのスペースが複数空いているシェルフです。
長方形や正方形など、様々なデザインがあります。
比較的シェルフの背が低い傾向にあるので、子どもの玩具や勉強道具を入れておけば取り出しやすくなります。
また、スタッキングシェルフは部屋と部屋の間仕切りにも使えます。
間仕切りにしたスタッキングシェルフの上に植物や花瓶などを置いてもオシャレですね。
組み合わせ自由自在「ブロックシェルフ」
ブロックシェルフは、本体1つひとつがバラバラになっているシェルフのこと。
積み木のように積み上げて使ったり、横に並べて使ったりすることができるシェルフです。
ブロックシェルフは、自分で好きなように個数や配置を決めて、部屋全体のデザインとして配置する楽しみがあります。
シェルフを選ぶときの4つのポイント
たくさんの種類があるシェルフ。
部屋の大きさや収納したモノの量、用途によって選び方が異なります。
4つのポイントに沿ってシェルフの選び方を解説します。
収納物・用途に合わせて必要な幅・高さ・奥行きを測る
ネット検索や雑誌を閲覧していて「シェルフが欲しい!」と思っても、直ぐに買わないようにしましょう。
オシャレで機能性に富んだシェルフはたくさんありますが、選んだシェルフが自分の部屋に合わなかったら意味がないですよね。
ですから、シェルフ選びをするときには収納物・用途に合わせたモノを選ぶようにしましょう。
まずはシェルフに置きたい収納物を把握して下さい。
数量、大きさがどのくらいなのかをチェック。
また、用途も確認します。
本を置きたいのか、雑貨か、小物か、子どもの玩具か…用途によって必要なシェルフが変わります。
収納物・用途に合わせてシェルフの必要な幅・高さ・奥行きを測りましょう。
置く場所のサイズを事前に確認する
シェルフを買う際にはどこに置くかを決め、さらに置く場所のサイズを事前にチェックしておきましょう。
ブックシェルフやオープンシェルフなど、自由にデザインを組み変えられないシェルフは、「買ったあとでやっぱりサイズが合わない」ことになると、置き場所に困ってしまいます。
買う前に置く場所のサイズを事前に確認することが必須です。
後々の増設も考慮する
事前にしっかり準備して、必要な項目を洗い出してシェルフを買ったとしても、収納物が増えてくるとシェルフの増設を検討することもあります。
ですから、後のシェルフ増設を念頭にシェルフを選んで下さい。
「最初からこれしか置かない!」と思っても、意外とシェルフを増設したくなるものです。
部屋全体の家具の高さに合わせて圧迫感を避ける
シェルフ選びをするときに気を付けたいのが既存の家具とのバランスですね。
既に背の高い家具がたくさんあるのに、シェルフも背の高いものを選んでしまうと圧迫感がでてしまいます。
圧迫感を避けるためには、部屋全体を見渡して、選んだシェルフと既存の家具とのバランスを取ることです。
背が高い家具を持っていなければ、天井まで届くシェルフを選んでも圧迫感は感じられないでしょう。
調和の取れたシェルフ選びに注意して下さい。
手頃でオシャレなシェルフがきっと見つかるおすすめのメーカー
シェルフ選びのポイントが分かったら、自分に合ったお気に入りのシェルフを購入してみましょう。
今回はシェルフ選びにおすすめのシェルフをピックアップしてみました。
CORE ONE:シンプルなオープンシェルフ「Dice」
デンマークのデザイナーによる、シンプルで洗練されたデザインが魅力の「Dice(ダイス)」。
黒のスチールフレームとオーク材の棚板で構成され、スタイリッシュですっきりとした印象です。
4種類のサイズがあり、空間や収納に合わせて組み合わせられます。
Artek:インパクトのあるフレームが魅力の「カアリ|壁付けシェルフ」
フィンランド語で「アーチ」という意味の「カアリ」シリーズの壁掛けシェルフは、湾曲した三角形のフレームで棚板を支えるデザインが印象的です。
シンプルでありながらスマートな構造から生み出されるリズミカルなデザインは、モダンな空間づくりに適しています。
Artek:曲木で支えるコンパクトな棚「112 壁付け棚|ナチュラル ラッカー」
「112 壁付け棚」は、バーチ材を加工した「ラメラ曲木」という技法で作られた三角形のループで1段分の棚板を支える壁付け棚です。
丸みのある三角形のフレームが、北欧デザインらしいナチュラルさを演出してくれます。
1段ずつの展開のため、好きな位置に配置できる魅力があります。
STRING®:連結可能で拡張できるユニット「ストリングポケット」
両脇の細いフレームに3段の棚板で構成される「ストリングポケット」は、奥行きが15cmとコンパクトながら使いやすい壁付け棚です。
横にも縦にも連結可能なデザインで、幅広い用途に対応できるのが魅力です。
キッチンや洗面所、玄関など、あらゆるシーンに合わせやすいため、スウェーデンのみならず北欧の人々に幅広く愛されています。
Vitra:金属と木材のコンビネーションが魅力「レイヨナージュ ミュラル」
「レイヨナージュ ミュラル」は、垂直に並行したスチール板に無垢材の横板を差し込んだデザインで、飛行機や船の舵のようなフォルムが特徴的です。
スチール板には鮮やかなカラーバリエーションがあり、設置すれば部屋のアクセントになるでしょう。
北の住まい設計社:ブラケットデザインが選べる「シェルフ&ブラケット」
「シェルフ&ブラケット」は1段タイプの壁付け棚で、北海道産の木材と、職人の手仕事から生み出されるナチュラルさが印象的です。
シェルフとブラケットをそれぞれブナ材とナラ材から選んで組み合わせられるため、美しい木材の魅力を存分に味わえます。
部屋のスタイルに合わせて選ぼう
シェルフにはたくさんの種類があり、部屋のデザインや収納物・用途によって選び方が変わります。
まずは、シェルフの用途や収納物を把握、そして置き場所のサイズを事前にチェックすることが重要です。
そのうえでお気に入りのメーカーのサイトや店舗などで、自分の部屋に最適なシェルフを選びましょう。
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ラック(rack)も棚という意味ではありますが、台という意味でも使われるので、シェルフよりも広い意味合いで使われるのが特徴です。