空き空間を有効活用!デッドスペースを活かすコツと便利アイテムを紹介

    空間を上手に活用できないことによって生まれるデッドスペース。

    新生活を始めたばかりのタイミングではすっきりと収納できていても、「物や家具を増やしていたらいつの間にか収納しにくい部屋になっていた…」といったケースはよく聞くものです。

    この記事では、デッドスペースが生まれる原因や対処法、空きスペースを上手に活用する便利アイテムの数々を紹介します。

    デッドスペースとは

    大きな収納棚のある空間

    デッドスペース」とは、その名の通り死んでいるスペースのことを指します。

    スペースが死んでいるとは、要するに活用できていない空間であるということ。

    本来物を収納できるはずの空間があるにもかかわらず、なんらかの理由でガラ空きになっているというもったいない現象です。

    隙間や空間は埋めれば良いというわけではありませんが、物が乱雑に溢れている場合は、ぜひ収納に活用したいスペースとなります。

    デッドスペースが生まれる原因

    デッドスペースはなぜ生まれてしまうのでしょうか?

    主な原因となっている3つのポイントについて解説します。

    収納家具を適当に配置している

    収納家具や衣装ケースを選ぶときは、高さ・奥行き・横幅を細かくチェックして購入していますか?

    家具の高さがバラバラだと無駄なスペースが生まれやすくなり、便利な収納アイテムも配置しにくい微妙な空間ができてしまいます。

    「無計画に好きな家具を配置していった結果、隙間だらけの部屋になってしまった」などはよく耳にする話。

    家具の高さをある程度揃えることで、追加の収納やインテリア雑貨を置きやすくなります。

    視認できないスペースが増えている

    とりあえず収納家具を入れていくことによって、視覚的に見えないスペースが増加していることも原因の一つです。

    特にボックス系の収納ケースを重ねて収納すると、奥のスペースが見えにくくなってしまうことがあります。

    見えている死角ならまだ対処可能ですが、視覚に入らなくなってしまうと対処が不可能に。

    まさに死角になってしまいます。

    手当たり次第に収納家具を置くのではなく、部屋の四隅や壁側からスペースをきっちり埋めていくイメージで収納家具を配置する意識が大切です。

    収納家具のサイズが合っていない

    意外に思うかもしれませんが、収納家具を適切に配置したとしても、収納スペースの中にデッドスペースが生まれる可能性があります。

    収納物に対して収納家具が大きければ無駄な余白が生まれますし、収納方法がイマイチなら本来入るはずの物が入らなくなります。

    収納家具が小さければ溢れた物がほかのスペースを占有しやすくなります。

    収納家具を選ぶときは、しまう物を事前にイメージして、最適なサイズと大きさを選ぶことが大切です。

    デッドスペースを解消する便利な収納アイテムを紹介

    クローゼットが開いている様子

    すでにできてしまったデッドスペースを解消するには、便利な収納アイテムを活用する方法がおすすめです。

    ここからは、便利アイテムを使った空間収納のアイデアを紹介していきます。

    最強の収納アイテム「突っ張り棒」

    手軽に取り付けできる便利な収納アイテムの一つが突っ張り棒。

    上部の空間に生まれたデッドスペースのほとんどは、突っ張り棒とDIYアイテムを組み合わせることで簡単に解消することができます。

    突っ張り棒の上に台座を乗せて追加の収納棚を作ったり、S字フックと組み合わせて吊り下げ収納を作ったり、衣装ケースの下にもう一段ハンガースペースを確保したりと、アイデア次第でどんな配置にも対応させることが可能。

    大きさ・デザインも多種多様なので、インテリアを邪魔しにくいのも嬉しいポイントです。

    応用範囲が広い「壁掛け収納グッズ」

    デッドスペースが生まれやすい壁面は、種類の豊富な壁掛け収納グッズを活用しましょう。

    手軽に装着できる吸盤タイプの収納なら、壁を傷つけずに物を置いたり、引っ掛けたりすることが可能に。

    吊り下げタイプのウォールポケットで小物やアクセサリーを収納するのもおすすめです。

    網目上のプラスチックと組み合わせれば、簡単におしゃれな壁掛けフック収納が完成。

    部屋の壁だけではなく、収納扉の裏側や家具の横面など、あらゆる壁面に対応できる応用範囲の広いアイテムです。

    壁・天井を傷つけない「ディアウォール」

    壁や天井に傷をつけたくない人におすすめなのがディアウォール。

    特別な器具を使わずに、壁面のサイズにぴったり合った棚を設置することができます。

    棚部分はカスタマイズ性能が高く、収納する物の大きさに合わせてスペースを作ることができます。

    色・素材のデザインも豊富で、インテリアの雰囲気を損ないにくいのも魅力。

    玄関近くに設置してお出かけ前のグッズをまとめたり、収納ボックスを大きさ別にまとめる棚にしたりと、多彩な使い方ができます。

    ぴったりサイズを選べる「スチールラック」

    スペースを少しも無駄にしたくない人は、高さ・奥行き・横幅を自由自在に可変できるスチールラックを購入するのがおすすめです。

    部屋の壁面にぴったりと配置するのも良いですし、少し小さめのサイズに組んで、クローゼットや押し入れの中に配置するのも良し。

    キャスター付きのタイプであれば移動も楽になり、奥に配置してもデッドスペースが生まれにくくなります。色やデザインを工夫してインテリア性を高めるのも良いですね。

    隙間にぴったりハマる「スライド式収納ワゴン」

    隙間収納の強い味方となるのが、スライド式の収納ワゴン。

    特に隙間が生まれやすいキッチン・冷蔵庫・洗濯機周りを想定して作られているので、微妙な隙間にもぴったりとハマる豊富な形とサイズを選ぶことができます。

    キャスターやスライドが付いているタイプを選ぶことで、収納面での使いやすさも両立することができます。

    小さな余白を最大活用する「食器収納アイテム」

    食器棚の中は通常のままだとお皿を重ねる収納方法しか使えないため、デッドスペースが生まれやすくなってしまいます。

    スペースを有効活用したいなら、各種食器収納アイテムを活用しましょう。

    • 大きさ別で食器を収納できる重ね収納アイテム
    • アタッチメントで引っ掛ける吊り下げ式コップ収納
    • スライド式で奥の食器を取り出しやすくする便利グッズ

    など、個性豊かな収納アイテムが豊富に揃っています。

    生活雑貨を取り揃えているお店ならたくさんの種類から選べるので、ぜひ商品ラインナップをチェックしてみてください。

    好きなだけ積み上げできる「収納ボックス」

    縦・横・壁面のスペースをバランス良く活用できるのが、重ねて置くタイプの収納ボックスです。

    同じメーカーの収納ボックスは縦横のサイズが統一されていることが多いので、空きスペースにぴったりなサイズを選んで収納することが可能に。

    使用頻度が低いものは1〜2段目に配置して土台にしたり、ラックの上部分に小さなボックスを重ねて収納したりと、アイデア次第で多彩な使い方ができます。

    色や素材、デザインが多彩なので、ナチュラル系・モダン系の家具どちらとも合わせやすいです。

    デッドスペースを解消してすっきり収納

    日差しが差し込んでいる様子

    今回はデッドスペースの解消方法と便利アイテムの種類について解説しました。

    今回紹介したテクニックは基本的なものばかり。

    自分のアイデアと便利アイテムを組み合わせることで、収納方法は無限に増えていきます。

    空きスペースを見つけたら、「どうすれば有効活用できるかな?」と常に思考するクセを付けて、デッドスペース収納にチャレンジしてみてください。

    また、自由度の高い注文住宅であれば、設計の段階でデッドスペースを限りなく少なくした家を建てることも可能です。