鏡は手軽に使いやすいインテリアアイテムの一つですが、効果的な使い方や最適な配置について頭を悩ませている人は多いはず。
この記事では、鏡を使ったインテリアで得られるメリットや、部屋を広く・おしゃれに見せる配置テクニックを紹介します。
目次
鏡を配置することで得られる4つのメリット
便利なインテリアアイテムとして知られる鏡は、「機能性」と「見た目」という2つの属性を持ち合わせています。
鏡が持つ特徴を理解して適切に配置することで、快適な生活空間とおしゃれなインテリアを両立できるようになります。
まずは鏡の基本的な効果と、活用メリットについて簡単におさらいしましょう。
毎日の身だしなみチェック
最も基本的な鏡の使い方は、毎日の身だしなみチェックに使うことでしょう。
「備え付けの鏡が洗面台にあるから不要なのでは?」と感じている人も多いですが、鏡の大きさ・形・種類によってチェックできる範囲は異なるものです。
筋トレ・お肌ケア・ファッションコーディネートなど、趣味やライフスタイルによっても鏡を見る頻度は変わります。
用途別で大小・形の違う鏡を揃えることで、生活の中でより細かく自分の状態を確認できるようになるのです。
空間を広く見せる視覚効果
鏡には空間を広く見せる視覚効果もあります。
広く感じる理由はとてもシンプルで、鏡の中に部屋が映り込むことで、奥にスペースがあるように錯覚してしまうから。
狭くて窮屈に感じる部屋でも、鏡を一つ置くだけで驚くほど雰囲気が変わります。
鏡の面積が大きいほど視覚効果も強くなるので、スペースに余裕があれば大型の鏡やスタンドミラーを採用するのもおすすめです。
光を反射させて明るい部屋に
鏡は光を反射・増幅させる効果があるので、部屋の雰囲気をより明るくすることができます。
あえて照明や自然光の近くに鏡を配置することで、追加の照明に頼らずとも部屋を明るくすることが可能に。
陽の当たらない暗い場所や、採光が悪くて自然光が少ない部屋などであれば、照明と鏡の配置テクニックですっきりとした空間にすることができます。
おしゃれアイテムとして活用
鏡をインテリアアイテムとして割り切って活用するのも一つの手です。
多くの人は「鏡=自分の姿を見るためのもの」という常識に囚われていますが、必ずしもルール通りに使う必要はありません。
最近ではかわいい素材や装飾をあしらった鏡や、インテリア用に作られた小さな鏡なども増えているので、お部屋の雰囲気に合わせて複数の種類を掛け合わせてみるのも良いでしょう。
鏡のインテリアで気を付けるべきポイント
インテリア目的で新しい鏡を購入する場合、配置や選び方について迷ってしまう人が多いと思います。
ここからは、鏡のインテリアを考えるときに抑えておきたいポイントを3つの要素に絞って紹介します。
用途を明確化する
鏡の配置を考えるときは、どのような用途で使うのかを明確にしましょう。
- インテリアアイテムとして割り切って使う
- 毎日の身だしなみチェックで使う
- どちらの用途でも使う
など、使い方によって適切な場所や購入すべき鏡の種類が異なってきます。
実用的に使う場合は見た目と大きさのバランスに、インテリア目的で使う場合は置く数と組み合わせのバランスにそれぞれ注意しましょう。
どこに置くかを意識して選ぶ
鏡をどこに配置するのかを事前に考えておくのも大切です。
なんとなく選んで購入するのではなく、決めた置き場所から逆算して理想の大きさの鏡を選びましょう。
鏡の配置タイプを大まかに分類すると下記のようになるので、それぞれの特徴をチェックして部屋の雰囲気に合ったアイテムを選んでみてください。
- 卓上タイプ
机や棚の上に置くことを想定して作られた鏡。コンパクトで場所をとらないものが多く、見た目の種類も豊富。首部分を自由に動かせる可動式タイプもある。鏡の面積が小さいため全身を見るには不向き。 - 壁掛けタイプ
壁掛けを想定したタイプ。卓上と同様小さめのサイズが豊富で、インテリア目的で使える装飾の凝ったアイテムも多い。一部特殊な取り付けを必要とする大型タイプも存在する。 - ドレッサータイプ
広めの机や棚の近くに置く中〜大型サイズの鏡。主に上半身を見るのに適している。壁掛け・立てかけ・自立式と設置方法が多彩。視覚効果を強く感じられる横長タイプの大型鏡もある。 - スタンドタイプ
全身が映る縦長の姿見鏡タイプ。縦に大きい形状なので自立式で安定性のある種類が多め。面積が大きいので視覚効果が強く、全身を隈なくチェックできるので用途が広い。設置にはある程度広めのスペースを確保する必要がある。
見た目のバランスに気を付ける
鏡を選ぶときは、見た目のバランスにも気を配りましょう。
✓ナチュラルスタイルの部屋ならウッド調のカジュアルな鏡を合わせる
✓ホテルライクで豪華な雰囲気にするならメタリック調のモダンな鏡を選ぶ
…といったように、家具やフローリングの素材と合わせてバランスを調整しましょう。
迷ったときはシンプルで素朴なデザインを選べば、どんなスタイルとも親和性が高くなるのでおすすめです。
鏡を上手に活用したインテリアパターンを紹介
ここからは、鏡を使ったインテリアの基本・応用パターンをいくつか紹介します。
インテリアに慣れていない人は、鏡の活用事例をチェックして理想の空間作りに活かしてみてくださいね。
玄関鏡で空間をすっきりと見せる
鏡の置き場所に困っている人は、まずは玄関周りの配置にチャレンジしてみましょう。
窮屈になりがちな玄関の印象を明るく広々と見せてくれるのはもちろん、外出時にパッと身だしなみをチェックすることができます。
玄関鏡は風水的にも良い気を呼び込む効果を持っているので、運気をアップさせたい人はサイズ・形・配置にとことんこだわってみるのもおすすめです。
横長の鏡で迫力と豪華さをプラス
設置スペースに余裕があるなら、横に広いタイプの大型鏡を設置しましょう。
横長タイプはあまり見かけないぶんラインナップも少なめですが、ほかの形では生み出せない迫力と開放感を演出することが可能!
洗面台などに配置すれば、実用性も兼ねたゴージャスな空間を作り出せます。
お気に入りの鏡を探すのも良いですが、フルオーダーの注文住宅なら埋め込み型にしてしまうのも良いでしょう。
生活導線の中にさりげなく配置
普段の生活の中にさりげなく鏡を溶け込ませる方法も有効なテクニックです。
廊下の壁や曲がり角に上手に鏡を配置することで、殺風景な空間に華やかな印象をプラスすることができます。
壁掛けしやすい写真やグリーンインテリアとも相性が良く、組み合わせ次第でガラッと雰囲気を変えられるのがメリットです。
壁掛け鏡を組み合わせておしゃれな空間に
小さな壁掛け鏡を複数組み合わせて配置する方法もあります。
絵や写真を飾り付けるイメージで配置すれば、見た目もおしゃれな空間が完成!
壁際の収納ラックや趣味のコレクション、絵・イラスト・写真などと一緒に並べれば、インテリアの自由度はさらに上がります。
素材の雰囲気を統一するのも良いですし、形・素材・デザインが気に入ったものを選んで好きに配置するのも面白いです。
大きな姿見鏡で広さと開放感を演出
大きな姿見は、どんな間取りにもマッチしやすい鏡インテリアの鉄板アイテム。
鏡の面積が広いので視覚効果をより強く感じることができます。
置き場所におすすめなのは、外出前に身だしなみチェックをしやすい玄関やリビング、コーディネートに大活躍するクローゼット近くがおすすめ。
自立式で簡単に設置できるので、スペースに余裕があればぜひ採用しましょう。
鏡の特徴を理解してインテリアを考えよう
今回は鏡を使ったインテリアの基本パターンや配置テクニックを紹介しました。
空間を広く見せる効果があるので、気軽に配置するだけでも部屋をすっきりとした印象にすることができます。
より雰囲気にこだわるなら、ほかの家具との相性を考えて配置したり、素材や雰囲気を統一してアレンジしてみるのもおすすめ!
今ある鏡を使ってインテリアを考えてみるのも良いし、作りたい空間に合わせて新調してしまうのも良し。鏡の特徴を正しく理解して、理想のインテリアを作り上げてみてくださいね。