「生活感のない部屋」は、おしゃれかつミニマムな雰囲気を演出できるとあって、一部の層に強い人気を誇るインテリアです。
とはいえ、日々生活を続けていると徐々に生活感が滲み出てきてしまうもの。生活感を上手に隠すコツやテクニックはないのでしょうか。
この記事では、生活感のない部屋の特徴やメリット、作り方のコツ、インテリア実例などについて紹介します。
生活感のない部屋の特徴とは?
生活感のない部屋とは、その部屋で生活している雰囲気が感じられない空間のことを指します。
定義は難しいですが、
- インテリアがシンプルで物が少ない
- 日々の掃除が行き届いている
- 生活用品が上手く隠されている
- せない収納を徹底している」
…などの特徴があります。
生活感が出過ぎると、怠惰・汚い・生々しいなどの印象を受ける人が多く、人によっては大きな幻滅ポイントになることも。
仕事の打ち合わせや食事会など、人を家に招く機会が多い人は、生活感を上手く消し去るテクニックを身に付けるのがおすすめです。
生活感のない部屋を作るメリット
生活感のない部屋を作ると、どんなメリットがあるのでしょうか。
見た目と実用面それぞれのメリットを解説します。
クールな雰囲気のインテリアを楽しめる
生活感のない部屋は、おしゃれでクールな雰囲気を演出することができます。
物が少ないのですっきりとした印象を与えることができ、空間の奥行きや広がりも感じやすくなります。
引き算のインテリアを意識するので、お気に入りのアイテムやおしゃれな家具に目が行きやすくなる効果も。
やりすぎると好き嫌いがはっきり分かれてしまうので、絶妙なバランス感を見極めるのが大切です。
来客時に大掛かりな掃除が不要
生活感を感じさせる衣服や生活用品を極力隠すタイプのインテリアなので、通常よりも掃除に割く時間を節約しやすいのがメリットです。
一度仕組みを作って習慣化してしまえば、普段の掃除や整理整頓も楽になります。
常に綺麗で整った部屋を作れるので、急な来客や多くの人を招くホームパーティーなどに対応しやすくなるのも魅力!いつ誰に見られても隙のない空間を作ることができます。
最小限のモノだけでおしゃれな雰囲気が完成
生活感のない部屋の魅力は、インテリアを完成させるために必要な物が少なくて済むことです。最小限の物だけでおしゃれな部屋を作れるので、金銭的なコストがかかりにくいのも特徴。
本来かかるはずの購入費用や整理整頓の手間がなくなるのに加えて、浮いたお金と時間を生活に投資すれば、より快適で質の高い生活を楽しめるようになります。
シンプルライフの考え方にも通じる部分があるので、詳しく知りたい人は下記の記事も読んでみてください。
生活感のない部屋を作る3つの基本ルール
生活感のない部屋を作るときに、どのような手順でインテリアを構築すれば良いのか気になる人も多いはず。
ここからは部屋のコーディネートに役立つ3つの基本ルールを紹介します。
必要なモノを厳選する
基本的に物が少ないほうが生活感のなさを演出しやすいので、不要な物を捨ててシンプルなインテリアを心がけてみてください。
普段使っているものを出しっぱなしにしていたり、生活用品がいたるところに散らかっている場合、それだけでだらしない印象を与えてしまいます。
今の生活に不要な物は思い切って捨ててしまい、不要な生活用品や買い溜めなども控える習慣を作りましょう。
家具や雑貨のデザインを統一
インテリアを考えるときは、色・素材・デザインを揃えて統一感を出すのがおすすめです。
スタイルを統一することで生活感が薄くなり、モデルルームのように洗練された綺麗な空間を演出することができます。
迷いやすい小物や雑貨のデザインも決めやすくなるので、どんなデザインで部屋の雰囲気を構築したいかを事前に考えておきましょう。
掃除と整理整頓を欠かさない
生活感のない部屋を作るには、常に掃除が行き届いている状態を作るのが理想です。
日々の掃除と整理整頓を徹底すれば、毎日少しの労力で綺麗かつおしゃれな空間を演出できます。
物を増やすとそのぶん掃除が必要な箇所も増えるので、ここでも引き算のインテリアを意識することが大切!
掃除を楽に続けるためのアイデアを試したり、快適な家事導線を作ったりと、掃除を習慣化するための工夫も必要になります。
生活感のない部屋を作る7つのアイデア例
生活感のない部屋を作るためのコツやインテリア実例を紹介します。
気軽に試せてかつ効果が高いテクニックを厳選しているので、今すぐにでも実践することができます。
ティッシュ箱ケースを使う
何かと便利で使いやすい「箱ティッシュ」は、部屋の中でも特に生活感がでやすいアイテムの一つ。
そのまま置いて使うといつの間にか生活感がでてしまい、インテリア的にも統一感がなくなってしまうので、別途ティッシュ入れや外箱ケースを購入するのがおすすめです。
何にでも合わせやすいのは木製のティッシュケース。ナチュラルな質感なのでどんなスタイルのインテリアにも合う優良アイテムです。
おしゃれなゴミ箱ケースを購入
ゴミ箱も物によっては生活感がでやすいアイテムの一つ。
会社のオフィスや事務所などでよく見る業務用のゴミ箱をそのままキッチンに配置してしまうと、驚くほど生活感がでてしまいます。
選ぶときのポイントは、「見た目のデザイン」と「中身が見えないタイプを選ぶ」の2点。
おしゃれなデザインのゴミ箱を購入すれば、生活感がでやすいキッチンをより華やかに彩ることができます。
コンセント周りをシンプルにまとめる
部屋のインテリアで頭を悩ませるのが、配線がごちゃつきやすいコンセント周りです。
蛸足ケーブルなどに大量の電源が刺さっている様子は、生活感だけでなく汚い印象を与えかねません。
電源の位置を変える・電源を隠すパネルを購入する・便利アイテムでコード類を束ねる…など、見た目をすっきりさせる工夫をすれば、シンプルにまとまった雰囲気を作れます。
靴箱に靴を全部しまう
靴が散乱しやすい玄関周りもきちんと整理しましょう。
特にサンダル・クロックスなどの外履きシューズは生活感がでやすいので、面倒でも小まめに収納するのがおすすめ。
仕事帰りは疲れて靴を脱ぎっぱなしにしやすいので、毎日きちんと靴箱にしまう習慣を作ってみてください。
普段履きの靴を1〜2個程度残し、残り全てを靴箱に収納してしまえば、来客にもすっきりとした印象を与えることができるでしょう。
商品パッケージを詰め替える
市販されている生活用品のパーケージは、置くだけで生活感を演出してしまう物が多いです。
そんなときは、可能な限りおしゃれな容器に詰め替えてしまう方法がおすすめです。
- シャンプー・リンスはおしゃれなガラス容器に詰め替える
- 調味料は瓶や陶器ケースに移し替えてラベルを貼る
…などの工夫をすれば、手軽におしゃれ感を倍増させることが可能!
デザインの統一もしやすくなるので、雑貨類をインテリアの一部に組み込むこともできます。
テーブルの上に物を置かない
ダイニングテーブルをはじめとした机家具は、ポストに溜まった書類や筆記用具、食べ残した料理、食器類などが散乱しやすいスペース。
生活感をなくすためには、常に何もない机周りを心がけましょう。
- 食事が終わったら食器だけでも台所に持っていく
- 手紙・書類は専用チェックケースに入れておく
…など、物の一時置き場を別に作っておくことで、綺麗なテーブル周りを維持しやすくなります。
収納ボックスで見せない収納を徹底
どの部屋のインテリアにも共通するのが、生活感を感じさせる物を隠すのが何よりの対策だということです。
収納ボックスを上手に活用して、常に見せない収納を徹底しましょう。
収納ボックスは大小さまざまなサイズがあるので、物の量に応じて複数の種類を組み合わせて購入するのがおすすめ。
棚に並べて整理整頓がしやすい配置にするのも良いですし、積み上げ可能なタイプでスペースを節約するのも良し。収納ボックスのデザインも含めてインテリアのバランスを考えてみましょう。
簡単&おしゃれに生活感のない部屋を作ろう
今回は生活感がない部屋を作るメリットやアイデア事例について紹介しました。
上手く生活感を消すにはコツがいりますが、まずは日々実践してみることが大切!
すぐにでも始められるテクニックが多いので、気が付いたところからインテリアを改善してみましょう。