マンションをリノベーションするなら床材にこだわろう!種類・選び方・注意点を解説

    常に足が触れる床は、心地よさを肌で感じられるもの。

    そのため、床材選びは住まいづくりで重要な要素です。

    とはいえ、床材の種類や素材は豊富にあり、どれを選べばいいか迷いますよね。

    そこで今回は、マンションリノベーションにおすすめな床材・選び方・注意点を解説します。

    床材選びで悩んでいる方はもちろん、室内をおしゃれに変えたい方も必見!

    リノベーション前に理解すればおしゃれで機能性が高い住まいに仕上がります。

    マンションリノベーションで床材にこだわったほうがよい理由

    マンションリノベーションで床材にこだわれば、インテリアの魅力を引き立てて、機能性を高めた住まいが実現します。

    床は室内の中で広い面積を占めるため、カラー・デザイン・素材により空間の雰囲気を大きく左右します。

    裏を返せば、床材を上手に選ぶことで理想のインテリアに仕上がると言っても過言ではありません。

    また、中古マンションの床材は劣化し、遮音性や断熱性が今と比べて劣っている可能性があります。

    場所に応じて機能性が高い床材を使用すれば、近隣住民への音の配慮や省エネ効果も期待できるでしょう。

    COVA

    マンションの床をリノベーションすることでデザイン性と機能性が一新し、住み心地に大きく影響を与えるのです。

    マンションリノベーションにおすすめな床の種類

    ここからは、マンションリノベーションでおすすめな8つの床材をご紹介します。

    特徴を理解すれば用途に応じて床材を選びやすくなるでしょう。

    合板(複合)フローリング

    合板フローリングは、合板の上に薄い天然木の板や化粧シートを貼り合わせたフローリング材です。

    キズや汚れに強く、お手入れしやすい点が特徴。

    色やデザインは豊富にあり、遮音性や防臭効果など機能性を備えたものもあります。

    ただし、貼り付けた素材によっては、梅雨の時期に素足で歩くとベタつくこともあります。

    無垢フローリング

    無垢材は、天然木を切り出した一枚板のフローリング材です。

    天然木ならではの香りや質感を楽しめて、調湿効果や断熱性にも優れています。

    一枚板によりキズが付いても補修しやすい点も魅力。

    しかし、合板フローリングに比べて価格は高く、メンテナンスが必要です。

    フロアタイル

    フロアタイルとは石材や木材を再現した床材です。

    主に塩化ビニル素材で作られているため水に強く、汚れてもすぐに拭き取れるのがメリットです。

    デメリットは、クッション性と保温性がないこと。

    硬くて冷たいため、素足で歩くには不向きな床材です。

    クッションフロア

    クッションフロアは塩化ビニル素材でできており、防水性と遮音性に優れた床材です。

    フローリング調・石材調・タイル調など、バリエーションも豊富。

    一般的に、キッチン・トイレ・洗面所など水回りに使用される床材です。

    フローリングに比べると見た目や触り心地が劣るため、リビングや寝室には不向きでしょう。

    カーペット

    カーペットは、防音性・クッション性・保温性に優れており、住まいの床材として昔から採用されている床材です。

    足腰への負担が軽減されるため、高齢者や小さな子どもがいる家庭にはおすすめ。

    しかし、カーペットの繊維にホコリやダニが溜まりやすいので、こまめな掃除は欠かせません。

    コルクタイル

    コルクタイルは、コルクガシの樹皮を使った天然素材の床材です。

    無数の気泡により断熱性・保温性・防音性に優れています。

    天然素材による心地よい肌触りとぬくもりが魅力です。

    デメリットは、傷つくと補修が難しいこと。

    汚れやキズがひどくなった場合は、張り替えが必要です。

    畳は、い草を編んで作られた床材です。

    調湿効果や防音性に優れており、い草ならではの柔らかい肌触りと香りが魅力。

    形状やカラーも多様にあり、モダンテイストでも取り入れやすい傾向です。

    しかし、色あせしやすく水に弱いため、耐久性は高くありません。

    数年おきの畳替えが必要になります。

    モルタル

    モルタルとは、セメント・砂・水を混ぜ合わせた建材です。

    耐火性があり、シームレスな仕上げにすれば、掃除しやすい点もメリット。

    玄関・土間・キッチンなどに用いるケースが多く、モダンで落ち着いた雰囲気になります。

    ただし、温度や湿度の変化によりひび割れる可能性があるので対策は必要です。

    おしゃれで機能的な床にするリノベーションの5つのポイント

    床材を選ぶポイントを知っていれば、おしゃれで機能的な室内に仕上がります。

    ここからは、床を選ぶポイントやテクニックを5つ解説しましょう。

    インテリアのテイストとの相性で選ぶ

    床材は、壁の色・家具のテイストやカラー・デザイン・素材感などを統一させれば、おしゃれな印象を与えます。

    例えば、北欧テイストなら明るめな無垢材を使用すると、ナチュラルで温かみのある雰囲気に。

    ホテルライクなテイストなら質感のよいグレーのカーペットを床材に使用すれば、上質な空間にまとまります。

    インテリアテイストに合わせた床材を選べば部屋全体に統一感をもたらすので、床材選びで失敗しないでしょう。

    部屋の用途に合わせて選ぶ

    床材を部屋の用途に合わせて選べば、機能性を高めた使い勝手のよい住まいになります。

    例えば、キッチンや洗面所などの水回りは防水性と耐久性に優れた床材がおすすめ。

    すぐに汚れを拭き取れて清潔感を保てます。

    また、アレルギーが気になるなら、子ども部屋は調湿効果のある無垢材のフローリングやコルクタイルだと安心です。

    用途やライフスタイルに合わせた床材選びは、家族が快適に過ごせる住まいに近づきます。

    床の色を熟考する

    インテリアテイストや素材が同じでも、床の色が違うだけで印象はまったく異なります。

    例えば、北欧テイストにナチュラルベージュの無垢材を使用すれば明るく柔らかい雰囲気ですが、ダークブラウンだとシックで高級感ある空間になります。

    また、同じ広さの部屋でも白に近い明るめの床材なら、やんわりと広い印象を与え、暗めな色ならおこもり感のある雰囲気に。

    床の色を変えるだけでも空間が与える印象はガラリと変わります。

    床材を切り替える

    床材を切り替えれば、開放感を維持しながら部屋の用途を区切ることができます。

    例えば、リビングダイニングは無垢材を使用し、キッチン周りだけフロアタイルにすれば汚れを気にせず調理可能。

    無垢材とタイルを張り分けることで、デザイン性もありながら使い勝手のよいリビングダイニングに仕上がります。

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    床材の張り分けは、機能性とデザイン性を兼ね備えた空間を切り替えるテクニックなのです。

    フローリングなら張り方にもこだわる

    フローリングで張り方にこだわれば、部屋が一気に洗練された雰囲気になります。

    代表的な張り方は、ヘリンボーンや市松模様です。

    ヘリンボーンはクラシックで華やかな雰囲気に、市松模様はノスタルジックで古風な部屋になります。

    どちらも木目を引き立たせたデザインが目を引き、美しい存在感を放ちます。

    個性的で唯一無二の住まいを作りたい方は、張り方と樹種を熟考するのもよいでしょう。

    マンションの床をリノベーションする際の注意点

    マンションの床をリノベーションする際は、以下2点に注意しましょう。

    マンションの管理規約を確認する

    マンションの管理規約には、使用できる床材の遮音等級や素材が決められています。

    例えば、床材にフローリングを希望していても、「カーペット以外は禁止」と定められている場合もあるのです。

    マンションの床をリノベーションする際は、必ず管理規約で制限の有無や遮音等級を確認し、一定基準の床材を使用しなければいけません。

    床の構造と下地の状態を確認する

    マンションの床の構造には、コンクリート躯体に床が貼り付けてある「直床」と、躯体と床の間に空間を設けた「二重床」の2種類があります。

    構造によって向き不向きの床材があったり、選んだ床材の機能を発揮するには追加資材が必要だったりなど予想外の事態になることも。

    また、下地が劣化していれば追加工事も必要なので費用もかかります。

    床をリノベーションするなら、必ず専門家に床の構造と下地の状態を判断してもらいましょう。

    TIMBER YARDのリノベーションは、良質でカラーが豊富な床材を使用!

    おしゃれなマンションリノベーションには、床材は欠かせない要素です。

    床材の特徴・選び方・注意点を把握すれば、機能性とデザイン性に富んだ快適な暮らしが実現します。

    TIMBER YARDは、無垢材を中心とした良質な床材を取り扱っています。

    中でも、ヨーロッパで古くから愛されている高級建材メーカーのアドモンターは、9樹種20種類のバリエーションがあり、床暖房にも対応している木材。

    木目が美しく高品質な木材を使用して、お客さまの理想の住まいに仕上げます。

    床材で無垢材を検討されている方は、お気軽にご相談ください。