人生の3分の1を過ごすことになる寝室は、生活の充実度を決める重要なお部屋の一つです。
快適な睡眠をとるためには、お気に入りの寝具や家具を選んで心地よい空間を作るのがポイント!
今回はレイアウトで注意すべきポイントや間取りの基礎知識、風水のおすすめアイテムなどを紹介していきます。
目次
寝室レイアウトで気を付けるポイントは?心地良い空間を作るコツ
寝室を心地良く過ごせる空間にするには、自分や家族の睡眠スタイルに合った部屋作りをする必要があります。
ここからは寝室レイアウトにおいて重要になるポイントをいくつか紹介していきます。
部屋の広さとベッドサイズのバランス
寝室に置くベッドは、部屋の広さにぴったり合ったものを選ぶのがコツです。
部屋の広さに対してベッドが大きすぎると圧迫感が出てしまいますし、逆にベッドが小さすぎると十分な休息をとることができません。
ベッドサイズは幅広く揃っていますが、一人暮らしの生活だとシングルからセミダブル、家族の寝室であればダブルからクイーンのサイズから選ぶのがおすすめ!
寝室のコンセプトや生活リズムに合わせて、バランスの良い休息空間を作りましょう。
ベッドとドアの位置も考慮しよう
過ごしやすさを重視するなら、ベッドとドアの距離感にも注意しましょう。
ドア付近や家具の近くにベッドを配置してしまうと、移動がしにくいだけでなく家具や寝具も使いにくくなってしまいます。
また、ドアの直線上にベッドを置いてしまうのは風水的にNGなので、気になる人は少しずらして配置するか、簡易仕切りなどを使ってドアからベッドが見えないように工夫するのがおすすめです。
鏡の位置はどこがいい?
鏡はお部屋を広く見せる視覚効果があるので、インテリアのお供としてぜひ有効活用したいところです。
クローゼットなどの収納スペースがある部屋はその近くに配置するのが良いでしょう。
ドレッサーなどを配置する場合は、おしゃれな大型鏡を設置するのもおすすめです。
ただし、鏡に寝ている姿が写ってしまうような配置はNG。
風水の世界では鏡は気を吸い取るものとされているため、直接見えない位置に配置するのが良いでしょう。
間取り上どうしても不可能な場合は、ミラーカバーを付けて普段は見えなくするのも得策です。
壁紙や寝具の色選びにも気を付けよう
寝室のインテリアを決めるときは、壁紙や寝具の色も大切な要素の一つになります。
カラフルな配色や奇抜な柄などで統一してしまうと、おしゃれ度は上がる反面疲れが取れにくくなってしまいます。
興奮作用がある赤やオレンジ系の色は控えて、鎮静・リラックス効果のある青や緑の配色を中心にコーディネートしましょう。
素朴な色合いの白ベースや木の家具などもおすすめ。
寝室はスタイリッシュなデザインよりも、過ごしやすさを重視した暖かみのある雰囲気の方が適しています。
おすすめは暖色の照明ライト
より深い睡眠を目指すなら、寝室の照明にもこだわりましょう。
リラックス効果を特に高めてくれるのが暖色の照明ライトです。
薄暗いオレンジ色の光は鎮静効果が高く、寝る前の時間帯に最適の光量です。
寝具横のデスクや棚における卓上タイプであれば、読書灯として使うことも可能です。
光を段階的に調節できる照明であればなお良いでしょう。
風水上も重要!快適な眠りをうながす寝室アイテムとは?
睡眠効率をさらに上げたい人は、寝室に快眠効果をもたらしてくれるアイテムを導入するのがおすすめ!
風水でも良いとされている快眠アイテムの数々を紹介します。
ラグを置く
寝室の冷え対策として非常に有効なのがラグマット。
ベッドの下に敷いておくだけで、朝晩の足の冷えを緩和してくれる効果があります。
寒い地域では低い位置の温度が極端に下がりやすいもの。
ほかの防寒対策と合わせて導入を検討しましょう。
また、ラグマットは風水の世界でも寝室に相性の良いアイテムとされています。
色や種類はなんでもOKなので、機能性やデザインを重視して選ぶのが良いでしょう。
風水的には毛並みが短いものほど良いとされているので、ぜひ参考にしてみてください。
二重カーテンにする
二重のカーテンは、風水・機能面どちらから見ても有効性の高いアイテムです。
風水的にカーテンは良い気を外に逃してしまうとされているため、レースカーテンなどと組み合わせて二重にしておくのが最適。
機能面でも断熱・遮光効果が高まるため、より深い睡眠に入れるようになります。
特に窓側に近い位置にベッドを配置している人は、朝晩の冷え込んだ空気や日差しに悩まされることが多いため、二重カーテンの効果をより強く実感できるでしょう。
観葉植物で癒しの空間を演出
リラックス効果が高い観葉植物は、寝室の雰囲気を手軽に変えられる便利なアイテムです。
見るだけでも癒されるのはもちろん、天然の空気清浄機としても活躍してくれます。
大きめの観葉植物のほうが効果は高いですが、スペース的に余裕がない場合は卓上サイズでもOK!
これならデスクや棚の上でも手軽に置けるうえ、手入れも簡単になります。
パソコンやテレビはできるだけ避ける
テレビ・パソコン・タブレット・スマートフォンといった電子機器は、休息を目的とした寝室には不向きなものです。
寝る前に長時間スクリーンを見ると眠りが浅くなり、目や身体の疲れが取れにくくなります。
風水的にも良い気を乱してしまうアイテムなので、可能な限り寝室に持ち込まないのが得策。
趣味や娯楽はリビングなどで楽しんで、寝室は読書・瞑想・ストレッチなど身体に負荷の少ない習慣のみを取り込むのが良いでしょう。
タイプ別で寝室のレイアウト例を紹介
ここからは寝室レイアウトの一例を、部屋の広さと生活パターンを考慮しながら紹介していきます。
理想の寝室を作るときの参考にしてみてください。
狭く感じない一人暮らし6畳の寝室
まずはオーソドックスな6畳部屋のレイアウト例を紹介。
一人暮らしの生活で寝室を作るなら、シングル・セミダブルサイズのベッドを配置しておけば十分です。
6畳だと少し狭く感じるかもしれませんが、家具や寝具の配置を工夫すればコンパクトな印象にまとめることは可能です。
部屋を少しでも広く見せたい人は、ローベッドや低めの家具で統一するのもおすすめ。
家具の主張や圧迫感がなくなり、小さめながらスッキリとした印象の部屋になります。
広めにくつろげる夫婦の寝室
夫婦の寝室が欲しいなら、8畳程度と少し広めの部屋を寝室にするのがおすすめ。
広めのスペースを確保できれば、ダブルサイズのベッドを配置しても圧迫感を感じずに過ごすことができます。
ベッドを少しコンパクトなサイズにして、リラックススペースを増やすといった選択肢もあり!
アロマ加湿器やリラックスチェア、読書用の簡易デスクなど、寝室+趣味の空間を一緒にするレイアウト例もあります。
夫婦でゆっくり過ごせる空間を作るもよし、それぞれが個別の趣味を楽しむ空間にするもよし。
広くなったぶん選択肢が増えるのも寝室レイアウトの魅力です。
小さい子どもと一緒に過ごす寝室
小さな子供がいる家庭は、家族全員で眠れる大きな部屋を寝室に選ぶのも良いでしょう。
子供の成長過程に応じて、ベビーベッド・子供用ローベッド・敷布団など、寝具にバリエーションを持たせることもできます。
広めのスペースを確保できれば、夫婦の寝室と子供の遊びスペースを両方確保することも可能です。
「子供の様子を見つつも、夜はゆっくりと休息したい」という人にとっては、まさにぴったりのレイアウトと言えるでしょう。
家具や仕切りで空間を区切れば、プライベートな空間も簡単に作れるのでおすすめです。
オシャレでリラックスできる寝室でゆっくり休もう
今回は寝室レイアウトに関する基本的な知識を、利便性と風水の両側面から紹介しました。
良質な睡眠は健康的な生活を送るうえで不可欠な要素です。
心からリラックスして過ごせる理想の寝室をデザインして、人生の充実度をワンランク上げてみてくださいね。