取り付けるだけでおしゃれな雰囲気になるブラインド。
部屋の雰囲気を変えたい方、新築を検討している方は、インテリアにマッチしたブラインドに憧れる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ブラインドの取り付け方や注意点、部屋別の取り付け方法をご紹介します。
各々の取り付け方やメリットが理解できれば設置後のイメージが湧くので、ぜひ参考にしてください。
目次
ブラインドの取り付け方法
ブラインドの取り付け方法は主に4種類です。
ここでは、それぞれの取り付け方やメリット、注意点、適したシチュエーションを詳しくご紹介していきましょう。
天井付け
天井付けとはブラインドを窓枠の天井面に取付け、窓枠内に収める方法です。
取り付けた際に見た目がすっきりとした印象になり、開放感を感じられる点がメリットです。
- ドライバーを使い、窓枠上部にブラケットを取り付けます。3つ以上ブラケットを取り付ける場合は、間隔を均等にしましょう。
- 本体を取り付けます。ブラインドの下部が手前になるように傾け、ブラインド上部をブラケットに引っ掛けます。
- 上に押し上げるようにして「カチッ」と音がしたら取り付け完了です。
天井付けは窓枠内にすっきり収まる一方、左右に5mm程度の隙間ができます。これは窓枠の横幅を実寸より1cmほど引いて製作されているからです。窓が小さく見えたり、隙間が気になったりする場合もあるでしょう。
- 部屋をスッキリ見せたい場合
- 設置する場所が廊下や通路に面した窓の場合
- 窓際に家具を配置したい場合
正面付け
正面付けは、窓枠を覆うように取り付ける方法です。
窓枠より大きめのサイズや既製品などリーズナブルなブラインドでも取り付けられます。
メリットは、窓枠を覆うことにより光が漏れにくく、遮光性を高められる点です。
また既製品を使用すれば、ブラインド本体の費用を抑えられるでしょう。
取り付け方は天井付けとほぼ同じです。違いはブラケットを取り付ける場所だけであり、正面付けは窓枠か壁のどちらかに取り付けます。
正面付けはブラインドの厚みが前に出るため、天井付けに比べるとすっきり感は半減します。また、家具やエアコンなどに当たらないように取り付けなければいけません。
- 遮光性を高めたい場所
- 窓を大きく見せたい場合
カーテンレール付け
カーテンレール付けはその名の通り、カーテンレールにブラインドを取り付ける方法です。
壁や窓枠に穴を開けない方法であるため賃貸の場合におすすめです。
また、アルミ素材のブラインドであれば手軽に取り付けられるメリットもあります。
- カーテンレールランナーを取り外します。
- ブラケットを取り付けます。ブラケットとカーテンレール金具を仮止めして、レールの端から入れていきましょう。
- 本体を取り付けます。ブラインドの下部が手前になるように傾け、ブラインド上部をブラケットに引っ掛けます。
- 上に押し上げるようにして「カチッ」と音がしたら取り付け完了です。
- ブラインドが取り付けられない カーテンレールがある 取り付け前には、カーテンレールの形状を確認しましょう。ポイントはカーテンレールの断面です。「角型」「C型」であれば取り付け可能であり、「ポール型」や「I型」は取り付け不可です。
- カーテンレールの耐荷重量を確認する 一般的に、耐荷重量が10キロ以上であればブラインドが取り付けられます。カーテンレールががたついたり、不安定な場所に取り付けられたりしていると重量に耐えられないため注意してください。
- 賃貸の場合
- 手軽に取り外したい場合
つっぱり固定式付け
つっぱり固定式付けは、窓枠内にブラインドをつっぱって固定する方法です。
ブラケットは一般的にタイルやコンクリート壁には取り付けられません。
しかし、この方法だと可能であり、簡単に取り付けられるのです。
また、ドライバーなどの工具は一切必要なく、手軽に取り付けられる点も魅力的。
もちろん穴を開けずにすみます。
- ブラケット受けが窓枠内側に左右水平になるよう両面テープで固定します。
- ブラインド本体をブラケット受けに引っ掛け、水平になるようバランスを調整します。
- つっぱり器具を回しながら伸ばし、本体が落下しないよう固定したら取り付け完了です。
重量があったりサイズが大きかったりするブラインドは落下の危険性があります。つっぱり固定式付けならば、アルミ性など軽量のブラインドを使用してください。
- 賃貸の場合
- 手軽に取り外したい場合
ブラインドを取り付ける際の注意点
ブラインドの取り付けは初心者でも可能である一方、注意点は4点あります。
失敗しないためにも理解しておきましょう。
窓枠のサイズを把握する
ブラインドの付け方によって窓枠を測る箇所は異なります。
窓の大きさしか把握できていない場合、ブラインド本体の幅が足りなかったと後悔する恐れがあります。
天井付けやつっぱり固定式の場合は、窓枠の上部を測りましょう。
正面付けであれば、最低限左右の窓枠のサイズを含めた大きさが必須です。
カーテンより重量があることを心得る
ブラインドはアルミ製のものでもカーテンより重量があります。
そのため、なるべく2人以上で取り付けましょう。
万が一落下すれば破損してケガにつながるなどトラブルになりかねません。
取り付け方が簡単であっても、決して軽いものとは考えないようにしてください。
窓の面積が広い場合は分割して設置する
窓の面積が広い場合は、ブラインドを2つ以上に分けて設置するのも一案です。
ブラインドは重いため、大きいサイズだと操作に力が必要です。
分割すれば重量も分散してより光量を調整しやすくなります。
ちなみに、広い面積であれば縦型で開放感を演出できるバーチカルブラインドもおすすめです。
このように、さまざまな選択肢があることを心得ておきましょう。
窓枠や壁に穴があく場合がある
天井付けと正面付けは窓枠や壁に穴をあける付け方です。
そのため、賃貸だと原状回復が難しく、新築なら穴を開けるのに抵抗があるでしょう。
家づくりを検討している方は、プランの一つとしてブラインドを設置する計画を前もって立てるのがよいでしょう。
初心者でも取り付けられないおしゃれなブラインドや、ハイブランドのブラインドなど選択肢の幅も広がります。
部屋別のブラインド取付け方法
ここからは、部屋別の取り付け方をご紹介します。
賃貸の方も新築を予定している方も一例として参考にしてください。
リビング
リビングのブラインドは「天井付け」がおすすめです。
例えば、インテリア性が高いバーチカルブラインドなら天井を高く見せる効果があり、品よくスタイリッシュな雰囲気になります。
また、天然木のブラインドは高級感を演出でき、ある程度重量感があるため風に吹かれてもバタつかず静かな時間を過ごせます。
寝室
寝室は「正面付け」がおすすめです。
窓全体を覆うため外からの光を遮り、心地よい入眠につながります。
また、取り付けられるブラインドもオリジナルから既製品まであり、色や素材にこだわるのもよいでしょう。
子ども部屋
子ども部屋は「天井付け」「正面付け」がおすすめ。
カーテンレール付けやつっぱり固定式付けだと、ブラインドの扱いが少々難しい年頃の場合は紐を引っぱって体重をかけてしまう可能性があり、危険をともなう恐れがあります。
浴室
浴室は「天井付け」「つっぱり式付け」がよいでしょう。
見た目もスッキリして、掃除の邪魔になりません。
この場合ブラインドは、サビに強いアルミ素材だと水回りに適しているのでおすすめです。
ブラインドの取り付け方で部屋の雰囲気が変わる!
ブラインドの取り付け方は主に4種類あり、取り付け方次第で部屋の印象を左右します。
家づくりを検討している方は、あらかじめブラインド計画の検討をおすすめします。
それにより、高級感が演出できたり安全性の高いブラインドを設置できたりなど選択肢の幅が広がるでしょう。
部屋に合わせてブラインドを取り付けてみてはいかがでしょうか。