アウトドアインテリアは、昨今のキャンプブームが影響して、インテリア雑誌でも特集が組まれるほど人気です。
キャンプで使える本格的なアイテムを室内に取り入れることで、かっこいいインテリア空間を手軽に楽しめます。
しかし実際に取り入れようとすると、難しさを感じる人もいるでしょう。
今回は、アウトドアインテリアを簡単に取り入れるコツと、本格的な機能を持つギアを使ったレイアウト術を解説します。
目次
アウトドアインテリアとは
アウトドアインテリアとは、主にキャンプ道具などを使って、室内をコーディネートするスタイルのことです。
近年キャンプ自体が流行しており、日常生活でもアウトドアグッズを取り入れたインテリアに注目が集まっています。
配置する道具は実際にアウトドアで使用されるもののため、機能性が優先されているのが特徴です。
手軽なアウトドア風インテリア
アウトドアの本格ギアは機能性が高く、価格もやや高めのものもあります。
アウトドアインテリアを手軽に取り入れたい場合は、「アウトドア風」のアイテムから挑戦してみてはいかがでしょうか。
ここでは、インテリアショップでも手に入る3つのアウトドア風アイテムを紹介します。
ラグマット
ラグマットは広い面積を持つため、1枚敷くだけで室内の雰囲気を変えられるアイテムです。
メキシカンラグやキリムのラグは、大自然の中で使われてきた力強さと存在感があり、アウトドア気分を気軽に感じられます。
ブランケット
ネイティブアメリカン柄のブランケットをさりげなく日常生活で使っている人は、おしゃれ上級者といえるでしょう。
インパクトのある柄はアウトドア感を盛り上げてくれる上に、防寒用としても機能的で、サイズも大きなものを選ぶとさまざまなシーンで重宝します。
ワイヤーバスケット
ワイヤー素材のバスケットは、実際のキャンプでも実用性があります。
耐油性や耐水性があり、汚れを気にせず、何でも入れられるのが魅力です。
屋外で使えるため、いくつあっても使いどころの多い収納ラックとして重宝します。
本格ギアを使ってレイアウトする
ここでは本格的なアウトドアブランドのアイテムのレイアウト術や、室内での楽しみ方について解説します。
家にキャンプフィールドが出現したような雰囲気をつくれれば、毎日の生活が楽しくなるでしょう。
軽くてたためる「アウトドアチェア」
キャンプには欠かせないアウトドアチェアは価格の幅が広く、安価なものは手に入れやすいため、気軽にアウトドアインテリアとして取り入れられます。
アウトドア用のチェアは座面が広く座り心地は抜群なので、日常使いでもゆったりとリラックスできるでしょう。
折りたためて収納しやすいため、いくつあっても邪魔にならず、場所を選ばず使える便利なアイテムです。
頑丈で無機質な「焚き火テーブル」
焚き火テーブルとは焚き火のそばで使える、耐火性のあるテーブルのことです。
サビに強いステンレス製、ハードに使っても大丈夫なスチール製、温もりを感じさせる木製があります。
無骨なタイプが好みならステンレス製やスチール製、おしゃれな雰囲気を好むなら木製がおすすめです。
リビングで使う場合は大きめで長方形のタイプや、サイドテーブルとして使える横長タイプを取り入れましょう。
子どもの頃に戻れる「ハンモック」
ハンモックは、室内インテリアとして、一度は取り入れてみたいアイテムですよね。
吊り下げ型と自立型があり、吊り下げ型は、室内の柱にあらかじめフックを掛ける場所をつくる必要があります。
そのため、自立型ならすぐに取り入れやすいでしょう。
ハンモックに寝そべるだけで息抜きができ、日常生活に子ども時代のようなワクワク感を取り入れられるでしょう。
無骨で実用的な「収納ボックス」
道具入れとして使いやすい、無骨で飾り気のないデザインの収納ボックスを、室内インテリアとして取り入れてみるのはいかがでしょうか。
スタッキングができ、耐荷重も高いのが特徴です。
多くの来客で椅子が足りない場合は、ベンチとしても使用できます。
収納力も抜群のため、大きめのキッチン道具や工具、子どものおもちゃなどの収納場所としても活躍しますよ。
キャンプ気分を盛り上げる「テント」
リビングにテントを張れるスペースがあれば、思い切って設置してみましょう。
一気にアウトドアな気分を作り出せます。
テントの狭い空間は安心感やリラックス感があり、ちょっとした非日常空間として使うのもおすすめです。
テントの中に本やコーヒーを持ち込んで、ゆったり過ごしてみてはいかがでしょうか。
心地よい暗さがいい「ランタン」
燃料を使用しないLEDランタンであれば室内でも手軽に使用できるので、おすすめのアイテムです。
明るすぎない光が間接照明として、リラクゼーション効果を生み出します。
ランタンの明かりだけをつけた夜のリビングは、時間が止まったかのように静かな空間に変貌するでしょう。
複数のランタンを配置してアウトドア気分を盛り上げ、くつろいだ気分を楽しめます。
アウトドアインテリアを作るコツ
ここでは、アウトドアインテリアをおしゃれに作るコツと注意点を解説します。
コツを押さえれば、アウトドア初心者でも簡単に本格的なアイテムでもコーディネートできます。
アウトドアブランドを使う
アウトドアインテリアでかっこよさを目指す場合は、できるだけアウトドアブランドのギアを使ってコーディネートしましょう。
アウトドアブランドの魅力は、本格的なキャンプ場で使える機能性とデザイン性が合わさっていることです。
キャンプブームもあって、多くのインテリアブランドでアウトドア風のアイテムが販売されています。
気軽に取り入れられるため便利ですが、デザインだけで機能性が伴わないものも存在します。
男前のかっこよさにこだわりたい人は、アウトドアブランドから選びましょう。
有孔ボードを使う
有孔ボードとは、たくさんの規則的な穴の開いた板のことで、パンチングボードや穴あきボードとも呼ばれています。
有孔ボードを使えば、アウトドア専門店のように、おしゃれな収納ができ上がります。
有孔ボードを壁に設置し、穴にフックを通して、本格的なギアや植物などを無造作に吊り下げてみましょう。
そうすると、アウトドア雑誌に掲載されているような空間を簡単に作り出せます。
ただし、耐荷重以上を吊り下げると破損の危険があるため注意してください。
くすみカラーを使う
アウトドアインテリアをおしゃれに演出するために、くすみカラーやアースカラーをテーマカラーに加えましょう。
アウトドアブランドのアイテムは、ポップなものだけでなく、自然の風景になじむような色合いのグッズが多くあります。
オリーブやサンドベージュ、グレージュなどを取り入れることで、無骨さとシャープさが際立つ空間になるでしょう。
ウッドデッキを使う
家で本格的なアウトドアの気分を味わいたいなら、ベランダをウッドデッキにするのはいかがでしょうか。
ベランダに敷き詰めるだけの木目調タイルや、DIYで縁側状のウッドデッキを作れる人工木材は、ネットショップやホームセンターなどでも手に入ります。
ウッドデッキでバーベキューやテント宿泊をすれば、遠くへ出かける時間がない人でも、手軽にキャンプ気分を満喫できます。
アウトドアインテリアでキャンプ気分を味わおう
今回は、アウトドアインテリアを簡単に取り入れるコツと、本格的な機能を持つギアを使ったレイアウト術を解説しました。
アウトドアインテリアの魅力は、手軽なキャンプ気分を味わえたり、身近に癒やされる空間をつくり出せたりすることです。
もし倉庫の奥にしまい込んでいるキャンプ道具があるならば、アウトドアインテリアとして取り入れましょう。
無骨なデザインでも使いやすい道具類は、使いやすさとかっこよさをあわせ持つ点が魅力です。