使い道無限大なPK91の魅力|魅せる家具であらゆる空間を有効活用

    ねじれて交差したスチール製の脚が印象的なPK91。

    どのような部屋にも導入しやすいシンプルで上品なデザインですが、開いてもたたんで立てかけても目を引く存在感は部屋のアクセントとして最適です。

    この記事では、細部までこだわり尽くされたPK91の魅力や特徴、コーディネート方法を紹介します。

    いつも過ごす空間をおしゃれで洗練された印象にしたい人や、ちょっとした荷物を置く便利なスペースを作りたい人はぜひ参考にしてみてください。

    PK91とは?

    PK91

    PK91は、多くの優れたデザイナーと協力して名作家具を生み出し続けるデンマークの高級家具ブランド「フリッツ・ハンセン」から発表された、折りたたみ式のスツールです。

    金属素材を積極的に使ったデザインが有名な北欧を代表するデザイナー「ポール・ケアホルム」がデザインを手がけました。

    シート部分はキャンバスまたはレザー、フレームはサテン仕上げのステンレススチールといったシンプルな構造です。

    究極のミニマリズムと洗練されたシンプルなフォルム

    PK91に靴がのっている様子

    PK91は紀元前1500年頃、古代エジプトに存在した折りたたみスツールからインスピレーションを受け、そこにポール・ケアホルム独自のスタイルを融合してデザインされたといわれています。

    歴史上の家具のスタイルを巧みに取り入れたシンプルなフォルムは、究極のミニマリズムと洗練された上品さを合わせもつケアホルムの傑作です。

    また通常のスツールは1つのフレームのなかに、それをひと回り小さくした同じ形のフレームを入れた「入れ子」になっているため、スツールをたたむとフレームが少しズレているように見えます。

    しかしPK91のフレームは入れ子にせず、同じ大きさのフレームを2つ用いてどちらか一方に組み込んで溶接している特徴的な構造です。

    そのためPK91を広げたときにどちらの角度からも同じに見えるだけではなく、たたんだときも綺麗に重なります。

    ねじって強度を高めたスチール製の脚

    PK91

    PK91における最大の特徴はらせん状にねじれたスチール製の脚と、その大きな可動域でしょう。

    従来のフォールディングスツール(折りたたみ式のスツール)はフレームが木製で、脚部を座面の左右に配置して可動域も小さく抑えられているものが一般的でした。

    一方でPK91はフラットなスチールバーをフレームに採用。加えてねじることで強度を高め、より広い可動域を実現させました。

    さらに構造を90度回転させ脚部を座面の前後に配置するデザインが完成したのです。

    また2つのフレームの接合部には脚部の動きをスムーズにさせる部品ボールベアリング」が採用されているため、抵抗を感じることなくフレームを開閉できます。

    雰囲気に合わせられるレザーとキャンバス地

    PK91のキャンバスタイプとレザータイプ

    PK91のシート部分は5種類のレザーと、丈夫で通気性や吸湿性に優れているキャンバス地の2つの素材があります。

    • オーラレザー
    • エンブレイスレザー
    • グレースレザー
    • ナチュラルレザー
    • ラスティックレザー
    • キャンバス

    上質で落ち着いた、スタイリッシュな雰囲気がお好みであればレザーがおすすめです。

    一方でナチュラルな雰囲気を演出したい場合は、やわらかく温もりのあるキャンバス地を選ぶとよいでしょう。

    また座面のレザーは天然革のため、使えば使うほど座る人の体に馴染みます。

    キャンバス地も使い込むほどやわらかさが増すため、どちらも経年変化を楽しめる素材といえるでしょう。

    見せることで “ 魅せる “ 上品な構造

    フレームの厚みによる歪みを解消したり、シートを固定するための留め具を使用していなかったりと、シンプルで美しいデザインにするために多くの工夫がほどこされているPK91。

    各部分が洗練されているからこそ、人目に付く場所に配置しても魅力的な構造の家具に仕上がっているのです。

    PK91に影響を受けたシミターチェア

    PK91の技術や素材、デザインが気になる人に紹介したいのが、PK91に影響を受けたといわれている「シミターチェア」です。

    シミターチェアはプレベン・ファブリシャスとヨルゲン・カストホルムによってデザインされた椅子で、PK91と同じくレザーとスチールを組み合わせて作られています。

    「シミター」とはアラブ語で三日月刀を意味し、大きく曲線を描いた特徴的な脚部の形状を指しています。

    PK91の導入事例を紹介

    PK91の高いデザイン性と利便性を活かすコーディネート例を3つ紹介します。

    PK91を導入予定の人はぜひご参考ください。

    来客が最初に目にする玄関をおしゃれな空間に

    PK91のある空間

    シンプルなデザインと、コンパクトに折りたためる利便性を兼ね備えたPK91は、ただの生活動線になりがちな玄関を上品で洗練された印象に変えます。

    また帰宅時に荷物をちょっと置いたり靴の脱ぎ履きのために腰掛けたり、鍵や宅配便用の印鑑を置くスペースにしたりと、さまざまな用途で使えて便利です。

    シンプルなデザインのPK91はただ置いているだけでも様になりますが、玄関が狭く必要な時だけ使いたい場合は折りたたんでコンパクトに収納しておけます。

    簡単に移動させられるので玄関の掃除をするときに邪魔になる心配もありません。

    リビングのソファまわりを快適でくつろげる場所に

    PK91のある空間

    重心の低いPK91は、ソファに座って足を置くオットマンとしても活躍します。

    足を伸ばした姿勢でゆったりとリラックスできるでしょう。またちょっとした小物を置くサイドテーブルにも適しています。

    たとえばテレビのリモコンやスマートフォン、お菓子などをまとめてPK91に乗せ、すぐに手の届く場所に配置しておけます。

    休日のリラックスタイムのお供として、PK91を活用しながら贅沢な時間を過ごしましょう。

    寝室をホテルの一室のような空間に

    PK91のある空間

    デザイン性が高いPK91を寝室に置く場合は、荷物を置くバゲージラックやベッド横のナイトテーブルなど、ホテルのようなおしゃれな使い方がおすすめです。

    バゲージラックとして使う場合はバッグや着替えなど次の日の朝に使うものを置いてみましょう。

    またナイトテーブルとして使う場合は、メガネやスマートフォンなど、なくしたくない小物の置き場所として重宝します。

    出し入れ自由のPK91で空間を有効的に使おう

    PK91のある空間

    この記事では各部分まで洗練されたPK91の魅力や特徴、コーディネート方法を紹介しました。

    置くだけで様になるPK91は気軽に取り入れやすく、コンパクトで折りたためるため置き場所の心配もありません。

    出し入れ自由のPK91でスペースを有効的に使い、おしゃれで過ごしやすい空間を作ってみませんか。