注文住宅で悩みやすいポイントのひとつが、「リビングの間取りや家具配置をどうするか?」ということ。
おしゃれで使いやすいリビングを作るコツは、バランスのとれたレイアウトをすることにあります。
リビングの雰囲気作りにはこだわっていても、生活導線まで考えた最適なレイアウトを意識している人は少ないはず。
この記事では、リビングレイアウトのコツや最適な配置方法、部屋の形状に応じたレイアウトの実例を紹介します。
理想のリビング作りの参考にしてみてくださいね。
目次
リビングレイアウトをする前にやるべきこと
まずはリビングレイアウトを考える前に知っておきたいことや準備すべきことをまとめました。
家具を配置してから後悔することがないように、しっかりとチェックしておきましょう。
リビングのサイズを把握
家具の配置を決める前に、まずはリビング全体のサイズ感を把握しておくことが大切です。
10〜12畳くらいなどの大まかな指標でも大丈夫ですが、できれば縦・横・高さを細かく測っておくと便利です。
ダイニングとの仕切りをイメージする
ダイニングは本来、料理を作る・料理を食べるためのスペースですが、最近の注文住宅は共有スペースとの仕切りを省いた「LDK(リビングダイニング)」が主流。
リビングレイアウトの最初の方針を決めるうえで重要なのが、リビングとダイニングを分けるか否かというポイントです。
オープンスペースにして広さと開放感を重視するか、家具で仕切りを作って収納や機能性を向上するかは好みが別れやすいところ。
双方のメリット・デメリットを比べてみて、自分に合ったレイアウトパターンを決めることが大切です。
置きたい家具をイメージしてサイズを測る
新しく家具を購入する場合は、事前に家具のサイズを測っておくのがおすすめです。
すでに所有している家具と組み合わせる場合や、類似家具とのサイズ比較をする場合に検討しやすくなります。
加えてリビングの広さや間取りを頭に入れておけば、頭の中でもスムーズに配置できます。
スマホアプリで家具配置を考えるときも、詳細なデータを入力したほうがイメージに近いレイアウトが可能になります。
コンセントの位置を確認
リビングレイアウトで特に気にするべきなのが、コンセントの位置です。
テレビ・ソファセットの配置を考えるときは、電源が近い距離にあるかどうかを必ずチェックしておきましょう。
そのほか、電話機やWi-Fiルーターを置く場合は、コンセントに加えて電話回線(ネット回線)の位置も確認しておく必要があります。
見た目の理想だけで家具の配置を決めると、延長コードなどが重なって雑多な印象になりやすいので、電源の位置を考慮しつつレイアウトを決めるのが鉄則です。
コンセント配置で悩んでいる方は、下記の記事も参考になりますよ。
生活導線を考える
家具の配置を考えるときは、移動の快適さや生活導線も大事なポイントのひとつ。
家事をするときの移動ルートは余裕を持って確保し、家具同士の間に十分なスペースをとっておきましょう。
家族全員のライフスタイルを考慮した家具配置や、家事・料理・掃除のしやすさなど、実用性と見た目のバランスを追求して生活導線を考えるのがおすすめです。
想像だけでレイアウトを決めるのではなく、部屋の中を歩きながら実際の生活をイメージすると良いでしょう。
テレビ・ソファの配置と距離を想定
リビングレイアウトに迷ってしまう場合は、テレビとソファの位置を先に決めてしまう方法が有効です。
テレビとソファの位置が決まれば、テレビ台や周辺収納、卓上テーブル、ダイニングテーブルなどの位置も自然と決まるので、家具配置のバランスがとりやすくなります。
生活導線に合わせて位置を微調整すれば、見た目にも優れたレイアウトが簡単に完成しますよ!
子供の遊び場や収納は必要?
小さな子供がいる家庭の場合は、リビングスペースに遊び場や収納スペースを配置するのがおすすめです。
リビングダイニングなら料理・洗濯・掃除のときでも目を離さずに済みますし、何かあったときにもすぐに対応しやすくなります。
収納場所を作って遊び道具を上手に整理できれば、状況に応じて団欒スペースと子供の遊び場の2通りの使い方が可能になります。
注文住宅なら理想のリビングを作れる
ここまでに紹介した間取りのテクニックは、リビング家具の配置や動線の考え方に関するもの。
理想の家をゼロから設計できる注文住宅であれば、置きたい家具や生活スタイルのバランスを事細かに反映した夢のマイホームが完成します。
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リビングは縦長・横長でレイアウトが違う?
リビングレイアウトをする前に押さえておきたい特徴のひとつが、自分が住んでいるリビングが「縦長タイプ」と「横長タイプ」のどちらに該当するかということ。
縦長リビングでも90度回転してしまえば横長に見えますが、重要なのはキッチン部分に面しているのが縦か横かというポイントです。
ここからは、縦長・横長それぞれの特徴やレイアウトのコツを簡単に紹介します。
縦長の場合のリビングインテリアのポイント
縦長のリビングダイニングは、コンパクトな間取りが多い日本では一般的なタイプです。
縦長リビングの一番の特徴は、キッチン部分から一直線でリビングスペースを見渡せることでしょう。
視界の隔たりが少ないので、家族の様子を見ながら家事や育児をこなせるのが最大の特徴です。
と、リビングスペースとの一体感を大切にしたい人におすすめのレイアウトを組みやすいでしょう。
扉や窓の位置によっては家具を配置しにくかったり、家具で仕切りを作ると窮屈な印象になりやすかったりとデメリットはあるものの、見た目と機能性のバランスに優れた家具レイアウトをしやすいタイプです。
横長の場合のリビングインテリアのポイント
横長のリビングは共有スペースを広めに取った間取りタイプで、平米数が広めの住宅でよく見るリビングダイニングです。
縦長リビングとは違い、キッチンの正面または背面から横に広い空間が広がっているのが大きな特徴です。
横に広いスペースは開放感を感じやすく、リビングとダイニングの間を区切っても窮屈感を感じにくくなるのがメリットです。
窓やベランダに面している部分が多い間取りの場合は光が入りやすいため、テレビ・ソファセットを置く位置には悩むかもしれません。
各部屋への移動が縦長タイプよりも多くなりがちなので、複数の移動ルートを想定して家事導線やレイアウトを決めるのがポイントです。
リビングレイアウト実例
ここからは広さ別でリビングをレイアウトするときのポイントを解説します。
広さによって実現できることやコーディネートの方針が微妙に異なるので、自分の状況と照らし合わせながらチェックしてみましょう。
8畳の場合
8畳のリビングはやや狭めの空間ですが、都会のマンションなどでは比較的よく見るタイプの間取りです。
手当たり次第に好きな家具を置いていくとあっという間に物が溢れてしまうので、リビングに必要な家具をできる限り厳選したレイアウトがおすすめ。
背の低い家具で統一して圧迫感を減らしたり、ソファダイニングでスペースを節約したりと、狭い空間を有効活用するテクニックが求められます。
テレビやソファなどをあえて置かずに、シンプルなリビングを作るのも良いでしょう。
10畳の場合
ややコンパクトに見える10畳リビングは、工夫次第で広さと快適さを両立できるバランスのとれた間取りタイプ。
物を置きすぎて雑多な印象になるのはもったいないので、テレビ・ソファ・ダイニング・収納の中で優先度を決めて、各家具の大きさを調整するのがおすすめです。
大きめのラグマットを敷いたり、コーナーソファを配置して寛ぎのスペースを作るのも良いでしょう。
料理好きならキッチン・ダイニング周りの収納を強化して、作業スペースを増設してしまうのもあり。
ライフスタイルに合わせて家具の取捨選択をすれば、余裕のある空間デザインができます。
12畳以上の場合
注文住宅や高級マンションに多い12畳以上のリビングは、自分の趣味を最大限に活かせる大空間の間取りタイプです。
あえて大きな家具を置かずに開放的な雰囲気にしても良いし、リビングとダイニングを区切って過ごしやすい空間を作るも良し!
自分と家族のライフスタイルに合った理想の家具レイアウトを実現できるのが最大の魅力でしょう。
見せない収納を意識すれば、広々とした空間なのに物が少ない北欧スタイルのインテリアも実現可能になります。
家具購入の前にレイアウトをイメージしよう
この記事では、リビングレイアウトをするときに覚えておきたいポイントを紹介しました。
リビングは適当にレイアウトすると雑多な印象になりやすいので、できる限り事前に配置のイメージを膨らませておくことが大切です。
「高い家具を買ったのに、置き場所がなかった…」と後悔しないように、広さに合った理想的なレイアウトを考えてみましょう。
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単純なサイズだけでなく、窓枠のサイズや扉の位置、備え付け家具の配置なども計算に入れておくと、理想的なレイアウトを組みやすくなります。