部屋の中でも面積の大きい床や壁は、インテリアの土台です。
相性の良い北欧家具や色を組み合わせることで、ワンランク上のコーディネートに仕上がります。
この記事では、床や壁の色に合わせて北欧家具を選ぶ方法や、色合わせのコツについて解説します。
目次
シンプルかつ温もりを感じる北欧インテリア
北欧インテリアは、シンプルながらも温もりを感じるのが特徴的です。
冬が厳しいため、室内で過ごす時間が長いことが影響しています。
「室内でも自然の温かみを感じながら、快適に暮らしたい」という考え方が、家具やインテリアに反映しているのです。
そのため北欧家具は、木やファブリックなど天然素材を使ったものや、飽きがこないスッキリとしたデザインが多い傾向があります。
ベースカラーは明るめが理想的
北欧インテリアに仕上げるなら、ベースカラーを白や明るめのベージュ、ブラウン、ライトグレーなどでまとめましょう。
どんな色にも馴染むので、面積の広い部分に取り入れれば、家具や雑貨とのコーディネートがしやすくなります。
これから家を建てる場合や、物件を探す方は「明るめ」を意識して選ぶと良いでしょう。
床の色が好みと異なる場合の裏技
賃貸物件などで床の色が理想と異なる場合は、ラグやファブリックを活用することでカバーできます。
「黒いフローリングはモダンテイスト」など、決めなくても大丈夫です。
ラグと家具の色をつなぐと、統一感が生まれます。
オフホワイトやベージュ、ライトブラウン・ライトグレーなど、明るめのベースカラーを選びましょう。
カラフルな色や大胆な模様のラグで、床を覆っても良いですね。
床の色に合わせて家具を選ぶときのポイント
床と家具を一緒にコーディネートするときは、のっぺりとした印象にならないよう注意が必要です。
それぞれの色を合わせすぎると単調になり、空間があか抜けません。
また床の色が濃い場合、家具もダークトーンを選ぶと、部屋全体が暗い印象になってしまいます。
ワントーン明るい家具を選ぶ
コーディネートのアクセントとして、ワントーン明るい家具を選ぶ方法があります。
ホワイトより床に馴染む、明るめのブラウン系の家具がおすすめです。
適度にグラデーションをつくることで、空間に立体感が生まれます。
異素材を組み合わせる
異素材をミックスするのも、テクニックの一つです。
床の木目に合わせて、すべて木製家具を選んでしまうと単調になりがち。
白い天板のテーブルやスチール脚、プラスチックのスツールなどを取り入れると、軽やかな印象に仕上がります。
北欧らしい色を使いこなす
北欧インテリアの特徴の一つに色使いがあります。
面積の広い部分はシンプルにまとめ、小物やファブリックで色や柄をプラスすると、一気にセンスアップ。
色のトーンを合わせると、複数のカラーを組み合わせても、ゴチャゴチャして見えません。
ナチュラル×アースカラー
木製家具をメインに取り入れた北欧ナチュラルテイストに仕上げるなら、アースカラーがおすすめです。
ブラウン、グリーン、ブルーといった北欧の自然を連想させる色をファブリックなどで取り入れれば、落ち着いた空間が完成。
観葉植物をレイアウトすると、よりナチュラルな雰囲気に仕上がります。
モダン×アクセントカラー
ブラックやグレー、ホワイトをベースに使った北欧モダンインテリアには、ビビッドカラーが似合います。
イエローやレッド、グリーンなど発色の良いカラーをプラスしましょう。
重たくなりがちなコーディネートが一気に華やかな印象に。
テキスタイルは幾何学模様が、おすすめです。
キュート×パステルカラー
北欧スタイルを少し可愛らしくアレンジしたいなら、パステルカラーが最適。
部屋全体を淡いトーンでまとめると単調になりやすいので、小物使いでカバーしましょう。
麻やウールなど、起毛感のあるラグやクッションカバーをプラスすれば、表情が豊かになります。
【床色別】北欧家具のコーディネート実例
この章では、床の色別に北欧家具のコーディネートアイデアをご紹介します。
ホワイトオーク
白く明るい雰囲気が特徴のホワイトオークは、光を取り込む室内が好む北欧らしさを感じさせる床材です。
ホワイトオークの床材は明るい色味の家具をコーディネートしやすく、グレーやベージュなど、白っぽいモダンなインテリアと合わせるとスタイリッシュでしょう。
ホワイトオークはメンテナンスし続けることで経年変化をほとんど感じさせず、白さを保ち続けられます。
オーク
オークは自然の木目の美しさが特徴で、あたたかくナチュラルな雰囲気にも、クラシック調のシックな空間にも合わせやすい床材です。
オークはさまざまなスタイルにも汎用性が高く、ナチュラルモダンなインテリアとの相性も抜群です。
さらにメンテナンスを重ねるごとに色が少し濃くなりますが、経年変化がほとんど目立たないため、床材として使いやすいでしょう。
ウォールナット
ウォールナットは美しい木目と濃い茶褐色で、高級感や重厚感を感じさせる床材です。
グレーやホワイトなどの無彩色と合わせても、ポイントにアクセントカラーを加えても、ウォールナットの濃い色によってバランスよくまとまります。
ウォールナットは経年変化で色が抜けやすく明るくなるため、直射日光が当たり続けないよう注意しましょう。
タイル
北欧家具に大理石調タイルの床材を合わせると、室内がシャープな印象に仕上がります。
ナチュラルモダンな北欧家具と、白や淡いグレーなどの色のタイルを選べば、上品で清潔な印象を演出できます。
タイルの床材は耐久性が高く、汚れに強いのが特徴です。
メンテナンスがしやすく、水拭きだけでも長期間、きれいな状態を保てるメリットがあります。
グレー
グレーの床を採用すれば、白っぽい壁材や家具の色と相性が良く、スタイリッシュな雰囲気を簡単につくり出せます。
木の素材感が魅力の北欧インテリアと合わせても、ナチュラルでありながらスッキリとした印象です。
グレーの床に同系色のラグを敷くと、家具とのまとまりが良くなり、こなれた演出ができるでしょう。
土間(モルタル)
土間(モルタル)の床の特徴は、硬質な印象が強く、クールで格好よさを感じさせるところです。
重みのある濃いめのグレーと、コンクリートのような質感を活かしたインテリアを配置すれば、カフェやお店のような雰囲気を作り出せます。
クールさとバランスを取るために、温かみのある家具やグリーンを配置すると、適度に抜け感が出て、おしゃれさがアップします。
メリハリを意識して表情豊かな北欧インテリアに仕上げよう
この記事では、床や壁の色に合わせて北欧家具を選ぶ方法や、色合わせのコツを解説しました。
家具の色を合わせすぎないよう意識したり、小物やアクセントカラーを活用したりすれば、センスの良い北欧インテリアが完成します。
好みのテイストやテーマカラーを決めて、自分らしい空間をつくってみてくださいね。
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目が覚めるようなビビッドカラーをポイント使いしたり、デザイン性のあるペンダントライトを吊るしたり、大きめの観葉植物を配置したりして、メリハリを付けましょう。