「菅原工芸硝子」は、使い手の暮らしに寄り添うガラス製品を手作りで生み出します。
プレートやグラスをはじめ、生活の至るところで使用するガラス製品は、日常を彩るアイテムのひとつ。
職人たちの熟練された技術によって作り出される製品は、毎日の何気ないシーンをワンランク格上げしてくれるでしょう。
この記事では、菅原工芸硝子のコンセプトや歴史をはじめ、暮らしに取り入れたい4つのスタイルを具体的な製品を交えながら紹介します。
確かな技術で美しい硝子製品を生み出す「菅原工芸硝子」
1932年に創業された「菅原工芸硝子」は、創業当時から一貫して「手仕事によるガラス製造」にこだわった製品作りをしています。
職人たちが生み出した製品は約4,000種類を超え、多くの人のもとへ届けられました。
菅原工芸硝子のガラスブランド名は「Sghr」と表記され、現在は6つの直営店「Sghr スガハラショップ」と、カフェ「Sghr cafe Kujukuri」が展開されています。
Sghrの歴史
菅原工芸硝子は、1932年に創業者・菅原一馬の個人営業において、ガラス食器の製造に着手したことから始まりました。
そして1961年には、千葉県九十九里に「菅原工芸硝子株式会社」を設立。
受注生産を中心にしていましたが、オリジナル商品を展開する自立型企業に転換すべく、販売会社を設立したり、開発研究会を発足したりと新製品開発に本格的に取り組みました。
その後、欧米や香港、シンガポールなど海外への輸出拡大に成功。
日本国内でも東京・福岡・仙台などに店舗を展開し、現在も世界中の人に愛されるオリジナルのガラス製造を行っています。
菅原工芸硝子のコンセプトとこだわり
菅原工芸硝子は、創業当時から手作業で製品を作り出すことにこだわっています。
ただ手作業で作る製品が「売れるから」という理由で、ハンドメイドにこだわるわけではありません。
職人たち自身が楽しみ、真摯に向き合って作り上げる「こころ」を持った製品を使い手の暮らしに届けることをコンセプトに掲げているためです。
そしてものづくりへの想いは、常に使い手中心にあります。
暮らしのさまざまなシーンを彩り、寄り添う製品を作ることをなにより大切にする菅原工芸硝子は「世界で最も使い手との距離が近いメーカーになる」決意をもって革新を続けているのです。
国から認められた伝統工芸士が在籍
菅原工芸硝子には、江戸硝子の「伝統工芸士」に認定された職人が5人在籍しています。
伝統工芸士とは、「高度な技術・技法をもつことを認定された人」であり、いわゆる国家資格を持つ技術者です。
伝統工芸士になるには厳しい条件をクリアしなければなりません。
知識・実技・面接試験に合格したうえで、12年以上の実務経験が必要になるのです。
そのような伝統工芸士をはじめ、在籍する職人たちは自らの技術を向上させるために、そして使い手の暮らしを彩る製品を作るために、日々ガラスと向き合い続けます。
Sghr製品を使って食事を楽しめるカフェ
実際に製品を使用してから購入を検討したい人におすすめなのが、Sghr製品を使って食事を楽しめるカフェ「Sghr cafe Kujukuri」。
白で統一された清潔感のあるお店では、グラスやプレートはもちろん、メニュースタンドやフラワーベースもSghrで統一されています。
実物ならではの透明感や質感、フードやドリンクと合わせたときの雰囲気を試せるのは、直営カフェならではのサービスでしょう。
カフェには「スガハラファクトリー」というガラス工房が併設されているため、実際に試して気に入った製品はすぐに購入可能です。
菅原工芸硝子が提案する4つのスタイル
ここからは、菅原工芸硝子が日々の暮らしに合わせて提案する4つのスタイルを紹介!
各スタイルで実現できるテーブルセットの雰囲気を紹介しているので、ぜひ購入時の参考にしてみてください。
ホッと一息つける日常にぴったりの「Basic」
日常使いにふさわしい「Basic(ベーシック)」は気取らないシンプルなデザインで、毎日使いたくなるラインナップが揃います。
透明感のある内側と、サンドブラストでくもらせた外側のコントラストが美しい「SOSARA」は、毎日の朝食に使いたいシリーズ。
あわただしい朝でもパンとサラダ、フルーツを簡単に乗せるだけで、上品なワンプレートの朝食が完成します。
使うシーンを選ばないシンプルなデザインで、どのような場面でもしっくりと馴染み、さりげなく日常を彩るでしょう。
洗練された印象を与える「Modern」
職人たちの飽くなき好奇心が形になった「Modern(モダン)」は、日常に洗練された美しさをもたせます。
販売から20年のロングセラーとなっている「DUO」はSghrの代表作。
職人の手作業でのみ実現できる技法によって、色の異なる2層のガラスを重ね合わせています。
ずっしりとしたフォルムのDUOは、特別な空間を演出するロックグラスとして大切な人への贈り物にも人気の製品です。
職人の個性が光るModernスタイルは、アイデア次第で使い方やコーディネートの幅を広げてくれるでしょう。
非日常へと誘う高級感あふれる「Luxe」
特別な日に使いたい「Luxe(リュクス)」は、料理や花の存在感を引き立たせ、ガラスから感じられる上品さで非日常なひとときを演出します。
花びらのようになめらかなフォルムの「KANA」は、盛り付けられた料理を一層華やかに引き立てます。
前菜やコンポートをのせて食卓に置くと、食材そのものはもちろん、大切な食事の時間までも彩ってくれるでしょう。
日本の暮らしに溶け込む「Wa」
四季折々の表情を楽しむ「Wa(ワ)」スタイルは、日本人の暮らしに優しく馴染みます。
中でも人気の「COHANA」は、まるでテーブルに一輪の花が咲いているかのような可愛らしいデザインが特徴です。
和食に欠かせない小鉢は、四季によって異なる旬の食べ物をバランスよく食べる習慣から、日本人に長く親しまれてきました。
Waスタイルには、日本の暮らしに寄り添うシンプルかつ柔らかな製品が揃います。
菅原工芸硝子の商品シリーズ・コレクションを紹介
ここからは、菅原工芸硝子の定番シリーズを紹介します。
各シリーズ・コレクションの特徴や魅力を代表的な商品とともに解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
いつもの飲み物が美味しく感じる「グラス」
職人が細部までこだわって仕上げたグラスは、毎日の食卓やひとりでくつろぎたい時間、大切な人とゆっくり話したいときなど、さまざまなシーンを彩ってくれます。
Sghrの大人気商品のひとつ「富士山グラス」は、普段使いにも贈り物にも最適なグラス。
ぽってりとした愛らしいフォルムで注目すべきは、飲み物が注がれたときに現れる富士山。
ビールを注げば積雪の富士に、ワインを注げば黄昏時の赤富士になります。
Sghrのグラスコレクションは900点以上!
日常のさりげないシーンから特別な日の思い出作りまで、どんなときでも活躍できるラインナップです。
テーブルをおしゃれに彩る「皿・器」
Sghrの皿・器シリーズは、異なる色やサイズを並べることでおしゃれなテーブル周りを作れるのが特徴。
プロの料理人も愛用する「グリッドプレート」は、乗せる料理を選ばないSghrの人気製品です。
プレート全面に広がる規則的な格子模様により、反射する光が料理に華やかさをプラス。
職人の高い技術力によって作られたプレートなら、食卓をより鮮やかに演出できるでしょう。
空間に華やかさを演出する「フラワーベース」
Sghrの魅力は食卓だけではありません。
空間に華やかさを加えてくれるフラワーベースにも、Sghrのガラス製品を取り入れてみましょう。
フラットな円形プレートが付いた「カルマ」は、落ちた花びらまで愛でる時間を楽しめるフラワーベースです。
円形プレート部分は花を横たえるように置いてもおしゃれですし、お花以外にも前菜やコンポートを飾る食器として活用してもよいでしょう。
菅原工芸硝子は食の魅力を最大限に引き出す
この記事では、菅原工芸硝子のコンセプトや歴史、そして菅原工芸硝子が提案するスタイルを紹介しました。
職人の長い経験と技術によって生み出されるSghrのガラス製品は、使い手の暮らしに寄り添った扱いやすい製品が揃っています。
ガラスで反射する光を当てて、一層食材を美しく引き立ててくれる菅原工芸硝子。
食の魅力を最大限に引き出すガラス製品で、かけがえのない食事の時間を過ごしてください。