オーレ・ヴァンシャーが手掛けた「OW149」は、クラシックとモダンを兼ね備える洗練されたチェアです。
こだわり抜いたデザインは細い優雅なフォルムが美しく、オーレ・ヴァンシャーの代表作として世界中で人気となりました。
この記事ではOW149の魅力やコーディネート事例をわかりやすく紹介します。
目次
OW149とは?
「OW149」は1949年に誕生した、伝統的なスタイルとモダンデザインの絶妙なバランスが魅力のラウンジチェアです。
1700年代の英国コロニアル様式の家具に影響を受けた細い優雅なラインが特徴的なほか、「コロニアルチェア」と呼ばれ愛されてきました。
デザインは、クラシックな品位をもったモダンデザインが人気の「オーレ・ヴァンシャー」。
制作を担当したのは北欧を代表する家具メーカーである「カール・ハンセン&サン」です。
OW149は耐久性と強度に優れており、軽量で簡単に移動ができるためさまざまな空間で活躍します。
格式と優雅さをあわせもち、時代に合ったモダンなデザインは部屋をおしゃれでスタイリッシュな印象にしてくれるでしょう。
エレガントなフォルムが魅力のラウンジチェア
家具デザインにおいてヴァンシャーが追求してきたのは、軽快で優美なフォルムです。
美しいカーブを描き、流れるように前脚と一体になるアームをもつ椅子が度々デザインされています。
OW149も細く優雅なフレームと、洗練された曲線を描くアームが魅力のラウンジチェアです。
エレガントなフォルムながら機能的で、座り心地もよくゆったりとした優雅なひとときを過ごせるでしょう。
細部までこだわり抜かれたデザイン
ミニマリスト、機能主義者として評価されるヴァンシャーのデザインは、洗練された細いラインが多く見られます。
繊細なフレームながら考え抜かれた構造で、優れた強度を実現しているのです。
たとえば先端で真下にカーブする特徴的なアームや丸棒状の脚。
若干の曲線を描いた後ろ脚は椅子に安定性を与え、傾斜のあるシルエットを生み出しています。
またOW149を構成するのはいずれも丸みを帯びたパーツです。
全体を通して平面的な部分はなく、細部に至るまで丁寧に仕上げられています。
絶妙に異なる雰囲気を作り出す素材やレザー
素材やレザーの種類、木材の仕上げ方といったバリエーションの豊富さもOW149の魅力です。
ブラック、ブラウン、ライトブラウンの3色展開のレザーは、表面に薄いコーティングを施したセミアニリンレザー「Thor(トアー)」を使用。
皮革本来の自然な風合いと肌触りが特徴です。
またフレームはナチュラルで柔らかな印象の「オーク材」、色味が濃く重厚でシックな雰囲気の「ウォールナット材」から選べます。
そしてオイルフィニッシュの仕上げは木の自然な色を際立たせ、使い込むほどに深みのある落ち着いた色に変わっていきます。
このように好みや配置したい場所に合わせて選べるのは嬉しいポイントです。
OW149とセットで使用するスツール「OW149F」
OW149の発表から14年、ヴァンシャーはコロニアルチェアとセットになるソファやコーヒーテーブルといった「コロニアルシリーズ」を発表しました。
なかでも「OW149F」はOW149によく合うシンプルで優雅なスツールです。
合わせて配置するとさらに使用感を高め、くつろぎの空間をつくります。
上品な仕上げと籐張りの座面は十分に存在感があり、単独でも魅力を発揮するでしょう。
OW149を二連にしたようなデザインの「OW149-2」
「OW149-2」は、OW149を基本にデザインされた2人掛けソファです。
OW449(コロニアル・コーヒーテーブル)やOW149F(コロニアル・フットスツール)とともにコロニアルシリーズを構成する家具の一つです。
OW149を二連にしたようなデザインは中央部を二重の脚にして耐久性を確保するなど、ヴァンシャーらしいこだわりが見えます。
OW149も組み合わせて配置すると一気に存在感が増し、贅沢な気分を味わえるでしょう。
OW149の導入事例を紹介
ここからはエレガントで格式のあるラウンジチェア、OW149のコーディネート例を紹介します。
部屋を上質でスタイリッシュな印象にしたい人、優雅でリラックスした時間を過ごしたい人は、ぜひ参考にしてください。
お気に入りの場所でのくつろぎの時間に
まずはリビングなど多くの時間を過ごす場所に配置してみましょう。
OW149は安定感のある座り心地ながら軽量な椅子です。
そのため気分によって窓辺やテレビの前、ベッドサイドなどへ簡単に移動でき、お気に入りの場所でくつろげます。
スツールであるOW149Fと組み合わせて置くとよりリラックスした姿勢になり、ゆったりと読書やテレビを楽しめるでしょう。
OW149-2と組み合わせてカフェで活用する
2人掛けソファのOW149-2と組み合わせて置くと、統一感がありおしゃれでスタイリッシュな印象になります。
このためカフェで活用すれば一目置かれる存在になるでしょう。
天然木と皮革のコントラストは美しく、インテリアとしても活躍してくれます。
またいつものカフェタイムに優雅な雰囲気が加わり、お客さまにより楽しい時間を過ごしてもらえるでしょう。
ホテルの部屋やロビーに
存在感があり、置くだけで絵になるOW149。
クラシックな雰囲気と高級感があり、ホテルなどの日常から離れた空間にもぴったりです。
部屋やロビーに配置すれば、特別で贅沢な時間を堪能できるでしょう。
手持ちのテーブルと組み合わせてダイニングチェアとして
手持ちのダイニングテーブルと合わせてダイニングチェアとして配置してみましょう。
機能的で座り心地もよいOW149は、普段使いの家具としてもおすすめです。
おしゃれでスタイリッシュなフォルムはダイニングを華やかに彩り、家族の団らんがさらに楽しい時間になるでしょう。
オフィスのデスクチェアや応接室に
優雅で格式のあるOW149は、オフィスでもその持ち味を発揮します。
応接室に配置したりデスクチェアとして活用したりすると、その重厚で落ち着いた雰囲気は取引先やお客さまにも好印象を与えます。
至妙なカーブと傾斜で洗練された空間へと導くOW149
この記事では伝統的な格式あるスタイルと、モダンデザインの絶妙なバランスが美しいOW149の魅力や活用アイデアについて解説しました。
OW149は細く優雅なラインと洗練された曲線が特徴のエレガントな椅子です。
コロニアルシリーズと合わせてさまざまな楽しみ方ができるのも大きな魅力といえます。
モダンな家具で部屋を洗練された印象に仕上げたい人、おしゃれな空間でゆったりとした時間を過ごしたい人はぜひオーレ・ヴァンシャーのOW149を取り入れてみてください。