せっかく部屋に絵を飾り付けるなら、カフェやギャラリーのようにおしゃれな雰囲気にしたいもの…!
上手に絵を配置するにはいくつかのコツがあり、基本のポイントを意識して実践することで、簡単に飾り付けができるようになります。
今回は、初めて絵を飾ろうと思っているインテリア初心者さん向けに、すぐに実践できる絵の飾り方テクニックを紹介します。
目次
絵はどんなルールで飾れば良いの?
絵の配置やインテリアに悩む人は多いですが、明確なルールはないので自由に飾ってしまって大丈夫です。
ただし、おしゃれに見せるためのコツや配置のポイントはいくつか存在します。
- どの部屋に配置するか
- どんなサイズの絵を選ぶか
- 絵の配置パターンはどうするか
などが違うだけで驚くほど雰囲気が変わってしまうため、より良い見栄えにしたい人は配置テクニックも少しずつ覚えて練習するのが良いでしょう。
以下で絵を飾るのにおすすめの部屋と特徴を簡単にまとめたので、配置の参考にしてみてください。
- リビング
間取りが広いのでどんなサイズの絵でも飾りやすい。普通の部屋には置きにくい大型の絵を採用しやすく、複数の絵を並べて配置することも可能。壁掛け以外の配置も選びやすく、インテリアの自由度が高い。 - 居室
プライベートな空間である居室には、多少趣味色の強い絵を採用しても大丈夫。小さな絵をワンポイントで飾り付けておくだけでもおしゃれな雰囲気にできる。ワンルームインテリアの参考事例が多いので配置を決めやすいのもメリット。 - 寝室
寝室は休息をとるための場所なので、安らぎを感じさせる絵を選ぶのがおすすめ。さりげなく飾るほうがリラックス感を演出しやすいですが、ベッド上のスペースに横長の絵を大胆に飾ってしまうレイアウトもあり。視線を感じやすい人物画や刺激的な絵は極力避けたほうが無難です。 - 玄関
殺風景になりがちな玄関・廊下スペースは、インテリアセンスを活かせる絶好の空間。細長スペースの壁には縦長の絵を、スペースが空きやすい靴箱周辺には、小さな絵とインテリア雑貨を組み合わせて飾るなど、多彩なアレンジを楽しめるのが魅力です。
絵を飾るのが難しい場合は写真がおすすめ
いくつかのポイントを守れば絵を上手に飾ることは可能ですが、それでも絵の配置は初心者には難しいもの。
もっと手軽におしゃれな空間を作りたい場合は、写真をインテリアに活用するのもおすすめです。
絵と比べて雰囲気のバランスを調整しやすく、配置テクニックも簡単に覚えることができます。
わたしたちの工務店「TIMBER YARD」では、注文住宅+インテリアの提案もセットで行っています。そのときに提案することが多いのもおしゃれな写真。絵よりも簡単にコーディネートできて、かつモダンな印象を与えられるのでおすすめです。
「TIMBER YARD」の公式ショップなら、モダンなお部屋にぴったりのインテリアアイテムが豊富に揃っています。
絵を飾るときにまず意識したい基本テクニック3選
「絵を飾ると言っても、具体的にどんな手順で場所を決めれば良いの?」と迷ってしまう人も多いでしょう。
ここからは、絵を飾るときにまずは覚えたい基本の配置テクニックを3つ紹介します。
目線の高さに合わせる
絵を飾るときの基本は、人の目線に合わせた高さに配置すること。
目に入りやすい位置に絵を配置すれば、部屋に入ったときに上手に視線を誘導して目立たせることが可能になります。
最も視線に入りやすい位置は140〜150cmで、美術館やアートギャラリーなどの展示物もこの高さを守っていると言われています。
「配置に迷ったら目線の高さ」と覚えておきましょう。
壁の面積に合わせて縦横比を決める
絵を飾ろうと考えている壁の縦横比もきちんとチェックしておきましょう。
横長の壁なら「横長サイズの絵」、縦長の壁なら「縦長サイズの絵」を配置するのが良いバランスです。
縦横が真逆になるとチグハグな印象を与えてしまうので、絵のサイズや大きさによっては配置場所を変えたほうが良い場合もあります。
正方形サイズの絵であればそのまま飾るか、小さければ横一列・縦一列などにして複数配置するのもおすすめです。
大きさのバランスを合わせる
最後のポイントは、大きさのバランスを合わせることです。
広々とした壁にポツンと小さな絵があれば殺風景で寂しい印象になりますし、狭い壁を一面埋め尽くすような巨大な絵を飾れば、たちまち窮屈な雰囲気になってしまいます。
絵を飾りたい壁と空間のバランスを良く考えて、ジャストサイズの絵を飾れるように意識するのがコツです。
絵はどこに飾るのがベスト?王道の置き場所と設置方法
絵を配置する場所は大体決まっているので、基本パターンに沿って配置すれば失敗する可能性は低くなります。
この章では、絵を飾る「場所」と「設置方法」について簡単に解説していきます。
壁に掛ける
壁掛けは最も基本的な絵の飾り方。
少ないスペースで壁面を飾れるので、多くの人が使う王道の配置方法です。
実際に壁に絵を取り付けるには、
- ピンフック
- 強化フック
- 粘着素材
- 粘着シール
などのアイテムを活用する必要があります。
選んだアイテムによって傷の残りやすさ・耐えられる重量・見た目の印象などが異なるので、配置する絵のタイプから最適な方法と道具を探してみてください。
壁面に吊るす
絵を壁面に吊るして飾る方法も有力です。
絵の裏側に紐を通して取り付けるだけなので、壁掛けと同じ道具を使って手軽に飾ることができます。
天井部分のフックや専用アタッチメントを活用することで、壁を傷つけずに絵を飾れるメリットもあります。
支えが紐だけなので風や揺れには弱く、重い絵などは落ちやすくなってしまう点には注意。
上から紐が伸びている見た目が気になる人は壁掛けにしてみるなど、好みに応じて設置方法を使い分けられると良いでしょう。
椅子やスタンドに置く
ほかの家具やインテリア雑貨との相性を考えてレイアウトするなら、絵の置き場所を工夫してみるのも一つの手。
- 椅子の上に置く
- イーゼルスタンドに置く
- 棚上の壁に立てかける
など、壁掛け以外の置き場所も検討してみましょう。
普通に飾るよりも下方向に目線を集められるので、インテリアの難易度は高いですが一味違った雰囲気を演出できます。
絵自体を目立たせたい場合や、おしゃれなアトリエ風の印象を作りたい人におすすめです。
壁に立てかける
壁に立てかけるだけのシンプルな飾り方もあります。
設置アイテムを使用しないので、壁や天井を傷つけずに絵を飾れるのが何よりのメリット。
賃貸物件でも安心して絵を配置することができます。
床置き家具や観葉植物との相性も良いため、大きすぎて壁掛けしにくい絵などはこの方法で飾っても良いでしょう。
部屋が散らかっていたり、乱雑な配置で物が置かれていると途端に窮屈な印象になるので、配置とアイテム数には十分気を付けましょう。
初心者でも大丈夫!おしゃれに絵を飾る配置テクニック4選
部屋に絵を飾ったことがない人は、どのような手順で配置場所を決めればいいのか迷ってしまうはず。
ここからは、初心者でもおしゃれかつ簡単に絵を配置できるインテリアのコツを紹介!
初心者でも取り組みやすいように要素を削ぎ落として解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
1面1枚のルールで配置する
絵の配置レイアウトを簡単にする方法は、「壁1面につき1枚だけ絵を配置する」というルールを決めてしまうことです。
最初から複数の絵を組み合わせるのはバランス的に難しく、悩むポイントが多くなってしまいます。
絵の種類や枚数を増やすほどレイアウトの難易度も上がってしまうので、シンプルに1枚だけ配置してすっきりとした印象を作るのがコツ!
あえてルールを限定することで迷いがなくなり、統一感のあるインテリアを作れるようになります。
配色が少なくシンプルな絵を選ぶ
少ない配色で控えめな印象の絵のほうが、ほかのインテリアとの相性は良くなります。
派手な色使いだと全体のバランスを合わせるのが難しく、上級者向けのコーディネートになってしまいます。
絵を使って空間をおしゃれにデザインしたいなら、最初はやや控えめで主張の少ない絵を選んだほうがバランスを整えやすいです。
薄い配色で構成された模様や自然の風景画、モノトーンで構成されたおしゃれなイラストなどがおすすめです。
絵の雰囲気と家具のテイストを合わせる
色だけでなく絵の雰囲気も重要な要素のひとつ。
上手におしゃれな雰囲気を作るためには、暖かみを感じさせる優しいタッチの絵を採用するのがコツです。
奇抜・奇妙・恐怖・刺激的な印象の絵は、素朴なインテリアと馴染ませるのが困難になります。
無理矢理合わせても絵だけが浮いてしまい、やりすぎ感が出てしまうもの。
慣れないうちはどんな空間にも合いやすい無難な絵を選んで、さりげないおしゃれ感を演出してみてください。
額縁はシンプル装飾で
絵の雰囲気に大きな影響を与えるのが、額縁のデザイン。絵の配置やレイアウトに慣れてきたら、額縁のデザインにもこだわってみましょう。
細いフレームのものや、黒・シルバー・白など、モノトーン配色は初心者でも使いやすいのでおすすめです。
額縁の素朴をシンプルな見た目にすることで、どんなスタイルのお部屋にも調和させやすくなります。
ほかの家具とのバランスもとりやすくなるので、絵の雰囲気にぴったりの額縁を探してみましょう。
上手に絵を飾りつけて良質なアート空間を作ろう
今回は絵を使ったインテリアの方法について簡単に解説しました。
絵の飾り方は無数のパターンがあるので迷いがちですが、紹介したポイントを意識しながらコーディネートすれば、決して難しいものではありません。
あえて要素を少なくすれば配置をパターン化できるので、派手に失敗することもなくなります。
無難な飾り方ばかりしていると飽きてくるので、慣れてきたらインパクトのある絵を飾ったり、絵の複数配置などにチャレンジしてみるのも良いでしょう。
TIMBER YARDでは、注文住宅の提案に合わせて、家具・絵・写真などのトータルコーディネート提案も行っています。
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基本の飾り方をマスターして、好みの空間にカスタマイズしてみましょう。