新築間取りはどう決める?
新築を建てるということは、多くの人の憧れであり、念願の夢でもあると思います。
そのため、新築の間取りを考える時間はとても楽しく、そこで生活をするイメージがどんどん湧いてくると思います。
しかし、新築の間取りを決めるというのは、意外と難しく、苦戦してしまう人もかなり多いです。そこで、この記事では、後悔しない間取りの決め方について詳しく解説していきます。
目次
新築の間取りを決めるのは楽しい反面難しい
新築の間取りというのは、家主が決めることができ、自分のイメージに合わせた家づくりができます。しかし、自由に決められる反面、知識のない人の場合は迷ってしまうことが多々あります。
- どこに何を設置したらいいんだろう?
- ここにこれを設置したら不便かな?でもおしゃれだな。
間取りを考えるということは、これからの生活スタイルを決めていくということでもあるため、慎重に行わないと後悔することになります。なぜなら、一度間取りを決めて家を建ててしまうと、「やっぱり変えたい!」と思っても、当然変えることはできないからです。
そのため、間取りを考えるためには、ある程度の知識やプランがなければならないのです。
新築の間取りを決めるときのコツとは?
では、そんな新築の間取りを決める時に大事になるコツとは、一体何なのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
家のこだわりを明確にする
まずは、家のこだわりを明確にしましょう。例えば、以下のようなこだわりがあるとします。
- 子供と顔を常に合わせられるような風通しの良い家にする。
- 日当たりを重視して、冬でも太陽光が入ってくるようにする
それぞれ、自分の家に対する「こだわり」や「願望」というのがあると思います。
まずはそれらを一度紙に書き出してみましょう。
- 妥協できない物。
- 妥協できる物。
妥協できないものから優先順位をつけていき、本当に必要なものに絞り込んでこだわりを明確にしてみてください。
予算を一回忘れる
間取りを考える時に、邪魔をしてくるのが予算です。
よりオシャレに、より便利にということを考えて、間取りを決めていくと、それと同時に予算も高くなってしまいます。しかし、一度予算のことは忘れて間取り決めに集中することが大事です。
基本的に予算は最後に調整する物です。
間取りと一緒に予算を調整すると、思うように間取り決めが進みません。そのため、一度全ての間取りを考えてしまってから、かかってくる費用を調整することがおすすめです。
導線を考える
間取りを決める上では、生活導線、家事導線などをしっかり考えることが大事です。
例えば、以下のような物が挙げられます。
- 水回りは一か所に固める。
- 日当たりの良い場所をリビングにする。
- 子供部屋に入るまでに玄関とリビングを経由できるようにする。
というように、生活をしていく上で、子育てをしていく上で便利な導線を考えることも大切です。
あると便利!取り入れるべき間取りプランとは?
ここからは、間取りに取り入れると便利な間取りプランについて解説していきます。
「何か足りないんだよな」
と思っている人は、是非これから紹介する間取りプランを参考にして下さい。
プラン1: シューズクローク
まずはシューズクロークです。
シューズクロークとは、その名の通り靴を履いたまま入れる収納スペースのことです。
このシューズクロークを作るためには、玄関にある程度広さを持たせる必要がありますが、シューズクロークを作ることで、わざわざ靴を脱がなくても収納に辿りつくことができ、ベビーカーなど比較的大きい物も簡単に出し入れすることができるようになるのです。
プラン2: ウォークインクローゼット
そして、多くの人が憧れるウォークインクローゼットもおすすめです。
ウォークインクローゼットを設置することで、その中で着替えることができるため、着替える場所に困りません。
また、ウォークインクローゼットは特に女性から人気で、その中でオシャレを考えることができ、生活に楽しさが増すでしょう。
間取り決めで失敗しないための注意点とは?
次に、間取り決めで失敗しないための注意点について詳しく解説します。
この知識がないと、間取りを決めても、家を建ててから後悔してしまうことになり、その後悔をずっと持ち続けなければならなくなるため、しっかりと頭に入れておくことをおすすめします。
収納のスペースを使う頻度について考える
収納というのは、生活をする上でとても重要になります。
しかし、意外と面積を取るのも収納スペースですので、使用頻度を良く考えてから収納スペースを決めることをおすすめします。
また、家族の人数や収納量なども、ある程度予想しておくことが大事です。
- 大きめに収納を作ったけど、こんなに広く作らなくても良かったな・・・。
- 思ったより収納物が多かった。
- もっと広く作っておけばよかった。
といった失敗に陥る可能性があります。
そういった失敗を回避するためには、まずは「どれくらいの頻度で収納を利用するのか?」「どれくらいの物をしまっておくのか?」ということを考えることから始めてみましょう。
注文住宅の場合はコンセントの存在も忘れずに
注文住宅で家を建てる場合は、かなり自由度が高く、自分の好きなように家を建てることができます。
しかし、注文住宅の間取り決めで忘れがちなのが、コンセントです。
リビングや良く使うスペースに設置することは当たり前ですが、階段や廊下などに設置しておくことも忘れないようにしましょう。
見た目よりも居住性を考える
新築を建てる時に、見た目を重視したいと考えている人も多いでしょう。
確かに、見た目を重視して、オシャレな家を建てることができれば、周りから、「オシャレなお家ですね」と褒められることもあります。
しかし、見た目を重視して家を建てる、間取りを決める、ということをしてしまうと、かなり生活に不便な家が建ってしまうことがあります。
そのため、まずは家を建てる本当の目的をしっかりと確認するべきです。
きっと、新築を建てるほとんどの人が、
「快適に生活できる自分たちの城を作りたい」
「住みやすくて、家族団らんを楽しめる家を作りたい」
そう考えていると思います。
つまり、家を建てる時に一番重要視しなければならないのは、住みやすさであって、オシャレさは二の次なのです。
間取り決めの豆知識!風水について
新築を建てる時に、風水を重要視する人もいると思います。
では、風水を意識して家を建てる時に大事になることについて、詳しく見ていきましょう。
風水の本質とは?
風水は中国から発展してきた物で、様々な環境学を元に、運気をアップさせるという捉え方がなされています。
しかし、風水の本質は、「より快適に生活を送っていくための知恵」なのです。
風水はオカルトだと思っている人がいるかもしれませんが、必ずしもそうだとは言い切れません。風水を意識して間取りを決めると、自然と明かりが差し込む部屋ができたり、風通しが良い部屋を作ったりすることもできるのです。
鬼門と裏鬼門
風水を重要視する場合は、鬼門や裏鬼門に注意する必要があります。
家の真ん中から見た時に、北東が鬼門、南西が裏鬼門となっています。
鬼門と裏鬼門は、常に清潔にしておくことが大事ですので、汚れやすい水回りを鬼門、裏鬼門に設置するのは好ましくありません。
間取りは本当に重大な選択
このように、新築の間取り決めは、これからの生活をイメージすることができ、とてもワクワクする作業ですが、それと同時に失敗できない工程の一つです。
一度間取りを決めてしまい、家が建ってからでは間取りの変更は簡単にはできないため、導線や利便性などをしっかりと検討して決めていくことが大事です。
間取り決めで悩んでいる人は、是非今回紹介したプランや、知識などを参考にしてみることをおすすめします。