毎日の食卓に取り入れたい、おしゃれな北欧食器。
北欧諸国では冬が長く、家で過ごす時間を大切にする習慣があります。
そのため、北欧ブランドからは、デザイン性と機能性の高い食器が数多く発表されています。
日本でも北欧テイストに合うテーブルウェアが製造されており、シンプルなものから華やかな色合いのものまで、魅力的なデザインを手に入れることが可能です。
この記事では、海外・日本を問わず、北欧食器のおすすめブランド22選を紹介していきます。
これから買いそろえる人も、ひとつだけ買い足す人も、ぜひ参考にしてください。
目次
- 1 森と湖の国フィンランドの代表的ブランド「ARABIA」
- 2 世界中で愛されるテーブルウェアブランド「iittala」
- 3 かわいらしくスタイリッシュなデザイン「マリメッコ」
- 4 シンプルモダンが魅力の北欧ブランド「ケーラー」
- 5 吹きガラス職人とアーティストが生み出す「ホルムガード」
- 6 タイムレスなデザインの陶器とガラス「ローゼンダール」
- 7 ミッドセンチュリーの空気感をまとう「グスタフスベリ」
- 8 木と陶器の組み合わせが新鮮「トンフィスク」
- 9 ミニマムデザインと機能性が特徴のカトラリー「カイボイスン」
- 10 おおらかな女性像を取り入れた食器「ビヨン・ヴィンブラッド」
- 11 端正で静かなたたずまいが魅力「リュンビューポーセリン」
- 12 世界の王室・上流階級の御用達ブランド「ロイヤルコペンハーゲン」
- 13 ワイングラスの名門ブランド「リーデル」
- 14 北欧食器や和食器とも相性が良いカトラリー「クチポール」
- 15 エレガントな曲線が魅力の磁器「ジョージジェンセン」
- 16 世界でも珍しいステンレスホウロウ「グローカルスタンダードプロダクツ」
- 17 淡い色合いと鳥モチーフが特徴「バーズワーズ」
- 18 独特な世界観を持つ食器デザイン「イイホシユミコ」
- 19 波佐見焼をさらにスタイリッシュに「ハサミポーセリン」
- 20 琵琶湖に着想を得たモダンな食器「KIKOF」
- 21 熟練の職人しかできない技術でつくるグラス「スガハラ」
- 22 日本のグッドデザインのパイオニア「柳宗理」
- 23 北欧食器で毎日の食卓をおしゃれに楽しもう!
森と湖の国フィンランドの代表的ブランド「ARABIA」
フィンランドで1873年に創業された、北欧を代表する陶磁器ブランド。
アラビアの食器は、遊び心にあふれたものが多く、北欧の暮らしの中にある温かさとストーリーを感じさせるデザインが特徴です。
代表的なシリーズは、青や黄色の果物と花がデザインされた「パラティッシ」、「ムーミン」の世界が描かれた食器などがあります。
食卓に北欧の自然をモチーフにした、大胆でカラフルな色合いの食器を並べれば、アラビアの世界観を共有できるでしょう。
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世界中で愛されるテーブルウェアブランド「iittala」
イッタラは、1881年にフィンランド・イッタラ村で小さなガラス工場として誕生しました。
1930年代からは有名デザイナーであるアルヴァ・アアルトやカイ・フランクがデザインを手がけ、今ではフィンランドを代表する北欧食器ブランドとして世界中で支持されています。
代表的なシリーズは、シンプルでタイムレスなデザインの「ティーマ」、波打つフォルムが特徴的なガラスのベースが魅力の「アルヴァ・アアルト コレクション」、露のしずくをモチーフにした「カステヘルミ」のガラスシリーズなどがあります。
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かわいらしくスタイリッシュなデザイン「マリメッコ」
マリメッコは1951年にフィンランドで誕生した、インテリアやファッションを手がけるブランド。
大胆なデザインと色使いで、かわいらしさとスタイリッシュさが同居する点が魅力です。
マリメッコの代表的なシリーズと言えば、カラフルな花の模様をあしらった「ウニッコ」。
カラーバリエーションが豊富で、ビビッドな色を使ったものや、モダンな色の組み合わせのタイプから選べます。
シンプルモダンが魅力の北欧ブランド「ケーラー」
ケーラーはデンマークを代表する老舗陶磁器メーカーで、多くのアーティストとともに、製品を発表し続けています。
シンプルでモダンなデザインが特徴で、どんな食卓にも合わせやすいでしょう。
代表的なシリーズは、ボーダーのフラワーベースがスタイリッシュな「オマジオ」、日本陶器の“しのぎ”のような縦の凹凸が陰影を生む、美しいフォルムの「ハンマースホイ」があります。
ほかにも、陶器でつくられた建物の窓から、温かい光が漏れだすキャンドルカバーの「アーバニア」シリーズは、家の中で幻想的な風景を楽しめます。
吹きガラス職人とアーティストが生み出す「ホルムガード」
ホルムガードは、デンマークで1825年に創業した、デンマーク王室御用達ガラスブランドです。
多くのアーティストと高度な技術を持つガラス職人とのコラボレーションによって、モダンでスタイリッシュなガラス製品を生み出しています。
しずく型の吹きガラスと本革の取手を組み合わせたランタンシリーズ「デザイン ウィズ ライト」は、ドイツのデザイン賞を獲得し、北欧のキャンドル文化に大きなインパクトを与えました。
ほかにも冷蔵庫のドアポケットに収納できるボトルシリーズ「ミニマ」や、バウハウスのデザインに影響を受けた彫刻的なデザインの「フォーマ」シリーズが人気です。
タイムレスなデザインの陶器とガラス「ローゼンダール」
1992年に立ち上げられた、デンマークのライフスタイルブランド、ローゼンダール。
「良質なデザインは、創造性と構造体の間の絶妙に保たれたバランスから生まれる」という哲学のもと、多くのデザイナーとさまざまなプロダクトを発表しています。
代表的なシリーズ「アンデルセン」は、童話作家アンデルセンの生誕200周年を記念して作られた復刻シリーズです。
ほかにもタイムレスなデザインで、ふっくらとしたフォルムが魅力の陶器とガラスのシリーズ「グランクリュ」があります。
ミッドセンチュリーの空気感をまとう「グスタフスベリ」
1825年にスウェーデンで設立されたテーブルウェアブランドです。
スティグ・リンドベリ、リサ・ラーソンなど、著名なデザイナーとのコラボレーションにより、ミッドセンチュリー時代の特徴を持つデザインを生み出してきました。
代表的なシリーズには、緑の丸い葉が規則正しくデザインされた「ベルサ」、青いドットが整然と並ぶデザインが印象的な「アダム」、版画のように黒で縁取りされた菊の花を描いた「アスター」シリーズなどがあります。
木と陶器の組み合わせが新鮮「トンフィスク」
フィンランド最古の都市トゥルクで1999年に設立されたテーブルウェアブランド。
トンフィスクの「WARM」シリーズは、ポットやカップに木製のホルダーを陶器に組み合わせるデザインが目をひきます。
ラミネート加工をされた木製ホルダーによって、飲み物の温度を保ったり、陶器からの熱が手に伝わるのを防いだりすることで、使いやすさを追求しています。
スタイリッシュで独特なデザインの製品は、フィンランドの自社工場で製造されています。
ミニマムデザインと機能性が特徴のカトラリー「カイボイスン」
カイボイスンは、1886年生まれのデンマークを代表するデザイナー。
1938年にデザインしたカトラリーセットが、ミラノ芸術展でグランプリを獲得し、世界中で大きな反響を呼びました。
現在でもデンマーク王室や各国のデンマーク大使館で使われ続けています。
程よい重量感、絶妙なサイズで多くの人に愛されるカイボイスンのカラトリーは、新潟県の工場で生産されています。
つや消し加工がされたステンレスでお手入れしやすく、日常生活に寄り添うデザインのため、贈り物としてもおすすめです。
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おおらかな女性像を取り入れた食器「ビヨン・ヴィンブラッド」
ビヨン・ヴィンブラッドは、1918年生まれのデンマークを代表する芸術家。
代表作「エヴァ」シリーズには、女性の顔が立体的に施されたフラワーベースのほかにも、マグカップとボウルがあります。
おおらかでかわいらしい表情の女性の顔と、カラフルな花の髪飾りが手書きの柔らかい線で描かれており、食卓に置くだけでテーブルの上を華やかに彩ります。
端正で静かなたたずまいが魅力「リュンビューポーセリン」
1939年にデンマークで磁器メーカーとして設立された、リュンビューポーセリン。
バウハウス運動の影響を受け、合理性や機能性を重視したシンプルなデザインが特徴です。
ひし形模様が浮き上がるクラシカルな白い生地の「ロンブホワイト」、鮮やかな色がスタイリッシュな「ロンブカラー」、グレー生地にブルーのラインやドット模様が印象的な「ダン イルド」など、多彩なシリーズがあります。
世界の王室・上流階級の御用達ブランド「ロイヤルコペンハーゲン」
240年以上の歴史があり、デンマークで設立以来、世界中の王室や上流階級の御用達ブランド。
現在でも、白地にブルーのレース文様をほどこした、上品で新しいコレクションが生み出され続けています。
- ハンドペイントによる繊細なパターンが魅力の「ブルーテッド プレイン」
- ブルーテッド プレインの模様の一部を大胆にデフォルメした「ブルーテッド メガ」
- 縁取りの絵付けがプリンセスのティアラのようなデザインのため名付けられた「プリンセスブルー」
など、食卓をエレガントに演出する食器類がそろいます。
ワイングラスの名門ブランド「リーデル」
1756年に創業した、オーストリアを代表するグラスメーカー。
同じワインでもグラスの形状によって香りや味わいの印象が変わることに着目し、世界で初めて、ブドウの品種に合わせたワイングラスを開発しました。
ワイン初心者から上級者向きのものまで、140種類以上のグラスを取り扱っています。
最高級ラインである「ソムリエシリーズ」はハンドメイドで、グラスにこだわる人やプレゼントにおすすめです。
スタンダードラインの「ヴィノムシリーズ」とカジュアルラインの「オヴァチュア」「リーデル・オーシリーズ」はマシンメイドで製造され、価格も手頃なのが魅力です。
北欧食器や和食器とも相性が良いカトラリー「クチポール」
クチポールは、1920年にポルトガルで設立したカトラリー専門メーカー。
独特なフォルムのデザインは、職人によってていねいに手づくりされています。
モダンさと機能性を併せもったカトラリーのシリーズは、ヨーロッパのみならず、アジアやアメリカでも人気です。
代表的なシリーズである「ゴア」は、持ち手部分に黒柄が用いられているため、北欧食器や和食器とも相性が良く、ミニマムながら存在感を楽しめるのが特徴です。
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エレガントな曲線が魅力の磁器「ジョージジェンセン」
デンマークで1904年創業のライフスタイルブランド、ジョージジェンセン。
多くのデザイナーと協働して美しいプロダクトを生み出しています。
テーブルウェアでは、ミラー仕上げのステンレススティールを使い、曲線が美しいボウルやトレイのある「コブラ」シリーズ、ゆったりした曲線で形づくる磁器とガラスの「スカイ」シリーズなどがあります。
世界でも珍しいステンレスホウロウ「グローカルスタンダードプロダクツ」
グローカルスタンダードプロダクツは「不変で不偏」をコンセプトに製品づくりをする、日本の家具・雑貨プロダクトメーカーです。
岡本太郎や山川など、有名な芸術家とのコラボレーションを続けてきました。
カトラリー・マグカップ・ドリッパーの「ツバメ」シリーズは、ステンレスにホウロウをほどこした、世界でも珍しい技術を使っている製品です。
臭いが付きにくく、錆びない、軽いのが特徴のステンレス材のホウロウ製品は、使いやすいため人気があります。
淡い色合いと鳥モチーフが特徴「バーズワーズ」
バーズワーズは大阪を拠点とする陶磁器ブランドです。
「自分たちが作り出すものも鳥のさえずりのように、人の心や体に優しく伝わっていくものにしたい」をコンセプトに、鳥モチーフのオブジェやテーブルウェア、アクセサリーを発表しています。
食器類は中間色の淡い色合いと、自然をモチーフにした模様がかわいらしい、温かみを感じさせるデザインが特徴です。
大切な人へのプレゼントとしてもおすすめです。
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独特な世界観を持つ食器デザイン「イイホシユミコ」
2007年に誕生した、作家イイホシユミコがプロデュースするテーブルウェアブランド。
「手づくりとプロダクトの境界にあるもの」をコンセプトに、ミニマムでかわいらしいだけではない、独特な世界観を持つデザインが魅力です。
安定感のある底が浅めのフォルムと、ほかにはない温かい色合いが特徴的で、使いやすさとモダンさをあわせもっています。
マットな肌合いの食器類は、洋食にも和食にも合わせやすいデザインです。
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波佐見焼をさらにスタイリッシュに「ハサミポーセリン」
長崎県で受け継がれてきた波佐見焼の老舗商社と、ロサンゼルスを拠点とするデザイナー篠本拓宏による共同開発のテーブルウェアブランド。
電子レンジや食洗機も使える、日常生活に寄り添ったプロダクトです。
波佐見焼の特徴であるマットな肌触りと硬さに加え、素朴な印象の素材感を生かしつつ、直線的なデザインと独特な色合いがデザインされています。
色は黒、グロスグレーまたはクリア、ナチュラル(サンドベージュ)の3色展開で、シックでスタイリッシュな面持ちです。
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琵琶湖に着想を得たモダンな食器「KIKOF」
KIKOFは、東京を拠点とする「KIGI」と、滋賀県信楽焼の職人集団「マザーレイクプロダクツ」が共同で立ち上げたプロダクトブランドです。
紙を折って作ったような八角形をデザインのベースにして直線的なフォルムを実現し、さらに紙のように薄い食器をつくり出しています。
釉薬に使う色は琵琶湖に映る色をイメージするなど、独特の世界観をもつテーブルウェアを展開しています。
シンプルでシンメトリーなデザインの食器類は、軽くて使いやすいため、さまざまなスタイルや料理にも合わせやすいでしょう。
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熟練の職人しかできない技術でつくるグラス「スガハラ」
スガハラは1932年創業の、千葉県を拠点とするガラスメーカー。
吹きガラスの伝統工芸士を含む職人が作り出すプロダクトは、シンプルなものから個性的なデザインまで、さまざまなタイプを生産しています。
ロングセラーのグラス「デュオ」は、熟練の職人しかできない2層のガラスを重ねる製法でつくられており、独特の“ゆらぎ”の表情が楽しめます。
ほかにも、表面にさまざまなカッティングがほどこされたグラスやプレートがあり、食卓を華やかに彩ります。
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日本のグッドデザインのパイオニア「柳宗理」
日本を代表する工業デザイナー、柳宗理が手がけたテーブルウェアは、シンプルかつ日常生活に寄り添うデザインが特徴です。
- ミニマムでオフホワイトの色合いが特徴の「ボーンチャイナ」シリーズ
- 青の呉須紋がポイントの「和食器」シリーズ
- 黒や黄味がかったぽってりとした肌合いの「出西窯ディレクション」シリーズ
- フォルムが美しい「柳漆椀」
などが、生産し続けられています。
長く使い続けられることをコンセプトにした柳宗理のプロダクトは、戦後のグッドデザイン運動の先駆けとなりました。
北欧食器で毎日の食卓をおしゃれに楽しもう!
ここまで、北欧食器のおすすめブランド22選を紹介してきました。
いつものお料理も食器が変わるだけで、違った雰囲気を楽しめるもの。
北欧食器は実用的につくられているため、日々の食卓に取り入れやすいのが魅力です。
お気に入りの北欧食器を手に入れて、おしゃれな食卓を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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モノトーンで手書きの細かい文様が書き込まれた「シイルトラプータルハ」シリーズも使いやすく、おすすめです。