PH 2/1 ペンダントは北欧家具のなかでも人気がある照明。
機能的でクラシカルな美しさがあり、雑誌やテレビなどで見たことがある人も多いでしょう。
発売から60年以上経った現在でも世界中でヒットし続け、カフェやレストラン、おしゃれな雑貨屋さんなどで使われています。
乳白色のガラスで作られた3枚シェードは高級感あふれるフォルムです。
この記事では時代を超えて愛されているPH 2/1 ペンダントについて紹介します。
目次
PH 2/1 ペンダントとは?
PH 2/1 ペンダントはデンマークの照明器具メーカー「Louis Poulsen(ルイス・ポールセン)」から販売されているペンダントライトです。
デザイナーはポール・ヘニングセン。
1925年から1926年にかけて作られ、一度販売が終了したのちに1998年にリデザインされ復刻発売されました。
名前の「PH」はデザイナーのポール・ヘニングセンの頭文字です。
3枚シェードのPHランプのなかで最小サイズ
PH 2/1 ペンダントは直径20cmで、現在販売されている3枚シェードのPHランプのなかで最小サイズとなっています。
大きすぎず主張し過ぎないサイズのため、テーブルやカウンターなどの上に複数吊り下げて使うのにピッタリです。
また低い位置に吊り下げたときに邪魔にならないコンパクトなサイズ感で、限られたスペースを広く見せる方法としても有効に使えます。
眩しさを感じることのない、計算し尽くされたやさしい光
PH 2/1 ペンダントは発売当時、白熱電球が使われていましたが、現在はLEDに対応しています。
シェードはフロスト加工が施されたきめの細かい乳白色のため、眩しさを感じず気持ちのよい光が手元にまんべんなく当たるように考えられています。
「夏のやわらかなスカンディナヴィアの光を、暗い冬にも反映させたい」との考えでデザインされました。
また巻貝のカーブを応用した「対数螺旋」と呼ばれる形のシェード。
内側で光が一度反射することで、やわらかなライトに変貌します。
とはいえ一般的な照明よりも明るく感じられ、たとえば読書をしたり料理をおいしく見せたりと、さまざまなシーンで活躍するでしょう。
クラシカルで格調高いフォルム
PH 2/1 ペンダントのシェードは機能を追求した形でありながら、洗練された優雅なフォルムを描いているのが魅力です。
灯りを点けたときも消したときも古典的な美しさを放つデザイン性で、世界中の人たちから現在に至るまで長く愛され続けています。
シェードの色は乳白色のみですが、ソケットカバーは伝統的なシルヴァー・クロームのほか、2017年からブラック・メタライズド、2019年からは真鍮メタライズド仕上げが加わり3色から選べるようになりました。
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PH 2/1 ペンダントの導入事例を紹介
ここからは、北欧デザインのおしゃれなライト、PH 2/1 ペンダントの導入事例を紹介します。
購入を検討されている方は、ぜひ導入イメージの参考にしてみてください。
小さなダイニングテーブルに温もりの灯りを
シンプルで温かみのある灯りが特徴的なPH 2/1 ペンダントは、小さなダイニングテーブルに低くセッティングするのがおすすめ。
お気に入りの食器や雑貨と合わせてコーディネートすれば、より過ごしやすい空間にアップデートできます。
やわらかく明るい光で周囲を照らしてくれるので、テーブルに並んだ料理をよりおいしく見せてくれるはず。
食後にコーヒーやお酒を飲みながらゆっくりと過ごす時間を彩ってくれそうですね。
化粧台や作業スペースを照らす光源として
寝室のキャビネットや鏡付きの化粧台、書斎のワークスペースなど、少し手元を照らしたいときの光源としても活用できます。
吊り紐の位置や長さは自由に調節できるので、過ごし方にあわせてほどよい光源を確保できるのが魅力。
あえて壁の近くから吊るして、映し出される光の陰影を楽しむのもありです。
小さめの収納棚やデスクの近くにも設置しやすく、インテリアの自由度が高いのもポイントです。
温もりあふれる光はソファスペースの灯りにも最適
ソファの横にテーブルを置いて、PH 2/1 ペンダントを吊り下げるのもおすすめ。
おしゃれな形のペンダントライトを配置するだけで、北欧モダンな雰囲気に様変わりします。
パーソナルスペースとして癒しの空間にしたいなら、あえて近くの光源をペンダントライトのみにするのもいいでしょう。
明るすぎず、暗すぎないほのかな灯りは、夜のリラックスタイムを良質なひとときにしてくれます。
読書をしたり、日記を書いたりと、趣味の時間も手元を明るく照らしてくれるPH 2/1 ペンダントで贅沢な時間を過ごしましょう。
大きなダイニングには2つ並べて
大家族のダイニングテーブルに大きな照明を1つ付けると、端のほうがどうしても暗くなりがちですね。
小さなPH 2/1 ペンダントを2つ並べれば、どの席に座っても明るく手元を照らしてくれます。
2つ並んだPH 2/1 ペンダントは明るいだけでなく、その存在感は部屋を洗練された印象に変える実力を持っていますよ。
複数並べればおしゃれで洗練されたキッチン空間に
横に長いキッチンには、PH 2/1 ペンダントを並べて吊るすコーディネートもおすすめです。
淡い光を分散させることで、より自然でやさしい光が届きます。
火を使うコンロの近くでは高めに、まな板を使う作業台の上は低めにするなど、調理スタイルに応じて高さを変えれば、見た目もおしゃれで機能的なキッチン空間が完成します。
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TIMBER YARDが手掛けたPH 2/1 ペンダントの導入事例
どんなお部屋にも合わせやすいPH 2/1 ペンダントは、TIMBER YARDでも数多くの導入事例があります。
今回はTIMBER YARDの家づくりとセットで提案した導入事例を3つ紹介します。
ダイニングテーブルに2灯吊りして上品な空間に
こちらはダクトレールを採用し、PH 2/1 ペンダントを2灯吊りで設置した事例。
北欧家具との相性が良く、ダイニングテーブル、チェアと合わせてモダンな雰囲気にコーディネートしています。
日当たりの良い方角と場所を選んで広々としたリビングダイニングを設計し、大きな掃き出し窓と天窓を組み合わせることで、いつも自然光が降り注ぐ心地よい空間を演出しました。
昼間は十分な採光を確保できるため、キッチン・ダイニングの照明はあえて少なめに。
夜はPH 2/1 ペンダントがほのかに食卓を照らすムードあふれる時間を楽しめます。
棚の上のインテリアを照らす照明として
こちらは収納棚の近くに雑貨や壁掛け時計を配置して、スポットを照らすように配置した事例です。
棚の上に置いたインテリア雑貨に光が当たるように調整することで、視界に入るだけでほっと一息つける心地よい空間を演出。
壁もインテリアの一部と捉えてバランスを整えているので、壁に投影された光の枠すらも美しく映えています。
シンプルなのにどこか奥深さを感じさせる、飽きのこない空間づくりに成功しました。
おしゃれな独立洗面台の引き立て役に
TIMBER YARDこだわりの造作洗面台と組み合わせてコーディネートした導入事例もあります。
こちらのケースでは、PH 2/1 ペンダントの吊り下げ位置を少し高めにして、洗面台スペース全体に光が届くようにバランスを調整。
手洗いや身だしなみの確認など、実際の生活シーンを考慮しつつ照明を含むインテリアの配置を決めています。
使い心地を追求した自分好みの造作洗面台なら、毎日鏡に向かうのがより楽しくなるもの。
おしゃれな空間を引き立ててくれるPH 2/1 ペンダントの特徴を活かしたコーディネートです。
PH 2/1 ペンダントで北欧らしい空間を実現してみよう
この記事では機能的でありながら、格調高いクラシカルな美しさのPH 2/1ペンダントについて紹介しました。
お店やオフィスだけではなく、ご家庭のダイニングやキッチンにもなじむ穏やかでグレア・フリーのライトです。
おうち時間が増えて家族と過ごすことが多くなった室内に、おしゃれな北欧照明をつけてソフトで明るい空間にしましょう。
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「2/1」は前の数字がトップシェードの大きさ直径20cmを表し、後ろの数字はミドル+下部シェードのサイズを示しています。