流木インテリアで簡単におしゃれな空間に!DIYアイデアも紹介

    SNSやインテリア雑誌で見かけるおしゃれな空間には、流木インテリアが映っていると感じたことはありませんか。

    流木インテリアは独特の雰囲気があるため、すてきな空間づくりのために取り入れたいと考える人もいるでしょう。

    そもそも流木インテリアは手作りできるのか、それとも買ってきた方がいいのかもわかりませんよね。

    今回は、流木インテリアの作り方と飾り方のアイデアを紹介します。

    流木インテリアをつくること自体はそれほど難しくなく、誰でも挑戦できます。

    おしゃれなインテリアコーディネートに、流木を加えてみましょう。

    流木インテリアとは

    流木インテリアとは、少し朽ちた木材に手を加えたインテリア雑貨を指します。

    経年劣化した木肌には、素朴さや自然そのものを感じさせるぬくもりがあり、独特な存在感が魅力です。

    流木を使ったインテリア雑貨は、おしゃれなインテリアショップや100円均一ショップ、ネットショップでも販売されており、さまざまな形や大きさのものが入手できます。

    流木はどこで手に入れる?

    流木とは、海岸や川辺など水辺に流れついた木材のことですが、住んでいる場所によっては手に入れられない人も多いでしょう。

    その場合、雑貨店やインテリアショップ、ホームセンターや100円ショップ、ネットショップで手に入れられます。

    すでに手が加えられて、すぐにインテリアとして飾れる商品もあれば、DIY用の流木のみで販売されている商品もあります。

    大きさやサイズ、価格もさまざまですが、初めてDIYする場合は、小さめのサイズで安価なものを選ぶことでより気軽に挑戦できますよ。

    流木探しのコツ

    DIYが初めての人が加工しやすい流木探しのコツは、長さや太さがある程度そろっているもの、または平らな板状のものを探すことです。

    だんご

    海岸や川辺の近くに住んでいる人は、台風や大雨などの後に流木の漂着が増えるため、天気がよくなったら探しに行ってみましょう。

    実際に探してみると、理想のものを見つけるのはなかなか難しいでしょう。

    しかし、もともと味のある形が魅力であるため、自由な感性で集めてみてください。

    流木インテリアを作る前に

    ここでは、流木を拾い集めてインテリアとして活用するための下処理について解説します。

    しっかり処理することで、流木がおしゃれなインテリア雑貨として生まれ変わります。

    流木を洗浄する

    流木をタワシやブラシを使って、しっかり水洗いしましょう。

    砂や土のほか、虫やカビなどを取り除いてください。

    その際、表皮が残っているとはがれ落ちるため、ある程度はがしてしまいましょう。

    くぼみの中や洗いにくい場所は、水の中にしばらくつけておくと汚れが取り除きやすくなります。

    流木のアク抜きをする

    流木の見えない場所に虫がいる可能性があるため、必ずアク抜きしましょう。

    代表的な方法は3つあるため、やりやすい方法を選択してください。

    水につける

    流木が完全につかる程度の水が入る容器に、長期間沈める方法があります。

    浮いてきてしまう場合は、石などで重しをして完全に沈めます。

    数日後に濁った水を取り替え、水が濁らなくなるまで繰り返し水を取り替えましょう。

    1ヶ月程度は水にひたしておくのがおすすめです。

    煮沸する

    流木がすっぽり入るサイズのアク抜き専用鍋を用意し、熱湯で煮沸していきます。

    お湯が濁ってくるため、何度も水を入れ替えて煮沸し続けます。

    水が濁らなくなるまで続けましょう。

    濁らなくなったらそのまま置いて冷やし、熱がなくなったら流木を取り出してください。

    アク抜き剤を使う

    流木が完全に水につかるサイズの容器を用意し、水と流木とアク抜き剤を入れます。

    説明書がついているので内容をよく読み、指示通りに作業しましょう。

    基本的には他の方法と同じように、汚れで濁った水がきれいな水になるまで入れ替え続けます。

    アク抜き剤の種類によってつけておく期間が違いますが、3日程度のものが多いようです。

    最後に水ですすぎ、アク抜き剤を落とします。

    流木を天日干しする

    アク抜きが終わったら、天日干しで乾燥させます。

    十分乾燥していないと、部屋に飾った状態で腐ったり虫がついたりするため、しっかり乾かしましょう。

    季節にもよりますが、1週間以上は屋外で干します。

    ネットに入れて吊るしたり、高低差をつけて並べたり、なるべく流木全体が空気に触れるような干し方をしましょう。

    流木を研磨する

    天日干しが終われば加工を開始できますが、サンドペーパーを使って木肌をなめらかにすると、木肌がシャープな印象に変貌します。

    また、ラッカーやウッドオイルを塗布すると、おしゃれな雰囲気を持たせられるでしょう。

    流木インテリアのDIYアイデア

    流木を使ったインテリア

    ここでは、流木インテリアを自分で作るときのアイデアを紹介します。

    どれも簡単に作れるものなので、挑戦してみてください。

    飾り棚

    手に入れた流木の中に板状の流木があれば、飾り棚を作ってみてはいかがでしょうか。

    板状の流木をコの字型につなぎ合わせます。

    ネジやクギを使うと、しっかりとした頑丈なものができます。

    そのままでも使えますが、装飾として流木らしい曲がった枝を手前と奥に留めてもいいでしょう。

    だんご

    飾るものは、写真やエアープランツなど、できるだけ軽いものがおすすめです。

    簡単な流木ラダー

    ラダーとは、ハシゴ状のインテリアのことです。

    短い流木5本を縦に並べて、麻ひもで両側を結び付けていきます。

    麻ひもを通す穴を開ける方法でもいいでしょう。

    最後に上下で麻ひもを結べばでき上がりです。

    簡単にできるので、小さな子どもでも手軽に作れます。

    大きめラダーラック

    さらに大きなラダーを作る方法を紹介します。

    長い流木2本を縦に並べ、短い流木を3本程度等間隔でつなぎ合わせます。

    つなぐ方法は、裏側からクギを打つか、麻ひもなどで結び付けて完成です。

    壁に吊り下げられるように縦の流木に麻ひもを結びつけても、そのまま壁に立てかけてもいいでしょう。

    流木ハンガー

    流木ハンガーは、長い流木の両側に太めのヒモを結び、壁や天井から吊り下げて使います。

    ドライフラワーや植物の鉢をいくつもぶら下げたり、フックをつけておいて帽子やファッション小物を飾ったりしてもおしゃれな空間ができあがります。

    ガーランド

    ガーランドとは、短い流木を10〜20本ほど使う吊り下げる形状のオブジェです。

    作る際はまず、短い流木それぞれの中心に麻ひもが入る程度の穴を開けてください。

    その後、すべての流木に1本の麻ひもを通していきます。

    麻ひもの端に流木を結び付けて、吊り下げれば完成です。

    使う流木の長さが異なると、リズムができて個性的なガーランドになるでしょう。

    長い順番に麻ひもを通すと、ツリーのような形になります。

    流木と相性の良いインテリア

    ここでは、流木をオブジェとして飾る際に、相性の良いインテリア雑貨を紹介します。

    照明器具

    流木に照明の光が当たると陰影ができて、幻想的な雰囲気を簡単に演出できます。

    小さめのペンダントライトのコードをいくつか流木に巻き付けるだけで、オリジナルのインテリア照明ができます。

    流木ハンガーにキャンドルライトを吊るしたり、イルミネーション用の星形やボールの飾りを巻きつけたり、流木のあたたかみと照明のやわらかい光がマッチすることで、すてきな空間を生み出せます。

    デザインフォト

    流木のあたたかみは写真との相性も抜群です。

    小さな流木ハンガーにクリップをつければ、簡単に写真が飾れます。

    だんご

    家族の写真でもデザインフォトでもおしゃれに飾れますが、色味やテーマを合わせたものを選ぶと、さらにランクアップしたインテリアとなるでしょう。

    アイアン雑貨

    流木のナチュラルさと無機質なアイアンと合わせると、スタイリッシュな雰囲気が出せます。

    例えば流木ハンガーに吊るすものを、チェーンやアイアン素材が使われた雑貨を選んだり、流木を引っ掛けるフックをアイアン素材にしたりすれば簡単に雰囲気が変わります。

    オリジナルの取り入れ方を考えてみてはいかがでしょうか。

    さまざまな植物

    流木と植物は同じ自然素材のため、相性は抜群です。

    観葉植物やドライフラワー、フェイクグリーンでもおしゃれに飾れます。

    ナチュラルな雰囲気を出したいなら、少し薄いグリーンの葉や、アースカラーのドライフラワーを合わせるといいでしょう。

    スタイリッシュにする場合は、エアープランツや葉の色が濃い植物、色あせたドライフラワーなどを飾るとシャープな印象になります。

    ドリームキャッチャー

    ドリームキャッチャーはカナダ先住民に伝わるお守りで、クモの巣のように糸を張った装飾品です。

    流木との相性がよく、流木ハンガーやラダーラックに市販のものをそのまま飾るだけでも、北アメリカのワイルドな風情が演出できますよ。

    DIY上級者なら、流木を使ったドリームキャッチャーを作ってみるのも良いでしょう。

    毛糸やロープ

    毛糸やロープなどのナチュラルな素材は、流木に飾るだけで可愛らしいインテリアになるでしょう。

    マクラメ編みのタペストリーや、毛糸で作られた雑貨を飾りつけると、おしゃれなインテリアショップのような雰囲気を楽しめます。

    流木インテリアでおしゃれな空間づくりに挑戦してみよう

    今回は、流木インテリアの作り方と飾り方のアイデアなどを解説してきました。

    流木は海や川などで漂着したもののため、大自然を感じさせる、おおらかな存在感が魅力です。

    雑貨の作り方や飾る方法は初心者でも簡単にできるので、流木インテリアに挑戦してみてください。