今年もハンス J. ウェグナーの誕生日を記念して、限定記念モデルのCH24が期間限定で発売されます。
今回のYチェア限定記念モデル2021の仕様は、銘木マホガニー(サペリ材)のレッドブラウンの色調が鮮やかにより強調される光沢のあるクリアハイグロス塗装で仕上げられています。品のある色合いと美しい木目が特徴のマホガニーは、1600年ごろから家具の材料として用いられてきました。
Yチェア限定記念モデルには、ハンス J.ウェグナーのサインと誕生日が刻印された真鍮製のプレートがフレームの裏面に装着されるほか、限定品を証明する証明書が付帯されています。
バースデイスペシャルエディションの販売期間は7日間となっております。
CH24|MAHOGANY HIGH GLOSS LACQUER
W550×D510×H760 [SH=450mm] ¥130,900 税込
ハンス J.ウェグナー |1914 – 2007
デンマークデザイン界において、最も創造性と独創性に溢れたデザイナーと言えるのが、ハンス J. ウェグナー 。椅子の巨匠として知られ、500脚以上の椅子をデザインしています。そしてその多くが現在名作として、国際的に高い評価を受けています。
「デニッシュモダンと言われるあの独特のスタイルはどのように作られたのか」と、デンマーク国外の 人々から頻繁に聞かれていたウェグナー。デザイン界の大きな流れとなった、デニッシュモダンを牽引したデザイナーの一人としてウェグナーは、これに対しこう答えたことがあります。
「デザインをより純粋なものにしていくプロセスによって作られたのだと思います。私にとってそれは、よりシンプルにしていく作業。4本の脚、座面、背、アーム、そしてそれをつなぐフレームというように、必要最小限なところまで、無駄をそぎ落とすということなのです。」
シンプルな美と機能性を追求し、その家具の核となるもの、その家具の本質ともいえるべきものを露わにしていく。これが、ウェグナーが後世に遺した最も大きな功績と言えます。
ハンス J. ウェグナーは、1914年に靴職人を父にデンマークとドイツの国境の町、トゥナーに生まれました。家具職人 H.Fスタルベアーグの元で家具を学び、17歳で家具職人の資格を取得。3年後コペンハーゲンに移り、1936年から1938年まで工芸スクールに在籍した後、デザイナーとしての活動を開始しました。