「たそがれどきの巨人たち」フランス・ランティング

NATIONAL GEOGRAPHIC

ナショナル ジオグラフィック写真展「美しき地球」

NATIONAL GEOGRAPHIC Photo Exhibition 2017 "Beautiful Earth" at TIMBER YARD

2017/12/7 thu - 12/26 tue at TIMBER YARD studio 11:00 - 18:30 (水曜定休)

ゆたかな暮らしと住まいを提案してきたTIMBER YARDで、この度ナショナル ジオグラフィック写真展を開催することとなりました。

世界には美しく心を打つような写真がたくさんあります。しかし、日本ではアートとしての写真を飾るという文化がまだ根付いていないように感じます。

本展では1枚1枚にストーリーの込められた写真をくつろぎの空間でご覧いただき、写真というアートをもっと身近に捉え、インテリアとしてご提案していきたいと私たちは考えています。

ナショナル ジオグラフィックとは

創刊から129年を迎える月刊誌『ナショナル ジオグラフィック』は、地球上のさまざまな事柄を綿密に取材した記事と各分野の第一線の写真家たちによるダイナミックな写真で読者に伝える世界的なビジュアルマガジンです。これまでに41のローカル版が創刊され、世界180ヵ国で840万人の読者に親しまれています。1995年に英語以外の、初の外国語版として発行された『ナショナル ジオグラフィック日本版』は、今年創刊22年を迎えました。

1888年の創刊以来、マチュピチュ遺跡の発掘調査や北大西洋に沈んだタイタニック号の発見など、調査研究・発掘プロジェクトを支援し、その成果を記録として雑誌を通じて世界に伝え続けてきました。

本展ではナショナル ジオグラフィックのフォトコレクションから、探検家の活動記録、大自然や野生動物の生態、そして人類の歴史文化などから「美しき地球」をテーマに選りすぐりの傑作写真を21点展示します。

世界最高峰の写真家たちが捉えた迫力あふれる写真を通して、美しい地球の姿をご覧いただくことにより、この地球の素晴らしさを改めて実感していただく機会となれば幸いです。

「アフガン難民の少女」スティーブ・マッカリー

ナショナル ジオグラフィック 日本版

ここでしか買えない!ナショナル ジオグラフィックの写真特別販売

会期中、展示写真の販売を実施いたします。プリントはすべて、富士フイルムが運営するプロラボサービス「クリエイト」による銀塩プリント(高精細印刷)です。木製またはアルミ製のフレーム付で、ご家庭をはじめ店舗やオフィスでの展示に最適です。ナショナル ジオグラフィックの写真が販売される特別な機会!是非この機会にお求めください。

なお、会場ではご予約の受け付けのみとなり、商品は後日発送致します。お届けは、ご注文状況に応じて2017年12月末頃と2018年1月末頃を予定しています。

  • ※価格等、詳しくはお電話にてお問合せください。(TEL:043-242-1980)
  • ※会場では書籍「地球の真実」ほか、関連書籍等の販売も行います。
サイズ
A0、A1、A2、A4
A0、A1サイズご購入の方には、ナショナル ジオグラフィック 日本版定期購読(1年分)をプレゼント!
フレーム
木製、またはアルミ製(はめ込み式・入替不可)
写真
展示の作品全21点

展示作品(一部紹介)

  • 「朝日が描く絵画」フランス・ランティング
  • 「アフガン難民の少女」スティーブ・マッカリー
  • 「決定的瞬間」クリスチャン・ツィーグラー
  • 「ホッキョクオオカミ」ジム・ブランデンバーグ
  • 「空と海、アカエイと雲」デビッド・デュビレ
  • 「洋梨とクレムリン」サム・エイベル
  • 「光の軌跡」ブルース・デール

ナショナル ジオグラフィックの編集者による ギャラリートーク

ナショナル ジオグラフィックの編集者をお招きし、展示作品の解説、ナショジオ写真の魅力についてのトークショーを開催いたします。数々の写真を知り尽くした編集者の方のお話を聞くことのできる貴重な機会。是非この機会に足をお運びください。

開催日時
12/10(日)11:00~12:00
12/23(土)16:00~17:00
定員
毎回20名
参加費
1,000円(税込) プレゼント付き
ご予約方法
当店HP予約フォームから、またはお電話やメールにてご予約ください。
  • ※予約受付締切…開催日前日
  • ※お申し込みは先着順となります。予めご了承ください。

Interview

写真展開催直前インタビュー「写真の楽しみ方をナショジオに聞く」

ナショナル ジオグラフィック日本版編集者の尾崎さん(写真右)と葛西さん(写真左)

清水
TIMBER YARD
尾崎さん・葛西さん
日経ナショナル ジオグラフィック社 書籍編集部様

── 第1回 ナショジオの写真は難しくない?

清水

今回、ナショナル ジオグラフィック写真展をTIMBER YARDで行うこととなり、私自身とても楽しみです。そもそも一般的なギャラリーではなく、TIMBER YARDで写真展を行うことになった経緯をお話ししたいと思います。きっかけは今年の夏に開催した井上浩輝さんの写真展でしたね。

葛西さん

そうですね。その時にTIMBER YARDさんへ初めて伺いました。とても心地よい空間だと感じて、この場にナショジオの写真が飾ってあったらどうだろうと、想像してみたんです。

尾崎さん

その話を聞いて、僕も会場にお邪魔しましたが、すごく良いなぁと思いました。今度ナショジオの写真を飾ってみたらどうでしょうと雑談的な感じでご相談したところから、今回の写真展のお話が始まっていきました。

清水

前回の写真展が写真を買える場であったという点も、今回の写真展を開催する理由になったのでしょうか?

尾崎さん

ナショジオのイメージって、皆さん色々お持ちなんですね。自然とか動物であったりとか、世界のいろんな面白いことを取り上げてますよねと言われたりとか。それぞれのイメージを持たれているんです。でもその中でひとつ皆さん共通しておっしゃるのが、写真が綺麗ということなんですね。それは中にいる僕らも思っていて、写真が本当に綺麗なんですよ。その写真の背景に悲しいストーリーがあったとしても、それでも写真としてはとても綺麗で美しいんです。

絵画を飾っている家は結構あると思うんですけど、クオリティーの高い写真は絵画にまけないくらい気持ちが良いです。今までギャラリーと呼ばれるような場所では写真展を何回も開催してきたんですが、飾るということに特化して写真を見せることはなかったんです。家具屋さんは自分の家のインテリアをつくるという意識で訪れる場所だから、そういう眼で今回展示する写真を見るとまた違った気持ちで写真を見られるんじゃないかなって思うんです。

清水

家具と一緒に見せることで、実際に飾ることを想像できますよね。

尾崎さん

そうなんです。そのインテリア感っていうのがぴったりじゃないかなと思って。

葛西さん

ナショジオの写真展というと、世の中のことを知ろうとか、写真を勉強しようとか、そういう何らかの“学ぶ”意識を持っていらっしゃる方が多いと思うんです。でも、TIMBER YARDさんみたいな場所だと、写真がインテリアになるんですよね。写真がすごく身近なものになるし、垣根も下がる。写真への向き合い方が“学ぶべき対象”というものから“好きなものを選ぶ対象”に転換するというのは、新しいナショジオの写真の見せ方になると思いました。いつもと違う、くつろぎのある場所でやるというのは、見る人の意識も全く変わるんじゃないでしょうか。

清水

写真が“学ぶべき対象”という風に捉えられていることは、普段から感じられているのでしょうか?

葛西さん

写真を飾ることは、まだそれほど身近ではないと思います。写真自体の歴史も絵画や書に比べればまだ浅いですし、アート作品としても手を出しづらいという認識なのではないでしょうか。パソコンやスマホの壁紙のように、お気に入りの写真を気軽に飾って鑑賞するという習慣があってもいいですよね。

尾崎さん

本当にいい写真って、見ているだけでリアルな体験ができますからね。

葛西さん

ナショジオの写真はストーリーのある写真だというのも大きいと思います。記事やテーマ、あるいはメッセージを、その一枚で伝えられる写真なんです。だから一枚だけを取り出しても当然そこにストーリーを感じられるはずです。写真が語るものが豊かということは、鑑賞の仕方も豊かであるということだと思います。

清水

私もそれは前回開催した写真展で会場に立っていて、とても感じましたね。同じ写真を見ても、お客様によって違うように捉えていたり。逆に、皆さん同じように感じる写真もあったり。面白かったですね。

葛西さん

まずは好きな一枚を見つけていただけると嬉しく思います。

── 第2回 ナショジオ写真はどうやって撮られている?

清水

前回のインタビューでナショジオの写真には1枚1枚にストーリーがあるというお話がありました。素晴らしい写真はどうやって生み出されているのでしょうか?

尾崎さん

スマホなどの普及で、今は多くの方が気軽に写真を撮りますよね。カメラの性能も良くなっているので、いい写真が撮れるようになってきていると思います。しかし、そうなった今でも、ナショジオの写真が人を惹きつける理由の一つは、大変な手間と時間をかけているからなんです。

かつて米ナショジオ誌の写真部の人が語っていたんですが、雑誌の場合、特集1つにつき10枚くらいの写真が載るんですが、その写真を選ぶために写真家さんはひとつのテーマで大体2万枚から6万枚くらいの写真を撮るようです。その写真の中から編集者が50枚くらいに厳選して、そこからフォトストーリーを作り、最終的に10枚くらいに絞っていくといいます。それだけの写真から選び抜かれたという厳選感が、ナショジオの写真にはあるんですね。

清水

1枚の写真のために、想像以上の時間がかかっていることに驚きました。今回の写真展で展示の作品のなかにも、そういった写真があるのでしょうか?

尾崎さん

たとえば、クリスチャン・ツィーグラーの「決定的瞬間」という写真だと、ハチドリがここの花に来るだろうと予測し、そのときの構図まで決めて撮られているんです。ストロボを6つ用意して、2つは花、2つは背景、2つはハチドリが来るだろうという場所にセットして、飛びながら蜜を吸う姿を撮れるまで2週間かかったそうですね。

「決定的瞬間」クリスチャン・ツィーグラー

また、めったに姿を現さない動物を捉えた「ヒマラヤのユキヒョウ」という写真では、撮影者のスティーブ・ウィンターが獣道が交差する場所に自動でシャッターが切られる装置を設置して、ユキヒョウを待ち構えるんです。ずっとそこに待機することはできないので3週間ごとに撮れているか確認しに行くんですが、なかなか撮れず、3ヵ月後にやっと撮れた!となったそうです。1枚の写真を撮るためにそれくらい時間がかかるんですね。そうやって撮ったたくさんの作品から実際に使用する写真を選んでいくんです。

「ヒマラヤのユキヒョウ」スティーブ・ウィンター

清水

撮影者の強い思いがあるからこそ、特別な一枚が生まれるんですね。ナショジオの写真にはどうやって撮ったのだろうと考えてしまう写真も多くありますよね。

尾崎さん

ティム・レイマンの「極楽鳥」は、どうやって撮っているのか不思議ですよね。極楽鳥は正式にはフウチョウ、英語ではBird of Paradiseと呼ばれていて、文字通り楽園を感じさせる鳥です。39種類いるらしいのですが、どれも変わった装飾を付けていたり、踊ったりする種類もいて、とても魅力的な鳥なんです。

もともと鳥類学者であるティム・レイマンは、そのフウチョウがこの木の場所に来ると判断しました。しかしいつ来てくれるかは分からないので、彼は木にカメラを隠しておくんです。

「極楽鳥」ティム・レイマン

葛西さん

それで、隣の木に身を隠す場所を作るんですよ。様子を確認できるモニターを設置して、フウチョウが来たらシャッターを押すんです。

尾崎さん

ひたすら待って撮るんですよね。ティム・レイマンの写真集が出たときに彼のお気に入りの写真を聞いたんですが、即答でこの1枚を挙げていましたね。この写真が撮れたときは本当に嬉しかっただろうと思います。

清水

今はカメラの性能も良くなっていますが、まさにこういった写真はどれだけカメラが良くなっても撮れないですね。

尾崎さん

普通の人ではいけない場所で撮影する写真家もいます。カーステン・ペーターは、探検が好きなのか、火山や洞窟といった危険なところによく行くんですよね。今回展示する、「世界最大の結晶洞窟」がまさにその代表です。

「世界最大の結晶洞窟」カーステン・ペーター

葛西さん

彼が行く場所は技術がないと行けないところなんです。本人が関心を持っているということはもちろんですが、そこへ行くことができる技術を持っているから、こういった危険な地の撮影依頼があるんだと思います。

尾崎さん

ジョージ・スタインメッツの「湿原をゆく」という写真も撮影手法が面白いんです。最初は飛行機で撮っていたらしいんですが、飛行機だと速すぎて撮影が難しかった。

そこで、彼は乗り物を変えるんです。「湿原をゆく」は後ろにファンがついた大きいパラシュートのような乗り物に乗って撮影されました。今ではドローンがありますが、当時はこういった空からの写真は限られた乗り物に乗ることでしか撮れなかったんですよね。

「湿原をゆく」ジョージ・スタインメッツ

葛西さん

ナショジオではカメラ以外の機械を開発する専門部署もあって、技術的な支援を行っています。動物などを待ち構えて撮ったり、プラスアルファの道具を使って、写真家がいち早く新しい撮影方法を発明していくことに協力しているんです。それまで撮れなかった視点で撮るということを、ナショジオはずっと追求してきました。

尾崎さん

カメラがどんどん進化していく中で、写真家の価値が問われていくんだろうと思います。カメラの性能がどんなに進化しても色あせない写真とはどういうものか、今回の写真展で感じてもらえると嬉しいです。

次回、12/5(火)更新予定!

水曜定休(祝日を除く)

ナショナル ジオグラフィック写真展「美しき地球」

  • 会場:TIMBER YARD 〒261-0002 千葉市美浜区新港117[ MAP ]
  • 会期:2017年12月7日(木) - 12月26日(火)
  • 時間:11:00-18:30
  • 定休:水曜日(祝日を除く)
  • TEL:043-242-1980 / 定休日 水曜日(祝日を除く) / 駐車場 20台
  • JR総武線快速 稲毛駅から海浜交通バス3番のりば(団地東・運輸支局経由 稲毛海岸駅行き)「団地東」下車、徒歩10分
  • JR京葉線 稲毛海岸駅から海浜交通バス3番のりば(運輸支局経由/高浜消防署経由/稲毛高校経由 稲毛駅行き)「団地東」下車、徒歩10分